資格の取り方 » 民間資格 » IT(パソコン) » XMLマスター(XML技術者認定制度)

XMLマスター(XML技術者認定制度)

XML(Extensible Markup Language)は、文書の論理構造を記述するマークアップ言語で、ネット上でのデータのやり取りなどで活用されています。XML技術者育成推進委員会が認定する「XMLマスター」(XML技術者認定制度)は、そのXMLの関連技術の能力をためす民間の資格認定制度です。基礎の「スタンダード」と高度な「プロフェッショナル」の試験が用意されており、ITエンジニアとしてのスキルアップに有用な資格となっています。

資格詳細
XMLはデータ構造を表現するためのマークアップ言語であり、再利用性が高く、アプリケーション環境に依存しないことが特徴です。情報共有やデータの取り込みなどに優れ、さまざまな用途で利用されています。一方、同じくマークアップ言語であるHTMLとは基本的な記述方法は似ていますが、目的や利用方法に違いがあります。XML技術者認定制度は、XMLの技術力を評価・認定する制度です。本資格を取得することで、個人の技術力を強化し、お客様の満足度向上が期待でき、ITエンジニアとしての雇用や昇進においても有益な指標となります。XMLマスターの取得者は1万名を超えており、今後ますます取得価値が高まっていくと予想されているIT資格のひとつです。XMLマスターは、ベーシック・プロフェッショナルのレベルに区分されています。ベーシックは初心者向けの資格ですが、プロフェッショナルは各職種の専門分野における高度な技術力を認定するもので、具体的にはアプリケーション開発とデータベースの2分野があります。

活躍場所
XMLマスターの資格を持つ人は、企業間の電子商取引やアプリケーション間の連携、コンテンツ管理、IT開発・サービスなど、IT企業で幅広い活動ができます。現在、Webサービス開発ではXMLの使用が前提とされているため、IT企業の中でもWeb業界への転職がしやすいでしょう。資格取得によって自身の市場価値を大幅に向上させることも可能です。今の段階でXMLの技術を習得しておけば、将来はさまざまな職種や業種に挑戦することができるでしょう。

収入と将来性
Web開発に携わるエンドエンジニアの平均年収は、他の業種と比べて高い水準です。しかし、ITエンジニアの年収は個々のスキルや経験によって大きく異なります。高いスキルが評価されれば、平均年収を大幅に上回る収入を得られるかもしれません。また、企業によっては、資格手当や報奨金、昇給・昇格の条件など、好待遇が期待できます。XMLはWeb開発の現場でよく使われ、今後も広く利用される見通しがあります。また、Javaとの連携もますます増えるでしょう。資格を取得することで、実務で役立つ人材として評価され、採用時や社内での評価が向上する傾向にあります。XMLは言語が制定されて以来、大きな変更がなく、一度習得すれば長い間その技術を活かすことができるため、XMLマスターは認定が失効しない資格です。IT系の資格は技術の進歩に追いつくために数年ごとの更新が必要なものもありますが、XMLマスター資格は一度取得すれば生涯にわたって技術を証明できるため、受験者が年々増加しています。

向いている人
XMLマスターは、WEB系の仕事やコンピューター関連の仕事に興味がある人におすすめの資格です。特にXMLを使う仕事やプロジェクトに関わる場合は、この資格を持っていることで他の応募者と差をつけることができるでしょう。

取得方法
XMLマスターの試験に合格するためには、参考書や問題集だけでなく、過去の問題やサンプル問題もしっかりと解くことが重要です。公式ホームページでは、セクションごとにサンプル問題が提供されています。ベーシック試験の難易度は、P検2級よりも難しく、CCDAよりは比較的簡単です。プロフェッショナル試験は、難易度が高く、PMPや情報セキュリティアドミニストレータと比較されるレベルと言えます。



XMLマスター(XML技術者認定制度)資格の難易度偏差値

プロフェッショナル(アプリケーション開発) プロフェッショナル(データベース) ベーシック
偏差値63 偏差値63 偏差値44
難関
難関
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 XMLマスター〇〇 取得
所轄・主催:
XML技術者育成推進委員会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

XMLマスター(XML技術者認定制度)資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 専門的資格(秀) 特になし 関脇クラス 独学 講習 通学 通信

XMLマスター(XML技術者認定制度)試験概要

受験資格
ベーシック:
不問
プロフェッショナル:
認定にはベーシック認定も必要
試験内容
ベーシックV2

・XML概要
・XML文書の作成
・DTD
・XML Schema
・XSLT, XPath
・名前空間

プロフェッショナル(アプリケーション開発)

・DOM/SAX
・DOM/SAXプログラミング
・XSLT
・XML Schema
・XML処理システム構築技術
・XML要素技術の活用

プロフェッショナル(データベース)

・XMLデータのDB化に関する概要
・XQuery、XPath式
・XMLDBの操作
・XMLデータ構造の設計
合格率 60%程度
願書受付期間 随時
試験日程 随時
受験地 全国各地のプロメトリック社のテストセンター
受験料 15000円
合格発表日 試験終了後、即時
受験申込・問合せ プロメトリック株式会社
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア5F
TEL:0120-387-737
ホームページ XMLマスター
http://www.xmlmaster.org/

XMLマスター(XML技術者認定制度)のレビュー

まだレビューがありません