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ファイリング・デザイナー検定

現在のオフィスは、情報通信技術の進歩によって、実にさまざまな情報が集まり、蓄積されています。ファイリング・デザイナー検定では、それら情報を一元的に管理し、また、適切に廃棄することまで、責任をもっておこなえる人材であるかどうかが判定されます。

資格詳細
オフィス・ワークの生産性向上に欠かせない技術がファイリング、すなわち文書・情報管理です。仕事に必要な書類を分類整理する能力は、情報管理・事務作業の効率化に必須の能力であり、社員が必要とする情報を即時に的確に取り出すことができるファイリング・デザイナーは、さまざまな仕事場で不可欠な存在といえます。多種多様な情報が集まる情報社会の現代、文書・情報の発生から維持管理、さらに廃棄まで運用管理するファイリングのエキスパートを認定する民間資格が、1996年から実施されているファイリング・デザイナー検定です。ファイリング・デザイナーは、業種、業態にかかわらず、必要とされる人材のため、主に事務職の方が資格を取得するケースが多く見られます。受験級は1~3級に分かれており、試験方式は2016年度下期より筆記試験からインターネット受験(CBT形式)に変更になりました。そのため、全国のテストセンターで約1か月間のうち都合の良い日時で受験することが可能です。

活躍場所
ファイリングシステムの知識やスキルは、あらゆる企業で有効ですので、活躍できる場は一般企業や病院、官公庁・自治体、さらには大学や短大、専門学校など、多岐に及びます。ただし、この資格のみではなく、その他簿記や秘書検定などの資格や、希望の職種の専門的な資格と合わせれば、より強いアピールポイントになり、就職しやすくなるでしょう。

収入と将来性
ファイリング・デザイナー検定の資格は、あくまでスキルアップのための資格ですので、資格手当などの対象にはなりません。とくに、専門的な知識を必要としない事務職は、スキルを磨いても給与には反映しにくい職種ともいえます。しかし、働き方改革など、仕事を効率的に取り組むことが求められているため、必要な情報を即時に正確に取り出せるスキルがあるファイリング・デザイナーは、全ての仕事の場で不可欠な存在です。情報技術の進歩に伴い、受験者も増加傾向にあり、年間約10,000人が受験する規模の大きい試験となっています。企業内での需要がより拡大していく資格と考えられますが、近年は紙の書類の電子化が進んでいるため、今後は電子化版の電子化ファイリング検定へのシフトが必要となるでしょう。

向いている人
ファイリングのスキルは、業種・業態に関わらずさまざまな企業で役立つため、社会人や就職活動中の学生は取得しておくとよいでしょう。特にコピー機メーカーに勤めている方や、事務職など、文書管理に携わる機会が多い方には、スキルアップのため取得をおすすめします。

取得方法
ファイリング・デザイナー検定3級の試験は、実務経験がない方でも、毎日コツコツと勉強すれば資格取得が可能です。2級と1級は、事務職の実務経験の有無で差が出るかもしれません。特に専門性の高い出題が多い1級では、文書管理や文書の種類、さらに関連する法律関係などを理解することが必要です。勉強方法は、日本経営協会の発行する公式テキストなどを利用するとよいでしょう。過去問題集はありませんが、参考問題がテキストの巻末に掲載されていますので、過去問のつもりで取り組んでみてください。テキストだけで独学するのは不安という方には、当協会が配信する約2時間の「合格対策講座eLearning」を購入して勉強することをおすすめします。



ファイリング・デザイナー検定資格の難易度偏差値

1級 2級 3級
偏差値52 偏差値46 偏差値40
普通
簡単
超簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 ファイリング・デザイナー検定○級 合格
所轄・主催:
一般社団法人日本経営協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

全国170ヶ所以上の受験会場から希望の日時を選択して受験。11月試験の申込期間は不明。
願書受付
試験開催地によって願書受付日等が異なります。
試験日
2020年11月21日~2020年12月22日
合格発表
試験開催地によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

ファイリング・デザイナー検定資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 キャリアアップ(良) 特になし 大関クラス 独学 講習 通学 通信 公式テキスト

ファイリング・デザイナー検定試験概要

受験資格 不問
試験内容
1級:
(90分)マークシートと記述(70問と記述)
組織内におけるトータル・ファイリングシステムを設計・維持管理・指導できる知識技能を有する。
2級:
(60分)マークシート(80問)
組織内におけるトータル・ファイリングシステムを導入・維持管理できる知識技能を有する。
3級:
(60分)マークシート(25問)
情報活用の基本とファイリングシステムの基礎知識を有する。
合格率 47.9%(2級)
願書受付期間 試験日の約2カ月~1カ月前
試験日程 7月・11月~12月
受験地 札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、名古屋、金沢、大阪、広島、福岡の各都市
受験料
1級:
7350円
2級:
5250円
3級:
3150円
合格発表日 試験日の約30日後
受験申込・問合せ 一般社団法人 日本経営協会 検定事務局
TEL 03-3403-1472 FAX 03-3403-1602
ホームページ 一般社団法人 日本経営協会|検定
http://www.noma.or.jp/kentei/index.html

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