資格の取り方 » 民間資格 » 福祉 » 手話技能検定

手話技能検定

手話技能検定は、手話の技能を判定する民間の検定試験です。級位が細かく設定されており、学習期間の目安として1カ月程度(7級)の初心者から3年以上(準2級~)のベテランまで幅広く対応しているので、自分の実力がどのくらいなのかを客観的に確認することができます。

資格詳細
手話技能検定は、聴覚障がいの人々とのコミュニケーションに必要な手話の技能を認定する資格です。検定区分は、1級から7級までにレベル分けされており、これから手話を勉強する方は、ステップアップしていく目標として活用できるでしょう。履歴書で実践的なスキルをアピールするには4級以上を取得しておくことがおすすめです。なお、2022年から従来の準2級と準1級は廃止となりました。試験は、レベルによって筆記試験(3?7級)または実技試験(1・2級)が行われます。手話技能検定試験と全国手話検定試験は似ていますが、手話技能検定は手話を専門的に評価するのに対し、全国手話検定は手話や聴覚障がいに関する幅広い内容をカバーします。そのため、手話を言語として学びたいか、手話だけでなく聴覚障がいに関する理解を深めたいかによって、どちらの試験を受験するかを決めると良いでしょう。難易度は手話技能検定の方が高く、手話技能検定3級が全国手話検定準1級と同等とされています。

活躍場所
手話ができる人材は、さまざまな分野で活躍できます。医療や福祉の現場をはじめ、自治体や図書館などの公共施設、金融機関など、幅広い業種の企業でも耳の不自由な方向けのサービス提供に手話が必要です。手話技能検定は、手話通訳の専門家を養成することを目的としてはいませんが、手話能力の証明として、就職や転職の際のアピールや職場でのキャリアアップに役立ちます。

収入と将来性
手話通訳の仕事は、特別な資格がなくても行うことができます。そのため、多くの人がスクールなどで技術を学び、ボランティアとして活動するか、手話通訳ができる職員として福祉関連の施設で働いています。給料は働く場所や雇用形態によって大きく異なりますが、常勤でない場合は時給制が一般的です。手話通訳士は、通常、非正規職員や社員として働くことが多く、この仕事だけで生計を立てるのは難しいでしょう。手話のスキルを活かせる場面はいろいろありますが、手話通訳を本業にする人はわずかです。近年、障がい者の社会参加を促進する動きが拡大しており、その結果手話通訳士の需要が高まっています。障がい者差別解消法の施行や、障がいを持つ人が暮らしやすい環境を整備する取り組みが活発化しています。手話通訳士は、役場や病院をはじめ、銀行や百貨店など、日常生活のさまざまな場面で必要とされる人材です。このような背景から、手話通訳士の将来性は非常に高いと言えるでしょう。

向いている人
手話通訳士の仕事は、聴覚障がい者だけでなく、年齢や性別などを問わず、幅広い人々と関わることになりますので、高いコミュニケーション能力が不可欠です。この仕事は人と接する仕事に興味がある人、人間関係を大切にする人に向いています。さらに、手話のスキルだけでなく、常に学び続ける姿勢が求められるため、専門知識や技術の習得に意欲がある人にも適しています。

取得方法
まずは地域の講習会やサークルに参加することをおすすめします。独学では手や指の動きを正確に覚えるのが難しいですが、講習会やサークルでは講師や他の参加者たちの手指の動きを実際に見て学ぶことができます。ほとんどの場合、自治体の福祉課に問い合わせれば地域の情報を入手できます。また、手話技能検定協会認定の手話講座への参加もおすすめです。独学の場合は、公式サイトで購入できる過去問題集DVDや長文問題集DVDを利用するとよいでしょう。



手話技能検定資格の難易度偏差値

1級 準1級 2級 準2級 3級 4級 5級 6級
偏差値54 偏差値49 偏差値42 偏差値0 偏差値0 偏差値0 偏差値0 偏差値0
普通
簡単
簡単
判定不能
判定不能
判定不能
判定不能
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 手話技能検定〇級 合格
所轄・主催:
特定非営利活動法人手話技能検定協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
不明
試験日
不明
合格発表
不明
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

手話技能検定資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 前頭クラス 独学 公式テキスト

手話技能検定試験概要

受験資格
1級:
準1級合格者
準1級:
2級合格者
2級:
準2級合格者
試験内容
1級:
実技試験
・インプロンプト・スピーチ
・課題文の手話表現

準1級:
筆記試験
・映像の読み取り
・単語数無制限・例文数無制限

2級:
実技試験
・インプロンプト・スピーチ(事前出題)
・課題文の手話表現

準2級:
筆記試験
・映像の読み取り
・単語数2000程度・例文数無制限

3級:
筆記試験
・映像の読み取り
・単語数1000程度・例文数300程度

4級:
筆記試験
・映像の読み取り
・単語数500程度・例文数100程度

5級:
筆記試験
・映像の読み取り
・単語数200程度・例文数30程度

6級:
筆記試験
・映像の読み取り
・単語数100程度
・濁音・半濁音など動きのある指文字
・千の位までの数字

7級:
筆記試験
・動きのない指文字の読み取り
・基本指文字50音
合格率 86.8%
願書受付期間 試験日の4~2カ月前
試験日程
1級:
7月中旬
準1級:
3月中旬・9月下旬
2級:
11月中旬
準2級:
3月中旬・9月下旬
3~6級:
3月中旬・9月下旬
7級:
随時
受験地
1級:
東京
準1級:
全国主要都市
2級:
東京・大阪
準2級:
全国主要都市
3~6級:
全国主要都市
7級:
自宅
受験料
1級:
10500円
準1級:
9200円
2級:
7650円
準2級:
6300円
3級:
5800円
4級:
5300円
5級:
4750円
6級:
3700円
7級:
1800円
合格発表日 試験から1~2カ月後
受験申込・問合せ NPO 手話技能検定協会
〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町3-13 日本橋小舟町ビル5F
TEL:03-5642-3353
ホームページ NPO手話技能検定協会・手話技能検定試験
https://www.shuwaken.org/

手話技能検定のレビュー

まだレビューがありません