IC3

IC3は、コンピュータ・インターネットに関する基礎知識と技術を証明する国際資格で、世界78カ国以上で実施されています。この資格を取得することで、世界的に通用するITリテラシーが標準以上であることが示されます。日本では、(株)オデッセイコミュニケーションズが運営管理しており、これまでに約500万人以上が受験している、信頼性の高い資格です。IC3には、グローバルスタンダード5（GS5）、グローバルスタンダード6（GS6）という2つのバージョンがあります。GS5は、コンピューター全般の基礎を学ぶ「コンピューティング　ファンダメンタルズ」、アプリケーションの機能や操作方法を学ぶ「キー アプリケーションズ」、インターネット環境で必要な基本的な知識や操作、ルールなどを学ぶ「リビング オンライン」、GS6はレベル1・レベル2・レベル 3の科目で構成されています。IC3は、試験環境（OS・アプリケーション）の変化に応じて、バージョンアップされており、2024年3月現在では、GS5とGS6の2種類です。

IC3の資格があると、ITやWeb系企業での活躍が期待できます。具体的には、パソコンサポート技術者、ネットワーク管理者、ウェブ開発者、データベース管理者、オフィス管理職など、さまざまなIT関連の職種でIC3の知識が役立つでしょう。

IC3の資格はパソコンに関する基本的な知識を証明するものであるため、その取得者の職業は幅広く、収入は職種により異なります。本資格を持つことで、企業や団体によっては、資格手当や報奨金を受け取ることができるかもしれません。難易度も高くないため、就職活動前の空き時間などを利用して勉強し、資格を取得してから企業面接に臨むことで、就職がスムーズに進む可能性があります。ビジネスシーンでのパソコンやインターネットに関する知識の重要性は年々高まっており、IC3はこれらの基礎知識を証明する資格として、国際的に認知されています。将来的にIT系企業に就職や転職を考える方にとって、IC3は挑戦する価値があるでしょう。

IC3は基本的な内容が多いため、パソコンに関する幅広い基礎知識を身につけたい方から、将来IT系の職業を目指す方まで、ITの導入資格としておすすめです。

IC3の学習方法には、二つの選択肢があります。一つ目は、対策教材を購入して自己学習する方法で、もう一つは学校やパソコンスクールなどで対策講座を受講する方法です。自己学習だと不安を感じる方や、しっかりと指導を受けたい方は、試験会場で開催される対策講座を利用するとよいでしょう。コースの詳細については、各実施校に直接問い合わせてください。また、IC3の公式サイトでは、試験範囲を網羅した対策教材を購入でき、掲載されているサンプル問題も活用できます。なお、IC3の取得後は、上位のパソコン検定資格に進むことが容易になります。したがって、基礎を確実に身につけるために、IC3でしっかりと学習しておきましょう。