倉庫管理主任者
全国の津々浦々に点在する大小さまざまな「倉庫」。これらは倉庫業法によって管理されており、倉庫業者は「倉庫管理主任者」を選任する義務を負っています。通常は実務経験によって選任条件を満たす必要がありますが、国土交通大臣が定める倉庫管理に関する講習を修了していれば、経験に関わらず選任されることができます。倉庫業にたざさわっていて、まだ2~3年以上の実務経験を積んでいない人におすすめの講習です。
資格詳細
物流システムは、現代において生産者側にとっても消費者側にとっても欠かせないものであり、その中で中核をなす業種が倉庫業です。倉庫を適切に管理することで、物流の流れが円滑になります。倉庫管理主任者は、平成14年4月に施行された倉庫業法改正に際し設置された、倉庫の適切な管理に必要なスキルを認定する資格です。倉庫の運営者は倉庫ごとに倉庫管理主任者を置く義務があり、一定の実務経験のある人の中から選任します。通常は選任条件を満たす実務経験が必要ですが、倉庫管理主任者講習を修了している人であれば、経験に関わらず選任することができます。講習は、倉庫管理主任者に選任される要件を満たすことを目的としているため、すでに一定の実務経験を積んでいる人は受講する必要はありません。倉庫で初めて働く方は取得しておくと良いでしょう。実務経験がなくても受講できますので、受講資格も原則不問ですが、過去に1年以上の懲役又は禁固刑を受け2年が過ぎていない者や、登録取消を受け2年経過しない者は受講ができません。倉庫管理主任者に選任されると、倉庫における火災防止、倉庫の運営管理、労働災害の防止や従業員の研修など、多岐にわたる業務に従事します。
活躍場所
倉庫会社などに就職し、配送センターや倉庫で活躍できます。扱う商品によって倉庫はさまざまです。冷暖房完備で快適な倉庫もあれば、冷蔵倉庫などで働くケースもあります。
収入と将来性
管理主任者も含め倉庫管理全般の収入は、他業種の給与水準より低い傾向にあります。ただし、全体の給与幅は比較的広いところが多いため、勤務先、経験やスキルによっても差があるのではないでしょうか。地域別で東京都などは平均年収が高めです。倉庫業を運営するにあたり、倉庫管理主任者は必須の存在です。また、現代社会において物流システムは深く浸透しているため、さまざまな地域で貢献できるでしょう。需要が高いわりには人手が不足している現状ですので、自分にあった条件で仕事を選びやすいかもしれません。生産者と消費者を結びつける倉庫業は、生活のインフラとして公共性の高い仕事でもあり、今後も安定したニーズが見込めるでしょう。
向いている人
現在倉庫業に携わっている人で2~3年以上の実務経験を積んでいない人に特におすすめです。仕事の適性としては、倉庫内の作業は基本的に立ち仕事が多く、また広い倉庫内では、かなりの距離を移動することになり、荷物の持ち運びも多いため、体力があり、フットワークが軽い人に向いているでしょう。倉庫業務は、入出庫の際にドライバーとやり取りするなど、他業種の人たちとの協力が必要になるため、コミュニケーション能力も求められます。仕事上、夜勤や早朝勤務に対応することもあり、体調管理も重要です。
取得方法
講習を最後まできちんと受講できれば、倉庫管理主任者講習修了証がその日にうちに交付されますので、特に受講前に勉強しておく必要はありません。講習修了証は資格を有する証明となるものであり、倉庫業の申請の際に必要ですので大切に保管してください。再発行はないそうですので、念のため画像データ化しておくことをおすすめします。
倉庫管理主任者資格の難易度偏差値
判定不能 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 倉庫管理主任者 取得
所轄・主催:
一般社団法人日本倉庫協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
倉庫管理主任者資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
公的資格 | 専門的資格(可) | 必置資格 | 大関クラス | 特になし |
倉庫管理主任者試験概要
受験資格 | 不問 ただし以下の者は倉庫管理主任者に選任できない ・1年以上の懲役または禁錮刑に処せられたあと、2年を経過しない者 ・登録の取消しを受けたあと、2年を経過しない者 ・法人である場合、その役員が上記のいずれかに該当する者であるとき |
試験内容 | 講習科目 ・倉庫業法の概要について ・倉庫業における労働災害の防止について ・倉庫における火災防止について ・倉庫管理実務について ・自主監査体制の整備について |
合格率 | 試験なし |
願書受付期間 | 担当事務局により異なる |
試験日程 | 担当事務局により異なる(ほぼ毎月) |
受験地 | 全国各地 |
受験料 | 担当事務局により異なる |
合格発表日 | 講習修了後 | 受験申込・問合せ | 一般社団法人 日本倉庫協会 〒135-8443 東京都江東区永代1-13-3 倉庫会館内 TEL:03-3643-1221 FAX:03-3643-1252 |
ホームページ | 倉庫管理主任者講習について|一般社団法人 日本倉庫協会 https://www.nissokyo.or.jp/seminar_info/ |