ジュニアスポーツ指導員
日本体育協会が認定するジュニアスポーツ指導員は、2歳程度から15歳までの乳幼児・青少年を対象に、スポーツ指導をおこなう専門家です。発育発達期の身体や心理について専門知識が求められるだけでなく、指導ノウハウも習得する必要があります。資格取得には、共通科目(通信講座)と専門科目(通信および集合講習)の講習をそれぞれ修了し、課題提出や筆記試験に合格せねばなりません。
資格詳細
体力づくりや健康増進に役立つスポーツですが、正しい知識で指導しなければ、思わぬアクシデントに会うかもしれません。日本体育協会では、スポーツ指導者のさまざまな資格認定を行なっており、ジュニアスポーツ指導員もその一つです。地域スポーツクラブなどで幼・少年期の子どもたちにスポーツ活動を通して体づくりと動きづくりの指導を行う知識を認定する資格です。発育発達期の子どもは、無理な指導によって成長が阻害されることもあるため、適切な運動プログラムを提供し、基礎的な指導と助言ができる指導者が望まれています。ジュニアスポーツ指導員は、それぞれの子供の時期に適した運動の指導を行うことで、子どもが生涯にわたりスポーツを行えるようサポートを行っています。本資格の試験は、満20歳以上であれば受験が可能です。所定の講習(共通科目と専門科目)を受講し、課題を提出し、筆記試験をクリアできると資格を取得できます。
活躍場所
地域の子供向けスポーツクラブやスポーツ教室、民間の商業スポーツ施設など、活躍できる場は多岐にわたります。その他では、児童の教育に関連した法人機関、プールの監視員などの仕事にもジュニアスポーツ指導員の勉強で習得した知識を活かせます。スポーツ関連では、日本体育協会公認の資格が他にもありますので、本資格と併せて取得しておくと、活動の幅がより広がるでしょう。
収入と将来性
活動する場や、正社員かアルバイトかにより、収入はさまざまですが、子ども向けのスポーツクラブで正社員として勤務した場合でも、年収は一般の平均より低めといえるでしょう。しかし、ジュニアスポーツ指導員は、子供の体作りが不足しがちな現代、子供の時期に合わせたスポーツを指導し、生涯にわたってスポーツができる基礎をサポートする重要な仕事です。子供の健やかな成長とスポーツは非常に深い関係性があり、教育現場でも重視されており、ジュニアスポーツ指導員が注目を集めています。近年は特に健康に関する関心が以前にもまして高まっているため、スポーツインストラクターなどスポーツ関係の指導員の需要は今後より高まることが期待されます。
向いている人
ジュニアスポーツ指導員の第一条件は、スポーツが好きなことはもちろん、心身ともに健康であることです。その上で、面倒見が良く、教えることが苦にならず、同じことを繰り返し教えられる粘り強い性格、話し上手であることも大切な資質といえます。特に、ジュニアスポーツ指導員は子どもを指導するので、子どもがスポーツを楽しめるよう、明るい性格の人が求められます。また、スポーツは単に体を動かすだけではなく、子どもにとって行動や礼儀などが学べる場でもあるため、道徳や社会的な教育もできる人物が求められます。
取得方法
ジュニアスポーツ指導員の資格は、所定の講習を受講し、筆記試験を受けることで取得できます。講習でしっかりとサポートしてくれるため、比較的容易に資格を取得できるようです。
ジュニアスポーツ指導員資格の難易度偏差値
判定不能 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 ジュニアスポーツ指導員 登録
所轄・主催:
公益財団法人日本体育協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
ジュニアスポーツ指導員資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | 特になし | 特になし | 前頭クラス | 特になし |
ジュニアスポーツ指導員試験概要
受験資格 | 満20歳以上 |
試験内容 | 共通科目および専門科目を受講し、共通科目にて3回の課題提出、専門科目にて筆記試験に合格することで取得できる。 共通科目カリキュラム ・文化としてのスポーツ ・指導者の役割I ・トレーニング論I ・スポーツ指導者に必要な医学的知識I ・スポーツと栄養 ・指導計画と安全管理 ・ジュニア期のスポーツ ・地域におけるスポーツ振興 専門科目カリキュラム ・基礎 ・ジュニア期のスポーツの考え方 ・ジュニアスポーツ指導員の役割 ・子どもの発達とコミュニケーションスキル ・乳幼児期 ・動きの発達とスキルの獲得(基本的動作の習得) ・運動あそび・ゲームの実際 ・児童前期 ・動きの発達とスキルの獲得(動作の習熟) ・運動あそび・ゲームの実際 ・児童後期 ・動きの発達とスキルの獲得(スポーツスキルの上達) ・スポーツスキル獲得の実際 ・青年前期 ・動きの発達とスキルの獲得(より専門性の高いスポーツスキルの習得) ・スポーツスキル獲得の実際 ・指導実習 ・指導実習 ・評価 ・筆記 |
合格率 | 非公開 |
願書受付期間 | 4月下旬~5月下旬 |
試験日程 | 8月上旬・9月下旬・10月下旬・11月下旬 |
受験地 | 共通科目: 自宅(NHK学園による通信講座)専門科目: 東京・名古屋にて前期2日間・後期2日間の2度の集合講習 |
受験料 | 受講料 共通科目: 19800円専門科目: 21600円(東京)・22000(名古屋) |
合格発表日 | 講習修了後、受講者に通知 | 受験申込・問合せ | 公益財団法人 日本スポーツ協会 スポーツ指導者育成部 〒150-8050 東京都渋谷区神南1-1-1 岸記念体育会館2階 TEL:03-3481-2226 FAX:03-3481-2284 |
ホームページ | ジュニアスポーツ指導員 - 資格をとりたい! - スポーツ指導者 - 日体協 http://www.japan-sports.or.jp/coach/tabid/214/Default.aspx |