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高圧ガス移動監視者

タンクローリーやトラックなどの車両で、規定量以上の高圧ガスを積んで移動する場合には、高圧ガス移動監視者の資格を持つ人の同乗が必要になります。対象のガスは、可燃性ガス・酸素、毒性ガス、特殊高圧ガス、液化石油ガスですが、液化石油ガス限定の区分も用意されています。年4回開講の講習に参加して修了し、検定試験に合格することで資格を得ることができます。

資格詳細
家庭用のエアコン、工業用・医療用の業務機器などに活用されている高圧ガスは、私たちの生活や社会に必要不可欠なエネルギー源のひとつです。可燃性ガス、LPガスなどの取り扱いを誤ると、甚大な事故につながるため、高圧ガスを扱う者は「高圧ガス保安法」が定める資格を保有していることが必要です。高圧ガスの種類はいろいろあり、使用する用途や目的により取り扱い方法も異なるため、専門の資格を取得していなければ、その業務に従事することができません。高圧ガス移動監視者とは、タンクローリーなどで、規定量以上の高圧ガスを運搬するために必要な資格です。本資格を取得するには、高圧ガス保安協会が実施する講習の受講が必要です。移動監視できる高圧ガスの種類により、「全ての高圧ガス」と「液化石油ガス」の講習があります。講習は全国約15ヵ所で年4回、2日間の日程で実施されており、講習を全て受講すると検定試験を受けられます。なお、液化石油ガスの講習は現在実施していません。年により変更がありますので、高圧ガス保安協会のHPで最新の情報をチェックしておきましょう。

活躍場所
ガス・エネルギー業界で高圧ガスの輸送に携わるドライバーとして活躍できます。高圧ガスの運搬に際しては、高圧ガス移動監視者が同乗することが義務づけられているため、求人は多い傾向があります。

収入と将来性
高圧ガス移動監視者の有資格者は、安定した収入を見込めるでしょう。平均年収は、一般の年収と同じかそれ以上です。資格手当が支給される場合もあり、待遇面で優遇されることが多い傾向があります。高圧ガスを扱う運送会社にとって、高圧ガス移動監視者は必要不可欠な存在です。また、高圧ガスの需要が将来的になくなることはないため、生活のインフラを支える職種として、今後も本資格を持っているドライバーへのニーズは高いといえるでしょう。ガスタンクローリーの運転手の仕事を視野に入れる場合、非常に有利です。

向いている人
高圧ガス移動監視者は、ガス・エネルギー業界で働きたい方、ドライバーの仕事をしていて、仕事の幅を広げ、年収をもっとアップさせたいという方におすすめの資格です。仕事をしながらでも取得することは可能で、受験するための条件などもありません。だれでも取得しやすい資格であることも本資格の魅力といえるでしょう。

取得方法
高圧ガス保安協会の講習を受講後、修了試験を受け合格すると資格が取得できます。講習は2日間実施され、3時間の「法令」の講義と、11時間の「学識と保安管理技術」の講義が行われます。試験は講習が終了したその日に受けるのではなく、別日程で実施されるため、その間に復習するようにしましょう。高圧ガス保安協会のHPに講習で使用するテキストが載っています。サイトからテキストを購入することも可能です。テキストに限らず、協会のHPには、講習や検定に関するさまざまな情報が記載されていますので、しっかり確認しておきましょう。試験時間は90分間で、20問出題されます。講習の内容を把握できていれば、十分合格できる試験です。また、講習では、講師が大事なポイントや試験に出題されやすい箇所を解説してくれますので、聞き漏らさないことが重要です。そのため、講習中に寝てしまったり、集中していなかったりすると、不合格になるかもしれません。講師が重要と指摘した箇所をマーキングして勉強していくことがポイントです。



高圧ガス移動監視者資格の難易度偏差値

移動監視者 移動監視者(液化石油ガス)
偏差値0 偏差値0
判定不能
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 高圧ガス移動監視者講習 修了
所轄・主催:
高圧ガス保安協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

高圧ガス移動監視者資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 キャリアアップ(良) 必置資格 横綱クラス 講習 通学

高圧ガス移動監視者試験概要

受験資格 不問
試験内容 講習修了後、試験に合格することで取得。

講習(14時間・液化石油ガスは12時間)
・法令(3時間)
・移動に必要な学識と保安管理技術(11時間・9時間)
合格率 88.5%
願書受付期間 講習日の約1カ月前まで
試験日程 4月上旬~中旬・8月下旬~9月上旬・11月中旬~12月上旬・1月中旬~2月上旬
(年4回:2日間)
受験地 北海道・宮城・茨城・千葉・東京・神奈川・新潟・富山・愛知・大阪・広島・香川・福岡・大分・沖縄
受験料
移動監視者:
13200円
移動監視者(液化石油ガス):
12400円
合格発表日 講習修了時の検定試験後
受験申込・問合せ 高圧ガス保安協会 教育事業部
〒105-8447 東京都港区虎ノ門4-3-13 ヒューリック神谷町ビル
TEL 03-3436-6102 FAX 03-3459-6613
ホームページ 高圧ガス保安協会:高圧ガス移動監視者講習
http://www.khk.or.jp/activities/regalexamination_course/course_b/course_trs_safetychf.html

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