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認定コンプライアンス・オフィサー

企業の法令遵守(コンプライアンス)に関する不祥事が相次ぐなか、企業や団体の管理職にとって、内部統制のためのコンプライアンス意識は人材の必須要件となりつつあります。コンプライアンス推進機構の民間資格「認定コンプライアンス・オフィサー」は、コンプライアンスや内部統制の整備・推進をおこなうために必要な基礎知識および判断力があることを証明できます。管理職だけでなく、就職をひかえた学生にもおすすめの資格です。

資格詳細
「法令遵守」という意味のコンプライアンスは、国が定めた法令を守ることを指します。企業活動において法令やコンプライアンス違反が繰り返されると、企業は社会的信頼を失うリスクがあります。これは企業として、そして社員一人ひとりが意識すべき課題です。コンプライアンスオフィサーは、企業内で法令遵守の責任者となります。この責任者のもとにはコンプライアンス委員会などの組織が編成されます。認定コンプライアンスオフィサーは、コンプライアンス推進機構が運営している民間資格です。この資格は、コンプライアンスの専門知識、判断力、および経験を有する人材を認定します。試験科目には、企業経営と企業倫理、企業法務・コンプライアンスなどの3つの科目があります。合格するには、これらの3科目すべてに合格することが必要です。また、科目ごとの合格も認められており、科目合格の有効期限は2年間です。資格認定の要件としては、3年以上の実務経験が求められます。

活躍場所
コンプライアンス・オフィサーは、主に各企業のコンプライアンス統括部門などで活躍できます。認定コンプライアンス・オフィサーは比較的新しい資格ですが、すでに求人情報にかなり反映されており、求人情報が多くヒットするため、さまざまな業界で活躍の場があると考えられます。

収入と将来性
本試験の受験者の多くは、金融業界に勤務している人や金融業界への就職を考えている人です。そのため、試験に合格した人の平均年収は、各金融機関の平均年収とほぼ同じくらいと言えるでしょう。特に、大手銀行の場合、平均年収は高い水準になることが期待されます。近年、企業や団体の行動に対する顧客や消費者の目は特に厳しくなっており、内部統制関連の法整備も進んでいるため、コンプライアンス経営に対する関心も日本国内で一段と高まっています。各企業や団体は、最低限の法令遵守体制を整えるだけでなく、長期的な経営戦略として、コンプライアンス体制を充実させ、高度化させることが必要です。そのため、将来的には、コンプライアンスに関する正しい知識を持つ人材が、これまで以上に必要とされるでしょう。

向いている人
業種を問わず、企業の法務・総務やコンプライアンス業務を担当する方、監査役、さらに弁護士、司法書士、大学院生などの専門職研究者に向いていると言えます。コンプライアンスに関わる職務には、判断力や分析力、提案力などの基礎的な能力が求められるため、企業や組織の管理職、ビジネスパーソン、社会人としての専門性を証明したい転職を考えている方、または就職に向けて準備を進める大学生にとっても、適している資格と言えます。

取得方法
テキストや公式問題集を使用して勉強することが一般的です。また、通信講座やセミナーを利用して学習を進めることも有益です。テキストには、基礎レベルと初級レベルの2種類があります。基礎テキストは、幅広い知識を体系的に学ぶことができる内容であり、図表や法令などの参考資料も多く含まれています。初級テキストは、初学者を対象としたテキストです。公式問題集は、本試験の対策問題集で、過去の試験で出題された問題と類似した問題が数多く含まれています。また、解説も付いています。テキストを読み込み、公式問題集を繰り返し解くことで、自己学習でも試験に合格することが可能です。さらに、公式サイトにはサンプル問題が掲載されていますので、ぜひ参考にしてください。



認定コンプライアンス・オフィサー資格の難易度偏差値

偏差値40
超簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 認定コンプライアンス・アドバイザー試験 合格
平成○年○月○日 認定コンプライアンス・アドバイザー 認定
所轄・主催:
一般社団法人 コンプライアンス推進機構
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

11月実施分は詳細不明
願書受付
2020年3月10日~2020年5月22日
試験日
2020年6月14日
合格発表
2020年7月6日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

認定コンプライアンス・オフィサー資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 大関クラス 独学

認定コンプライアンス・オフィサー試験概要

受験資格 不問
試験内容 ・企業経営と企業倫理
・コーポレート・ガバナンスと内部統制
・企業法務・コンプライアンスの基礎
合格率 66.7%程度
願書受付期間 3月上旬~5月下旬・8月中旬~11月中旬
試験日程 6月中旬・12月上旬
受験地 東京・大阪
受験料 7600円(1科目)
※合格後、資格認定料として15600円が必要
合格発表日 7月上旬・12月下旬
受験申込・問合せ 一般社団法人 コンプライアンス推進機構 事務局
〒105-0003 東京都港区西新橋2-22-1 西新橋2丁目森ビル
TEL:03-5776-5097 FAX:03-5776-5099
ホームページ 認定試験 | OCOD
https://ocod.or.jp/examination/

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