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ビジネス著作権検定

インターネットの普及とともに大きな問題として浮かび上がってきた著作権に関わる諸問題。個人による著作権の侵害行為だけでなく、最近は企業や教育機関などにおいても問題化し、知的財産に関する意識は否応なく改革が求められています。株式会社サーティファイが実施するビジネス著作権検定では、著作権や関連法令に関する基礎知識のほか、情報モラルに関する問題まで、全般にわたる基礎的な理解をためすことができます。

資格詳細
インターネットが身近に使える現代、簡単にコンテンツを作成し、発信することができるようになりましたが、そこで重要な問題が著作権です。他人が作成した写真の無断使用やデータの複製などのトラブルが後を絶ちません。他人の著作物を無断で使用すると、「著作権侵害」になります。ネット上ではさまざまな情報を収集できますが、著作権に関する知識がなければ、情報を適切に活用できません。ビジネスでは、会社を守り、より発展させるために、著作権に関する知識は必須です。ビジネス著作権検定は、(株)サーティファイが実施する民間の検定試験です。著作権に関する知識、理解力や応用力が評価されます。2021年度からは、リモートWebテストにより試験を行っています。資格区分は、団体受験のみのBASIC、初級、上級の3区分に分かれています。BASICは初歩的、入門的な著作権への知識、初級は著作権を侵害せずに、著作物を活用できる知識が求められるレベルです。また、難易度の高い上級になると、専門家の助けを受けながら著作権関連の実務を行える知識が求められます。

活躍場所
勤務先は、弁護士事務所、弁理士事務所、特許事務所、出版社、一般企業など、さまざまです。著作権関連の書類の作成、アドバイス、特許出願などのサポートが主な仕事となります。特許流通産業が活性化する中で、中小企業やベンチャー企業などでも、必要な存在になるでしょう。

収入と将来性
ビジネス著作権検定の資格単独で行う業務はないため、収入は企業や勤務形態によってさまざまです。一般的には、弁護士・弁理士事務所や一般企業などで著作権業務のサポート役として働くことになります。そのため、ビジネス著作権検定の資格はスキルアップの一つと考えるとよいでしょう。誰でもコンテンツを発信できる現代社会では、著作権をはじめとする知的財産権は、もはや必要不可欠な一般常識です。企業においては、特にコンプライアンスという観点から、著作権法が重要視されているため、本資格の将来性は高いといえるでしょう。

向いている人
ビジネス著作権検定は、弁護士・弁理士事務所、企業の法務部に在籍している人、クリエイター、著作物の管理業務の仕事に従事している人におすすめの資格です。また、法律系やコンテンツ制作関連の仕事が希望の学生の方も、就職後に自信をもって仕事ができるように、著作権への知識を深めておくとよいでしょう。

取得方法
ビジネス著作権検定の勉強方法は、独学または講座の受講の2つです。独学での受験対策のポイントは、初級も上級も公式テキストと公式問題集の2つの教材を使い、テキストを読み込んで知識を固め、問題を繰り返し解いてみるというやり方を続ければ、ほかの教材は必要ないといえるでしょう。講座は、試験を実施している(株)サーティファイが初級対策講座を開催しています。約6時間の講義で、無理なく初級合格レベルが目指せるようですので受講されてみてはいかがでしょうか。なお、サーティファイの公式ホームページにはビジネス著作権検定の過去問が掲載されていますが、公開される過去問は1回分です。すでに受験が終了した人が正答を確認するために公開されており、期間限定となっています。公式ホームページに掲載されているリモートWEBテストの概要やFAQなども目を通しておきましょう。また、受験者へのインタビュー記事も載せられていますので、試験対策の参考になるかと思います。



ビジネス著作権検定資格の難易度偏差値

上級 初級
偏差値45 偏差値38
簡単
超簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 ビジネス著作権検定 合格
所轄・主催:
株式会社サーティファイ 認定試験事務局
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

記載内容は初級の情報。2月は上級の実施なし。
願書受付
2020年11月9日~2021年1月24日
試験日
2021年2月14日
合格発表
級や部門によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

ビジネス著作権検定資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 前頭クラス 独学 通学 公式テキスト

ビジネス著作権検定試験概要

受験資格 不問
試験内容
出題範囲

・ビジネスと法
・著作物
・著作者
・著作者人格権
・著作権
・著作権の制限
・著作物の保護期間
・著作権の変動と著作物の利用
・著作権の登録
・著作隣接権
・著作権の侵害と救済
・著作権の周辺問題
・著作権・著作隣接権に関する国際条約等
・著作権ビジネス
・著作物の製作を委託・受託する際の留意点
・情報社会と情報モラル
合格率 64.5%(初級)
願書受付期間 ~5月・~10月・~1月
試験日程 6月・11月・2月(初級のみ)
受験地 札幌・仙台・東京・横浜・新潟・静岡・名古屋・大阪・広島・福岡
受験料
上級:
8000円
初級:
5100円
合格発表日 試験日から約3週間後
受験申込・問合せ 株式会社サーティファイ 認定試験事務局
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-11-8 茅場町駅前ビル
TEL:0120-031-749 FAX:0120-031-750
ホームページ 著作権保護の検定試験:ビジネス著作権検定
http://www.sikaku.info/

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