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ソフトウェア品質技術者

高度情報化社会の現在、人びとの生活は多種多様なソフトウェアの働きによって支えられています。ソフトウェア品質技術者は、技術者としてソフトウェアの品質技術を身につけて実践し、品質の向上させることができる人材を育成するために始まった民間資格。企業の品質保証部門のみならず、開発者やテストエンジニアなど、広くソフトウェアに関わる人を対象としています。現在は初級と中級の級位が用意されています(上級は今後予定)。

資格詳細
ソフトウェアの品質技術を習得し、実践的に活用し、品質向上に寄与できるソフトウェア技術者を育成するために設立された民間資格がソフトウェア品質技術者です。この資格認定制度は、日本のソフトウェア産業から品質問題に関する事故を排除し、安全で信頼性の高い社会を構築するために設立されました。試験は初級、中級、上級により構成されていますが、上級試験については今後予定されており、現在実施している試験は初級と中級の試験です。ソフトウェア品質技術者試験では、SQuBOK Guideと呼ばれるソフトウェア品質知識体系ガイドをもとに、ソフトウェアの品質について幅広い知識が問われます。試験内容はシラバス(公式サイトで提供)に準拠しており、それに基づいた問題が出題されます。

活躍場所
ソフトウェア開発会社で、ソフトウェア開発プロジェクトチームのメンバー、ソフトウェアのテストエンジニア、品質保証担当者として活躍できます。また、品質意識を持ち、常に新しい技術を学びながら、ソフトウェア開発や品質管理の分野でキャリアを築くことできるでしょう。最近では、自社製品の品質保証を行うQAエンジニアを求めている外資企業が増えており、グローバルな活躍も期待できます。本資格の中級に加えて、制御系アプリケーションや組込ソフトなどの開発経験があると活躍の場がさらに広がるでしょう。

収入と将来性
一般的に、ソフトウェアエンジニアの平均年収は、日本全体の平均年収と比較して高い傾向があります。特に近年、IT業界が急速に成長しており、ソフトウェアエンジニアの需要が供給を上回っているため、将来的にはさらに高い平均年収が期待されています。同様に、品質保証エンジニア(QAエンジニア)の場合も、エンジニア職の中では平均年収が比較的高いようです。ただし、個人のキャリア、スキル、資格などが年収に大きな影響を与えます。特に、ソフトウェア品質技術者資格認定などの資格取得は、品質保証に関するスキルや知識を証明できるため、キャリアアップにつながるでしょう。品質保証のスキルや知識を持つ技術者は、さまざまな開発プロジェクトで非常に需要が高まっています。最近では、AI技術やIoTの進化に伴い、求められるスキルが多様化しており、テストの自動化ツールの開発が必要とされる場合も増えているため、品質保証技術者への需要が高まっています。

向いている人
品質保証スタッフだけでなく、開発者、テストエンジニア、プロジェクトリーダー、保守運用技術者など、ソフトウェア品質に関わるすべての人におすすめの資格です。

取得方法
初級レベルでは、ソフトウェア技術者が必要な品質技術に関する概念や用語を理解し、背景を把握した上で、具体的な例を挙げて説明できるスキルが求められます。中級レベルになると、品質技術に関する知識を深め、概念や用語だけでなく、技術や実際の問題を解決するための応用的なスキルを身に付けることが必要です。このため、シラバスに従ってSQuBOK Guide(ソフトウェア品質知識体系ガイド)をしっかり読み、初級レベルでは用語の意味を理解し、中級レベルでは用語の意味とその考え方をガイドに従って深く理解することが重要です。SQuBOKガイドは広範囲にわたる内容をカバーしているため、数日間の集中対策だけでは難しいでしょう。焦らず時間をかけて学習することをおすすめします。ゆっくりと着実に学習を進めることが大切です。



ソフトウェア品質技術者資格の難易度偏差値

中級 初級
偏差値48 偏差値44
簡単
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 ソフトウェア品質技術者○級 合格
所轄・主催:
一般財団法人日本科学技術連盟
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

記載内容は初級の情報。6月13日開催分は中止のため詳細不明。
願書受付
2020年7月30日~2020年10月2日
試験日
2020年11月14日
合格発表
級や部門によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

ソフトウェア品質技術者資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 前頭クラス 独学

ソフトウェア品質技術者試験概要

受験資格 不問
試験内容
初級:
四肢選択マークシート
・ソフトウェア品質の基本概念
・ソフトウェア品質マネジメント
・ソフトウェア品質技術

中級:
選択式・記述式
・ソフトウェア品質の基本概念
・ソフトウェア品質マネジメント
・ソフトウェア品質技術
合格率 37.8%(初級)
願書受付期間
初級:
3月上旬~5月上旬・7月下旬~10月上旬
中級:
8月中旬~10月中旬
試験日程
初級:
6月中旬・11月中旬
中級:
11月中旬
受験地
初級:
東京・名古屋・富山・大阪・福岡・那覇
中級:
東京・名古屋・富山・大阪
受験料
初級:
11000円
中級:
16500円
合格発表日 試験日から約1カ月後
受験申込・問合せ 一般財団法人 日本科学技術連盟 受付グループ
〒163-0704 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル4階
TEL:03-5378-9813 FAX:03-5378-9842
ホームページ JCSQE ソフトウェア品質技術者資格認定
https://www.juse.jp/jcsqe/

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