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アルミニウム合金構造物の溶接管理技術者

「アルミニウム合金構造物の溶接管理技術者」は、軽金属溶接協会が同協会の規格にもとづいて認定する民間資格で、アルミニウム合金でできた構造物の品質を確保するための溶接施工および管理に関する知識と技能を持つこと証明する資格です。1級から3級まで用意されていますが、3級でも実務経験が求められます。必要年数は学歴により異なり、理工系の学校の卒業者が優遇されています。

資格詳細
あらゆる工業分野で適用されている溶接技術は、重要な役割を担っています。そのため高度な専門性と品質確保への十分な対応が必要です。また、その作業では感電、粉塵などによる健康障害、爆発、火災などの危険に関する知識も要求されます。そこで溶接を行うには、さまざまな資格が設けられています。アルミニウム合金構造物の溶接管理技術者は、溶接のなかでもアルミニウム合金構造物の品質確保のための溶接や管理に対する知識とスキルを認定する資格です。溶接管理技術者として、溶接作業の施工計画、技術管理、さらに労働者の監督指導など、全作業の管理運営を行います。1級から3級までの資格級があり、それぞれ責任の範囲や職務能力、必要とされる知識が異なります。また、受験資格として、最終学歴や実務経験年数が級ごとに細かく規定されていますので、まず公式サイトで受験資格を確認しておきましょう。1級の試験は書類審査と口述試験、2級・3級では書類審査、筆記試験、口述試験があります。

活躍場所
主に建設業界で、金属を使ったものづくりや土木関係の現場で活躍できます。溶接作業は近年機械化が進んでいますが、人間の手による作業も多いため、溶接技術管理者が活躍できる場面はいろいろあります。

収入と将来性
アルミニウム合金構造物の溶接管理技術者としての年収の情報はありませんが、溶接管理技術者としての収入は、全国平均よりやや高めの傾向があります。アルミニウム溶接工の年収は低めですが、本資格は溶接管理技術者ですので、溶接工よりも収入は期待できるでしょう。溶接関連の求人件数は多く、工場からのニーズが高いのが特徴です。アルミニウムは強度がありながら重量が軟鋼の半分のため、特に自動車関連の工場においてニーズが高まっています。技術の正確さが要求されるアルミニウムの溶接を行う技術者は、慢性的に人材が不足しており、業界のニーズはつねにあります。また、溶接技術は幅広い分野の産業で活用されているため、今後も活躍の場が広がるでしょう。将来性を考えても溶接管理技術者資格の需要は高くなるといえます。

向いている人
工場関連の仕事で技術を磨いて、スキルアップを目指したいと考えている方に向いているでしょう。また、技術者として現場で働くよりも、管理者として管理・運営の仕事に携わりたい方におすすめの資格です。

向いている人
工場関連の仕事で技術を磨いて、スキルアップを目指したいと考えている方に向いているでしょう。また、技術者として現場で働くよりも、管理者として管理・運営の仕事に携わりたい方におすすめの資格です。




アルミニウム合金構造物の溶接管理技術者資格の難易度偏差値

1級 2級 3級
偏差値44 偏差値40 偏差値35
簡単
超簡単
超簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 アルミニウム合金構造物の溶接管理技術者資格認証 取得
所轄・主催:
一般社団法人軽金属溶接協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

記載内容は3級筆記試験の情報。
願書受付
~2019年7月23日
試験日
2019年8月23日
合格発表
級や部門によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

アルミニウム合金構造物の溶接管理技術者資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 キャリアアップ(良) 特になし 大関クラス 講習 通学 公式テキスト

アルミニウム合金構造物の溶接管理技術者試験概要

受験資格
1級

・2級取得者で3年以上の実務経験を有する者
・学歴が大学院(理工系)卒業で2年、理工系の大学卒業で3年、理工系以外の大学および理工系の短大、工業高専卒業で6年、理工系以外の短大卒業で10年以上の実務経験を有する者

2級

・3級取得者で3年以上の実務経験を有する者
・学歴が大学院(理工系)卒業で1年、理工系の大学卒業で2年、理工系以外の大学および理工系の短大、工業高専卒業で4年、理工系専門学校卒業で6年、理工系以外の短大および工業高校卒業で7年、工業以外の高校卒業で8年、その他の学歴で12年以上の実務経験を有する者

3級

・学歴が大学院(理工系)および理工系の大学、理工系の短大、工業高専卒業で1年、理工系以外の大学および理工系専門学校、工業高校卒業で2年、理工系以外の短大および工業以外の高校卒業で4年、その他の学歴で7年以上の実務経験を有する者
試験内容
1級

・書類審査
・口述試験

2級・3級

・書類審査
・筆記試験
・口述試験
合格率 84%
願書受付期間 試験日の1カ月前まで
試験日程 8月下旬・9月上旬
受験地 東京
受験料 8800円
合格発表日 試験後、受験に通知
受験申込・問合せ 一般社団法人 軽金属溶接協会
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町4丁目20番 溶接会館6F
TEL:03-3863-5545 FAX:03-3864-8707
ホームページ アルミニウム合金構造物の溶接管理技術者資格認証|資格検定/認定|一般社団法人 軽金属溶接協会
http://www.jlwa.or.jp/qualification/manage/index.html

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