ダンス教師
中高年を中心に、最近は若い世代にも愛好者のすそ野をひろげている社交ダンス。他のダンスにくらべて独学での習得がむずかしい踊りであるため、教室に通って習うのが普通です。そうして社交ダンスを学びたい人びとに基礎からダンスを教えるのがダンス教師。全日本ダンス協会連合会が認定するダンス教師の資格は、社交ダンスの先生になるための一般的な公的資格となっています。研修を修了し、試験に合格することで取得できます。
資格詳細
社交ダンス(ソーシャルダンス、ソシアルダンス)は、近代のいわゆる鹿鳴館時代に、上流階級のたしなみとして日本に入ってきた伝統あるダンス様式です。基本的に男女ペアで踊るものであり、初期はさまざまなスキャンダルや不祥事の火種になったことから、長らくダンス教室は風営法の束縛を受けていましたが、健全な競技ダンスの普及や社交ダンスを題材にした映画のヒットなどにより、1998年に大幅に規制が緩和されました。そうした経緯から、社交ダンスの指導者であるダンス教師は、公的資格となっています。
活躍場所
ダンス教師は、ダンス教室の指導者として活躍するのが一般的です。教室にて、生徒たちを相手に、ワルツやコンチネンタルタンゴ、スローフォックストロット、チャチャチャ、ルンバ、パソドブレなどなど、初歩から上級まで、さまざまな種目を指導します。ダンス教室に所属せずに、フリーのダンス教師として活動している人もいます。経験を積んで多くの生徒から信頼を得たあと、独立してみずからのダンス教室を開校するケースもあります。
収入と将来性
さまざまなダンスがあふれる現在、社交ダンスには古くさいイメージがあり、中高年の趣味という印象もありますが、鹿鳴館以来のハイソサイエティなイメージも健在です。最近では女性を中心にして若い世代にも人気の習い事になっています。とはいえ、競技者の全体数が減少傾向にある感は否めません。収入は、ダンス教室の規模などによって差がありますが、キャリア3年程度で15万~30万円の月収というのが相場となっています。経験を積んで評判を高めることで、収入も向上してゆきます。
向いている人
第一に、社交ダンスが好きであり、人に教えられるほどの実力がなければ、ダンス教師にはなれないでしょう。風営法が適用されるように、異性同士が密着するダンスなので、まじめで誠実な人間であることも不可欠な条件です。その一方で、生徒たちにダンスを楽しんでもらえるように教え方を工夫できる柔軟な精神も求められるでしょう。また、社交ダンスは優雅な見た目に反して非常にハードなダンスなので、体力に自信がある人に向いています。
取得方法
ダンス教師は、公益社団法人の全日本ダンス協会連合会(全ダ連)、または公益財団法人の日本ボールルームダンス連盟が認定する公的資格です。全ダ連の場合、北海道から九州までの各地で実施される集合講習に参加し、講習考査に合格することで取得できます。講習会は前期(6月)と後期(11月)の年2回、実施されます(時期により実施されない地域もあるので要確認)。試験では、ソロおよびリーディング&フォローイングそれぞれ8種目の実技試験と筆記試験がおこなわれます。
ダンス教師資格の難易度偏差値
判定不能 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 ダンス教師試験 合格
所轄・主催:
公益社団法人全日本ダンス協会連合会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
願書受付
不明
試験日
2020年11月12日
合格発表
不明
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
ダンス教師資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
公的資格 | 専門的資格(可) | 特になし | 関脇クラス | 特になし |
ダンス教師試験概要
受験資格 | 18歳以上(高校生を除く)でダンス教授所にて60時間以上の研修を受けた者 |
試験内容 | 実技試験 ・ソロ・デモンストレーション(8種目) ・リーディング&フォローイング(8種目) 筆記試験 ・ダンスの理論 ・一般常識 ・法規 など |
合格率 | 約70% |
願書受付期間 | 講習会場により異なる |
試験日程 | 6月中旬・11月中旬 |
受験地 | 北海道・青森・埼玉・神奈川・東京・愛知・京都・岡山・愛媛・福岡 |
受験料 | 70000円 |
合格発表日 | 試験後、受験者に通知 | 受験申込・問合せ | 公益社団法人 全日本ダンス協会連合会 〒105-0004 東京都港区新橋1-18-13 杉村ビル9F TEL:03-3506-8866 FAX:03-3506-8854 |
ホームページ | ダンス教師資格試験 | 事業のご案内 | ANAD 全日本ダンス協会連合会 http://www.zendaren.or.jp/service/examination/ |