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イベント業務管理士

近年のメディア状況の激変や、イベントにも環境問題を含む持続可能性が求められるようになった現在、イベント制作に関するプロフェッショナルな知識や技術を持つ人材の重要性が増しています。イベント業務管理士は、日本イベント産業振興協会が主催する認定試験に合格することで取得できる民間資格。プロ向けなので受検には実務経験が必要ですが、同協会は初心者向けに「イベント検定」も主催しています。

資格詳細
SNSが身近なメディアとなっている現代、人と人をつなぐイベントが数多く開催されており、イベントをプロとして管理・監修する人材が必要となってきています。時代に即したテーマ、品質、利益や安全管理といったレベルを引き上げるためには、一定の知識や実務経験のある人材の育成が急務です。そこで、イベント産業の振興を目的として、日本イベント産業振興協会によりイベント業務管理士という民間の資格制度が設立されました。従来は「イベント業務管理者」と呼ばれていましたが、2012年に現在の「イベント業務管理士」に名称が変更になりました。イベント業務管理士は、さまざまなイベントの企画から実施にいたるまで幅広く総合的に管理できる人材として、多角的にイベントをマネジメントする能力が求められます。会場や展示場の設営などに関する手続き、安全管理など、これまでの実務経験で培ってきたノウハウを生かしながら、イベントの質向上を図り、安全確保に努めます。イベント業務管理士資格試験の受験級は1級と2級があり、2級は実務経験3年以上、1級は2級取得者で実務経験5年以上が受験資格の条件です。なお、実務経験にはアルバイトでの経験も含まれます。受験資格に業務経験を問わない初心者向けの「イベント検定」に対して、イベント業務管理士は実務経験が問われるため、プロ向けの資格といえるでしょう。

活躍場所
イベント運営会社、企業の広報や販促部門、広告代理会社などに就職して、イベント業務を管理するプロとして活躍が期待されます。イベントは、自治体のフェスティバル、企業の販促イベント、展示会、アーティストのライブ、スポーツの大会など、小さな規模から大きな規模まで、活躍する場は企業によりさまざまです。

収入と将来性
勤務する会社の規模により給与や年収は変わってきますが、一般的にイベントプランナーの給与の平均は、会社員の給与とあまり変わりないようです。ただし、イベント案件は単価が高いため、フリーランスの場合高収入が見込める可能性があります。サービスが多様化する現代社会では、今後もさまざまなイベントが開催されることが予想されるため、創造的なイベントの立案から管理まで担うことができるイベント業務管理士の需要はさらに高まっていくでしょう。また、イベントのジャンルについての専門的な知識も持ち合わせていると、仕事の需要はより高まると考えられます。

向いている人
受験資格に実務経験の条件があるように、受験者にはすでにイベント企画会社や広告代理店などでイベント業務に関わっている方が多く見られます。特にイベントの企画や製作、運営に関わる企業で働いている方にとって、イベント業務管理士の資格は専門的な実務能力を証明するために役立つでしょう。

取得方法
試験問題は、1級も2級も公式テキストを中心に出題されるため、テキストをしっかりこなしておくことが重要です。受験資格を満たす実務経験があれば独学でも可能ですが、勉強に不安があれば、日本イベント産業振興協会の試験対策セミナーに参加してみるとよいでしょう。オンラインで実施しているので地方在住の方も受講しやすく、自分のペースで学習できます。なお、2級は択一問題ですが、1級は記述式問題です。合格者の話では、試験で出題されそうなテーマに絞って何度も小論文を書く練習をしたことと、セミナーで傾向と対策を教えてもらったことが役に立ったそうです。



イベント業務管理士資格の難易度偏差値

1級 2級
偏差値43 偏差値39
簡単
超簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 イベント業務管理士資格試験 合格
平成○年○月○日 イベント業務管理士 登録
所轄・主催:
一般社団法人日本イベント産業振興協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

記載内容は2級の情報。11月実施分の合格発表日は不明。
願書受付
2020年7月14日~2020年10月25日
試験日
2020年11月14日
合格発表
級や部門によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

イベント業務管理士資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 キャリアアップ(良) 特になし 大関クラス 通学 通信

イベント業務管理士試験概要

受験資格
1級

イベント業務に関する実務経験を5年以上有する2級登録者

2級

イベント業務に関する実務経験を3年以上有する者
試験内容 ・イベント概論
・イベントの企画
・イベントの制作と運営
・イベントマネジメント
合格率 71.80%
願書受付期間
1級:
12月中旬~1月下旬
2級:
9月上旬~11月上旬
試験日程
1級:
2月
2級:
7月・11月
受験地
1級:
東京・大阪
2級:
札幌・東京・大阪・福岡
受験料
1級:
22000円
2級:
16500円
合格発表日
1級:
3月中旬
2級:
12月中旬
受験申込・問合せ 一般社団法人 日本イベント産業振興協会 人材育成本部
〒102-0082 東京都千代田区一番町13-7 一番町KGビル3F
TEL:03-3238-7821
ホームページ イベント業務管理士資格試験|一般社団法人 日本イベント産業振興協会
http://www.jace.or.jp/archives/0301/

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