CAD実務キャリア認定制度
コンピュータをもちいて設計の調整やデザインをおこなうCADは、分野を問わずあらゆるビジネスシーンで求められる技術となりました。CAD実務キャリア認定制度は、そのCADの技能を認定する民間の試験で、その名のとおり実務能力を重視した内容となっているのが特徴です。科目は「3次元CADトレーサー」「3次元CADアドミニストレーター」「CADアドミニストレーター」の3つに分かれ、業務に合った認定試験を受けることができます。
資格詳細
CADは、コンピュータを使用して機械用や建築用、服飾用の設計や製図を作成する技術です。CAD実務キャリア認定制度は、仕事でCADを利用している人やCADの教育を受けている人を対象とした資格試験で、コンピュータキャリア教育振興会が実施しています。本試験を受けることで、CADの実務的な技術、技能の成果が認定されます。学歴などにも関係なく、どなたでも受験することができ、一般受験者は在宅で試験を受けられるため、慣れた環境で落ち着いて取り組めることが特徴です。試験は実技試験のみで、参考書などを見てよいこととなっています。本試験は、3次元CADトレーサー、3次元CADアドミニストレーター、CADアドミニストレーターの3つの科目に分かれ、業務に合った試験を受けられます。試験時間はそれぞれ90分となっていますので、自宅受験ではありますが、時間配分を考えて効率よく進めることがポイントです。基本的に試験はCADを行うための実技のみとなります。一般の方は在宅で受けるため、使用できるCADソフトとインターネット環境が必要です。また、3次元CADの試験の場合、試験1週間前に事前課題に取り組まなければなりません。
活躍場所
CAD関連会社をはじめ、設計会社や建築会社など、企業の設計部門でCADオペレーターとして活躍できます。しかし、CADを使用する会社ではCADを使えて当たり前となりつつあるため、資格取得に満足することなく、仕事のレベルを上げていくことが必要です。難易度が高い3 次元 CADが使えるようになると仕事の幅が広がるでしょう。
収入と将来性
CADオペレーターの平均年収は、一般的の平均的な額より低めです。ただし、3Dなどのより高度なCADを使用できると年収は増加する可能性があります。私たちの生活では、電化製品、自動車などあらゆるものにCADの技術が活かされています。簡単で速く、データの共有もできることなどから手書きよりも管理がしやすいため、現在では多くの企業でCADを使用する作業に移行しています。また、現在は2Dよりも3Dの使用がより拡大しているため、CAD技術者の活躍の場は今後も広がるでしょう。
向いている人
CADをすでに仕事で利用している方はもちろん、これからCADを利用したい方、さらに就職や転職活動に活かしたい方におすすめの資格です。CADオペレーターの仕事は設計者が考えた形を具体的に図面やデータに表現することですので、技術はもちろんのこと、設計者とスムーズにコミュニケーションできる力も必要とされます。
取得方法
CADの知識がない方は、通信講座やスクールで学習するのが一般的です。パソコン教室でもCAD実務キャリア認定制度を授業に取り入れているところもあります。CAD実務キャリア認定制度の試験は、一般的な資格試験と異なり、自宅で参考書などを見ながら受験できるのがメリットです。ただし、試験時間は90分となっていますので、効率よくモデリングする技術が必要となるため、実務未経験者には難しく感じるかもしれません。実技試験だけですので、いかに正確に速く作業が行えるかが重要です。実務経験者であれば繰り返し練習することで十分合格に近づけるでしょう。
CAD実務キャリア認定制度資格の難易度偏差値
3次元トレーサー | 3次元アドミニスト | CADアドミニスト |
---|---|---|
簡単 |
簡単 |
簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 CAD実務キャリア認定制度○○ 合格
所轄・主催:
NPO法人コンピュータキャリア教育振興会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2024年資格日程
願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
CAD実務キャリア認定制度資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | キャリアアップ(良) | 特になし | 大関クラス | 独学 講習 通学 公式テキスト |
CAD実務キャリア認定制度試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | 3次元CADトレーサー 事前課題の作成・データ保存を行い、試験当日、事前課題に対し付加される課題内容を実施。試験で使用したCADのデータ形式と2次元化した図面の中間ファイル(DXF)形式の2種類を提出。 ・3Dモデリング知識および技能 ・部品組み立て技能(アッセンブル技能) ・アッセンブルモデルの2次元化技能 ・機械製図知識(機械図面完成能力) 3次元CADアドミニストレーター 事前課題の作成・データ保存を行い、試験当日、事前課題に対し付加される課題内容を実施。試験で使用したCADのデータ形式と2次元化した図面の中間ファイル(DXF)形式の2種類を提出。 ・3Dモデリング知識および技能 ・簡単な部品組み立て技能(アッセンブル技能) ・2次元化技能 CADアドミニストレーター 試験当日に課題内容を実施。図面の中間ファイル(DXF)形式と試験で使用したCADのデータ形式との2種類を提出。 ・図形の基礎知識 ・図形の作図能力 ・CADの操作技能 |
合格率 | 50.00% |
願書受付期間 | 9月・12月 |
試験日程 | 9月下旬・2月上旬 |
受験地 | 自宅 または全国各地の認定会場 |
受験料 | 3次元CADトレーサー: 13400円3次元CADアドミニストレーター: 10300円CADアドミニストレーター: 7200円 |
合格発表日 | 10月・3月 | 受験申込・問合せ | NPO法人 コンピュータキャリア教育振興会 CAD検定協会 〒540-0032 大阪市中央区天満橋京町1-1 京阪ビルディング西館4階 TEL: 06-6941-0976 (月~金10:00~12:00・13:00~17:00 土日祝は休み) |
ホームページ | CAD実務キャリア認定制度 ? CAD検定部会 / NPO法人日本学び協会 http://japlan.or.jp/career/ |