コーチ2

地域のスポーツクラブなどにおいて、競技ごとに専門知識を活かし、子供や初心者に適切な指導をおこなうコーチ。コーチ2(旧:上級指導員)は、さらに事業計画の立案をおこなうなど、中心的な役割をにないます。その資格は、共通科目の講義を受け、競技ごとの専門科目の講習や試験を経て、取得することができます。特に専門科目は、都道府県および競技ごとに内容が異なるので、事前によく確認しておきましょう。

資格詳細
コーチ2(旧:上級指導員)は、地域スポーツクラブや学校運動部活動などの監督やヘッドコーチの責任者として、効果的な活動を提供し、さらに事業計画の立案やクラブの育成指導を行うスキルと知識を持った指導者を養成することを目的としています。コーチ2は、コーチ1(旧指導員)の中心的な役割を担う存在といえるでしょう。本資格を取得するには、競技別指導者養成講座を受講しなければなりません。コーチ2の養成講座は、共通科目Ⅱと専門科目があり、両方を修了することが必要です。共通科目Ⅱは135時間、専門科目は 40時間以上とされています。受講有効期限は受講開始年度を含めて4年間です。共通科目Ⅱの講習会については、令和3年度からオンライン講習会のみとなっています。WEB講習会の詳細は、受講決定後に日本スポーツ協会から案内が来ます。共通科目ⅡのWEB講習会では、部分的な受講はできないため、必ず全日程参加することが必要です。一部でも欠席して受講できなかった場合は、次年度以降に講習の全日程に参加しなければならないので注意しましょう。共通科目と専門科目の両方を受講し、どちらも修了すれば資格登録ができます。専門科目は、都道府県と競技ごとに内容が異なるため、予めよく確認しておくことが必要です。

活躍場所
地域スポーツクラブをはじめ、学校など教育施設、スポーツ関係団体、公共体育施設、フィットネスクラブなどが活動の場になります。コーチ2は広域の市町村エリアで指導者の中心的な役割を担う責任者としての活躍が期待されます。

収入と将来性
スポーツ指導者の収入は、会社員かパート・アルバイトなのか、独立開業しているのかなど、働き方によって大きく変わります。収入を上げるには、複数の資格を取得したり、専属契約を結んだり、独立開業する方法が考えられるでしょう。地域の中学校や高校では、部活動における怪我の予防や処置への意識が高まっていることや、部活動のレベルを強化するために、より専門的に指導ができる指導員が求められているため、上級指導員であるコーチ2の需要がより高まっていくと予想されます。

向いている人
地域のスポーツクラブや学校などで、スポーツを専門的に指導している方や、スポーツが好きでこれからスポーツを仕事にしたいと考えている方に向いている資格です。コーチ2は、上級指導員として、各種事業の計画立案なども行う中心的な役割を担うため、卓越した専門知識に加え、責任感や課題を発見し解決していく力、継続的な自己研鑚が求められます。

取得方法
競技別指導者養成講座を受講することで資格が取得できます。共通科目Ⅱと専門科目の両方の講義を受けて、共通科目は課題レポートに合格、専門科目は検定試験に合格することが必要です。両方の科目を修了し、登録手続きが完了すれば、資格が認定されます。専門科目は、都道府県と競技ごとに内容が異なりますので、事前の確認が必要です。各競技により差はあると思いますが、休まずしっかり受講していれば取得できる資格とされています。ただし、受講条件として、受講する年の4月1日に満20歳以上であることの他に、各中央競技団体が定めている条件もあるため、まずは受講条件があるかをしっかり確認しておきましょう。



コーチ2資格の難易度偏差値

偏差値0
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 上級指導員 登録
所轄・主催:
公益財団法人日本体育協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

実施団体により日程が異なる
願書受付
試験開催地によって願書受付日等が異なります。
試験日
試験開催地によって試験日等が異なります。
合格発表
試験開催地によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

コーチ2資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 前頭クラス 通学

コーチ2試験概要

受験資格 ・受講する年の4月1日現在で満22歳以上の者
・その他の条件は各中央競技団体が定める
試験内容 共通科目は筆記試験。専門科目は実施競技団体が定める筆記試験やレポート課題、技能検定により合否が決まる。

カリキュラム

共通科目:
35時間の通信講座
・共通科目I
 ・文化としてのスポーツ
 ・指導者の役割I
 ・トレーニング論I
 ・スポーツ指導者に必要な医学的知識I
 ・スポーツと栄養
 ・指導計画と安全管理
 ・ジュニア期のスポーツ
 ・地域におけるスポーツ振興
・共通科目II
 ・社会の中のスポーツ
 ・スポーツと法
 ・スポーツの心理I
 ・スポーツ組織の運営と事業
 ・対象に合わせたスポーツ指導
専門科目:
40時間以上
・全64競技から選択
合格率 非公開
願書受付期間 都道府県および競技により異なる
試験日程 都道府県および競技により異なる
受験地 都道府県および競技により異なる
受験料
共通科目:
17600円
専門科目:
11000円
合格発表日 都道府県および競技により異なる
受験申込・問合せ 公益財団法人 日本体育協会 スポーツ指導者育成部
〒150-8050 東京都渋谷区神南1-1-1
TEL:03-3481-2226

または都道府県体育協会、都道府県競技団体、中央競技団体
ホームページ 上級指導員 - 資格をとりたい! - スポーツ指導者 - 日体協
http://www.japan-sports.or.jp/coach/tabid/209/Default.aspx

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