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CGクリエイター検定/Webデザイナー検定など

CG-ARTS協会(画像情報教育振興協会)が主催する5つの検定試験、CGクリエイター検定とCGエンジニア検定、Webデザイナー検定、画像処理エンジニア検定、マルチメディア検定は、いずれもそれぞれの分野でのプロフェッショナルとして活躍の場を広げることができる民間の検定試験です。ベーシックからエキスパートへとステップアップすることができます。なお、5つの検定は併願が可能で、1日に最大4つの試験を受けることができます。

資格詳細
かつて映画やテレビを通じてしか見ることのできなかったコンピュータ・グラフィック(CG)は、ファミコンの爆発的なヒットによって身近なものとなり、パソコンの普及によっていまや素人でも制作できるようになりました。映像やゲーム、PCやスマホなど、CGの出番は非常に多くなり、さまざまな分野で有能なクリエイターが求められています。CG-ARTS協会が主催する4つの検定「CGクリエイター検定」「CGエンジニア検定」「画像処理エンジニア検定」「Webデザイナー検定」は、デジタル分野で活躍するクリエイターの技能を認定する検定試験です。また、各種デジタルメディアの総合的な利用能力をためす「マルチメディア検定」もあります。

活躍場所
CGクリエイター検定の合格者は、映画やアニメーション、コマーシャル、ゲームなどのCG映像制作現場で活躍しています。CGエンジニア検定の合格者は、それらに加えてバーチャルリアリティ(VR)やミックスドリアリティ(MR)などの分野でも活躍し、ゲームデザインエンジニアやCADエンジニアとなっています。画像処理エンジニア検定の合格者は、映像通信やコンピュータの周辺機器、ロボットビジョン、製品検査、医療応用、印刷ソフトおよびシステムや製品など、開発の現場で活躍し、Webデザイナー検定の合格者は、Web制作および運用の現場で活躍しています。

収入と将来性
ありとあらゆる分野でデジタル化が加速している現在、デジタルメディア上の映像や画像の制作技能はきわめて需要の高いスキルとなっています。CGクリエイターやCGエンジニア、画像処理エンジニアは将来性の高い仕事だと言えますが、現実的な需要は業界によってかなり差があり、映画やアニメ、ゲームといった華やかな分野は狭き門と言わざるをえません。いずれにしても一種の職人技の世界ですので、スキル次第で収入も変わってくるのが特徴です。それらにくらべると、Webデザイナーは安定感のある業界です。

向いている人
CG全般に興味があり、パソコンの操作に不自由がないことはもちろんとして、さらにPCでイラストを描いたりデジカメ写真を補正したりといった経験のある人に向いています。CGクリエイターおよびCGエンジニアの場合、3Dの制作も経験していたほうがよいでしょう。デスクワークが基本ですが、納期が迫っているときなど、長時間パソコンに向かいっぱなしになることも少なくありませんので、体力や集中力が持続できることも重要な才能になります。

取得方法
「CGクリエイター検定」「CGエンジニア検定」「画像処理エンジニア検定」「Webデザイナー検定」「マルチメディア検定」は、いずれもCG-ARTS協会が実施している民間の検定試験です。それぞれの検定は「ベーシック」と「エキスパート」に分かれており、後者のほうが上級で難度が高くなっています。各検定に対応した書籍や問題集が販売されているので、それらを利用して効率よく学習するのがおすすめです。すべての検定は前期(7月)と後期(11月)の年2回、実施されます。



CGクリエイター検定/Webデザイナー検定など資格の難易度偏差値

CGクリ・エキスパート CGクリ・ベーシック CGエン・エキスパート CGエン・ベーシック Web・エキスパート Web・ベーシック 画像・エキスパート 画像・ベーシック
偏差値54 偏差値47 偏差値54 偏差値47 偏差値54 偏差値47 偏差値54 偏差値47
普通
簡単
普通
簡単
普通
簡単
普通
簡単
マルチ・ベーシック
偏差値47
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 CGクリエイター検定○○ 合格
所轄・主催:
CG-ARTS協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
2020年9月1日~2020年10月23日
試験日
2020年11月29日
合格発表
不明
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

CGクリエイター検定/Webデザイナー検定など資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 キャリアアップ(良) 特になし 大関クラス 独学 通学 公式テキスト

CGクリエイター検定/Webデザイナー検定など試験概要

受験資格 不問
試験内容
CGクリエイター検定

エキスパート

・写真撮影
・動画撮影
・映像編集
・モデリング
・マテリアル
・アニメーション
・シーン構築
・プロダクションワーク
・映像制作を支える技術
・数理造形
・知的財産権
ベーシック

・コンピュータグラフィクスの基礎
・表現の基礎
・3次元CGの制作
・技術の基礎
・知的財産権
・ファイル形式

CGエンジニア検定

エキスパート

・ディジタルカメラモデル
・座標変換
・モデリング
・レンダリング
・アニメーション
・画像処理
・視覚に訴えるグラフィックス
・CGシステム
・知的財産権
ベーシック

・ディジタルカメラモデル
・画像の濃淡変換とフィルタリング処理
・モデリング
・レンダリング
・アニメーション
・システムと規格
・関連知識

Webデザイナー検定

エキスパート

・Webデザインへのアプローチ
・コンセプトメイキング
・情報の構造
・インタフェースとナビゲーション
・動きと音の効果
・Webサイトを実現する技術
・Webサイトのテストと運用
・知的財産権
ベーシック

・Webデザインへのアプローチ
・Webデザイン
・Webページを実現する技術
・技術の基礎
・知的財産権
・データフォーマット

画像処理エンジニア検定

エキスパート

・画像入出力と画像生成モデル
・画素ごとの濃淡変換
・フィルタリング処理と復元
・幾何学的変換
・領域、パターン、図形の検出・認識
・動画像処理、空間情報処理、画像符号化
・画像処理応用、システム、規格
・知的財産権
ベーシック

・ディジタルカメラモデル
・画像の濃淡変換とフィルタリング処理
・画像からの情報の抽出
・入出力と伝送・蓄積のための処理
・システムと規格
・関連知識

マルチメディア検定

エキスパート

・マルチメディアの基礎
・メディアの処理技術
・コンピュータとインターネット
・コンテンツ制作とプログラミング
・Webサイト構築と運用
・生活を豊かにする道具
・インターネットの応用
・マルチメディアとIT社会
ベーシック

・マルチメディアの特徴
・マルチメディアの中核をなすディジタル端末
・コンテンツ制作のためのメディア処理
・インフラとして定着したインターネット
・インターネットで提供されるサービス
・急速に伸びるネットビジネス
・マルチメディア端末へと進化する携帯端末
・家庭のマルチメディア化
・日常生活に広がるマルチメディア
・ネットワークセキュリティと知的財産権
合格率 66.0%(CGクリエイター・ベーシック)
願書受付期間 4月上旬~6月上旬・9月上旬~10月下旬
試験日程 7月中旬・11月下旬
受験地 全国主要都市
受験料
エキスパート:
6700円
ベーシック:
5600円
合格発表日 検定日から約60日後
受験申込・問合せ CG-ARTS協会(公益財団法人 画像情報教育振興協会)検定実施センター
〒104-0061 東京都中央区銀座1-8-16 銀座アスタービル3F
TEL 03-3535-3501 FAX 03-3562-4840
ホームページ CG-ARTS協会 | 検定
http://www.cgarts.or.jp/kentei/index.html

CGクリエイター検定/Webデザイナー検定などのレビュー

(1件)
ようすけ
一発合格は運良くできましたが・・・、問題は理論的過ぎて実務にはあまり役立たずでした

2020年11月24日
勤務していたコールセンタで、インターネットの周辺機器の使い方についての問い合わせを受けることが、
このころより増えてきたことと勤め先より年間1つの資格を取得するように義務付けられているので手ごろな資格はないかと探したところこの資格の取得を考えるようになりました。
テキストと過去問集を購入して勉強を開始したのですが、過去問を1読して感じたことはあまり実務的ではない問題が多く日々の業務のスキルアップに寄与はしないだとうということです。
トラブル発生時の対応方法や機器の接続方法が出題されてれば、業務のスキルアップに寄与されたはずです。

試験は年間2回あり、合格ラインは変動しますが概ね7割正解できれば合格できると思います。

資格取得したことで、スキルアップや周囲の私を見る目がポジティブに寄与したということは特にありませんでした。
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