総合旅行業務取扱管理者

大学在学中に国内旅行業務取扱管理者を取得し、
旅行業に就いて５年目に総合旅行業務取扱管理者を取得しました。

大学にて旅行の勉強を始めたばかりということもあったのですが、
ＪＲの運賃計算が苦手で、細かく大容量の時刻表にはてこずりました。
計算方法の多様さにつまづく方も多いかと思います。
また、国内空港の３レター、観光地や観光資源、
例えば日本三大祭りなどの日本の伝統的な行事など、
暗記する内容も多く、苦労しました。
難易度でいえば国内の方が難しかったと思います。

国内を取得していたことを評価されたこともあり、旅行会社に就職できました。
就職してから１年目と２年目に総合旅行業務取扱管理者を受験したのですが、
通常業務の忙しさに追われ、まとまった勉強時間が確保できず、２年連続で落ちました…。

その後、旅行業務に従事してから３年が経過したこともあり、
総合旅行業務取扱管理者研修を受講しました。

国内を取得していれば、３日間の旅行業約款と海外実務の研修を受け、
研修後の修了テスト（海外旅行実務のみ）に合格すれば、
本試験では旅行業約款の受験だけで、他は免除されるという研修でした。

研修では、旅行英語や、国際航空運賃の計算、
海外国際空港の３レター、航空会社の２レター、海外の地名や世界遺産など、
海外旅行実務を中心に受講しました。日頃の業務でも出てくる用語ばかりでしたので
仕事の延長のような研修でした。
修了テストで出そうな内容を中心に研修が進みました。
しかし、旅行英語はあまり聞きなれていなかったので、
修了テスト前には、自主的に英語に勉強時間を費やしました。

そして、修了テストと本試験に合格し、
無事に総合旅行業務取扱管理者資格を取得できました。

取得してからの仕事への影響としては、
通常業務の際に、様々な旅行用語や世界各地の地理が出てきても、
スムーズに理解でき、お客様へのレスポンスも早くなりました。

また、旅行募集チラシを作成する上でも様々なルールがあるのですが、
約款、業法を活かすことができています。
さらには、旅行募集チラシや企画書に総合旅行業務取扱管理者として自身の名前が記載されるようになり、
プレッシャーもありますが、社内とお客様から、様々な依頼と信頼を得ることができ

私はこちらの資格を旅行業界で勤務をして、5年目に習得しました。学生時代に「国内旅行業務取扱管理者」は習得しておりましたが、
更なるスキルアップの為に会社の研修を通じて「総合」の習得も目指しました。国内旅行業務取扱管理者の所持者は「国内旅行業務」の科目が免除され、
「旅行業法」・「約款」「海外旅行実務」のの3科目が範囲となり、各１００点満点中、６割正解が合格ラインです。一部科目免除がある事は大きなアドバンテージとなります。
免除なしで、４科目受験はかなりハードルが高く、しっかりと対策をしなくては、合格出来ない資格です。
「旅行業法」「約款」は旅行会社で勤務する上で基本となるルールの様な科目の為に、旅行会社に勤務していればある程度、触れる内容かと思います。
「国内旅行業務」の中ではＪＲ実務が一番の　難関だと思います。同時に、ＪＲ運賃計算などのだけで60点はあり、ここの勉強を怠ると不合格となる大事な科目です。
「海外旅行業務」は４科目の中でも英語や航空券の知識・地理など広い知識が必要となります。３レターコードなど、旅行会社によっては馴染みのないものまでありますので、
旅行会社勤務の方でも勉強は勿論必要です。仕事をしながらの勉強は時間の確保が困難の為に、学生の内に習得される方もいらっしゃい、私もお薦めします。
旅行業界は学生の間でも人気上位の業界の為に、この資格を所持していると大きなアピールポイントとなります。