エネルギー管理士のみんなのレビュー

(4件)

みつ
エネ管資格の実態

2024年06月26日
元々、学生時代に機械工学を専攻していたこともありエネ管の前身である「熱管理士」の認定研修
を受けにいったのが資格取得のきっかけでした。この認定研修で不合格となってから資格自体の存在すら
忘れていた頃(5年以上経っていたと思います)、たまたま出張先から帰宅途中の書店で目にしたのが
「エネ菅」の本でした。
かつて研修を受講した熱管理士がエネルギー管理士となったことを、その時初めて知りました。
それからというもの、もう一度頑張ってみようと思い、独学と自腹でなんとか国家試験に合格しました。
(熱分野です。)
なお、一応、当時勤めていた会社からは資格奨励金というものを申請して頂きました。
ただ、苦労して取った割には、現実は甘くなかったです。
電力会社やガス会社などは、この資格の必要性は高いと思うのですが、私が勤めている、電機メーカのような
一般的な製造業では、全くもってこの資格の重要性を感じることはないのですが、皆さんはどう思いますか?

現在、勤めている会社も第1種特定事業者としての認定をうけているので、将来的にはエネ菅として保全の
実務も行いたいと人事に相談したこともありました。
しかしながら帰ってきた答えは
「エネ菅は保全業務の一環でしかなく、人手は足りているから」
とあっさり断られてしまいました。
何となく、分かってはいたものの、何ともやるせない気持ちでしたね。
現実問題として、電力会社やガス供給会社といったインフラ系以外の製造業では、この資格は「必要ない」と
言わざるを得ない実態です。
理由は実際の業務に、資格試験で勉強した高度な専門知識は全く持って必要としないからです。(電気も熱も)
簡単な「法規」と改正内容だけ頭にいれておけば、十分です。
この実態を知ると、私の会社の様に、一般の製造業における1種指定工場においても、本当にエネルギー管理士を配置する必要性があるのかと。エネルギー管理員で十分ではと思う始末。
もちろん、省エネ活動を行うのは、業種問わず、会社全体で行うことは賛成ですし、大切なことです。
ただ、国家資格にも適材適所はあると思います。
改正法では、申請すれば「エネ菅業務の受託も可」となっておりますが、それこそ、とってつけたような
対処内容です。必要な所に有資格者を配置すればいいことではないでしょうか。
こういうことをやっているから、いつまでたっても、「役人のやることは」と国民に見られるのでは
と思うのですがいかがでしょう。

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ゆうと
『国家資格』認定研修で取りました!

2023年10月10日
電力会社に勤務しており、将来の昇進のために資格取得を考えていました。役職に就く人の多くは本資格を持っており、エネルギー管理士として活躍しています。(省エネ法により、エネルギー管理士を選任しないといけない事業場があるため、本資格を持っていて、役職がある人は重宝されます。)

国家試験はマークシートなのですが、『国家資格』認定研修は全て記述です。計算の途中式も採点に影響があるため、しっかり書くように指示を受けます。
(個人的には記述による部分点で合格させていただいたと思っています。)

数十年前に受けた先輩方の話では、研修で行われる講習を聞いていれば、試験に出るところを教えてくれるため簡単に合格できるの話だったため、あまり勉強はしなかったですが、いざ、講習が始まると本当に授業をされます。先生によってはここが大事と暗に出題されることを教えてくれますが、基本的には、6日間みっちり授業を行い、7日目に試験を行う日程です。そのため、講習のみを聞いて合格できる方は多くないと思います。私含め、講習中に国家試験の過去問を講習中に解いている人がたくさんいました。

おすすめの受験方法はある程度国家試験の過去問を解けるようにした状態(目標6?8割正解)で、講習を受けると合格できると思います。
それでも国家試験を受験するよりは簡単に取得できるため、本資格が欲しい方はぜひ『国家資格』認定研修も視野に入れてみてください。
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エナジー
最低限学力保証的な...

2022年06月10日
エネルギーの仕事で必要と言うよりは
持っていると、最低限の学力や能力を持っているという
保証での意味合いが強い

もちろん、大学で学んでいれば普通に合格できるレベルなので
持っていて困ることはない。
あと、転職時にも書けるし、最近はカーボンニュートラルの取り組みで
各大企業もこれらの人材を育成しつつある。

でも、正直資格無くてもいいし、しかし、持っていれば最低限のレベルは出来るんだね程度
国立大卒の最低限の学力保証的な意味合いが強い。
持ってれば、若干高度な仕事任せても良いかぐらい。
その後は本人次第
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A
電験2.5種

2021年03月20日
うちの会社には第一種エネルギー管理指定工場等はあるが、エネルギー管理者は既にいる(現場系につき、電験三種と合わせて持っている)。これだけならエネルギー管理士試験(電気)を受ける動機は乏しい。しかし、省エネ活動は優先度が高くないし、無資格ならなめられる傾向がある。また、私は現場系でないため、電験三種を受けても仕方ない。そこで「省エネ活動を軌道に乗せるのに必要な点はどこか」を考え「ど素人ではない」ことを示すため、この試験を受ける必要があった。現職での省エネ活動が実務経験とできることもあった。

この試験は合格率が比較的高く、なんとかなるのではと考えたのが甘かった。電験三種合格者が二種へステップアップする合間に受験することが多いことを知ったのは後になってから。幸いに、ツールとしての数学の使い方を思い出せたのは幸運だった(特に課目II及びIVで)。電気であれば、電験三種を持って電気系実務に慣れているか、数学が苦手でないか、のいずれかが必要と思う。

免状持ちとなったので、工場内での省エネ活動に意見することを試みる予定。
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