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公認情報セキュリティマネージャー(CISM)

公認情報セキュリティマネージャー(CISM:Certified Information Security Manager)は、2002年にISACA(情報システムコントロール協会)が創設した国際資格です。情報セキュリティの専門家としての知識や技能を国際的な基準で認定します。ISACAは海外の組織ですが、東京や大阪などにも支部があり、日本語で受験できるほか、受験者説明会なども開催されています。だれでも受験は可能ながら資格認定には一定の実務経験が必要です。

資格詳細
CISMは、アメリカの情報システムコントロール協会(通称:ISACA)によって認定されている国際的な情報セキュリティの資格です。日本では、公認情報セキュリティマネージャーという名称で知られています。世界中で24,000人以上、日本国内では370人以上がCISMの資格を取得し、活躍しています。本資格は、情報セキュリティマネージャーを対象とした専門資格であり、試験問題は実務内容に基づいて作成されています。資格に合格後、CISMの認定を申請するには、情報セキュリティに関連した実務経験が5年以上と、セキュリティマネジメントの経験が3年以上必要です。試験はオンラインまたはPSIの試験会場で受験することができます。この資格を取得することによるメリットには、情報セキュリティマネジメントの知識を証明できることのほかに、情報セキュリティ関連の就職・転職に役立つこと、そして資格取得による収入アップが期待できることがあります。

活躍場所
CISMの資格を取得した人は、IT関連企業やITセキュリティ専門会社などで、セキュリティエンジニア、情報セキュリティマネージャーやコンサルタントとして活躍できます。情報セキュリティの分野は専門家の需要が高く、幅広い活動の場があります。フリーランスとして働くことも選択肢の1つです。

収入と将来性
セキュリティエンジニアの年収は、日本全体の平均年収を大きく上回っています。マルチに活躍できるスキルや経験があれば、高い年収を得ることが可能です。年収が高い理由として、企業のセキュリティ意識の向上やサイバー攻撃の増加が挙げられます。CISMの知名度は国内外で高まっており、政府機関や自治体の情報セキュリティ支援業務では、CISM資格を持つことが求められるケースも増えており、情報の価値が高まる中、企業は情報を適切に保護する必要性を認識しています。そのため、セキュリティの知識や技術を持つ人材を活用し、社内のセキュリティ意識向上を図る取り組みが重要です。セキュリティに関する資格を持つ従業員を評価し、セキュリティの重要性を啓発する活動を進めることが、セキュリティの強化につながります。セキュリティエンジニアの需要は高い一方で、IT専門家の不足が依然として課題です。

向いている人
CISMは、情報セキュリティの管理職や担当者、コンサルタントを対象とした資格です。セキュリティマネージャーなどを目指し、実績を積みたい方に資格取得がおすすめです。

取得方法
CISMの資格取得には、まとまった勉強時間が必要です。したがって、計画的なスケジュールを立てる必要があります。試験日はこちらで決められるため、勉強の進捗に応じて適切な時期を選択しましょう。また、出題範囲ごとに割合が公表されているため、割合の高い範囲を重点的に学習することがポイントです。出題範囲は定期的に更新されますので、受験前に公式サイトを確認しましょう。学習には一般的に公式の参考書を使用します。ISACAは問題集や解説マニュアルを提供していますので、最新版を購入し、公式の書籍を活用しましょう。日本語版も用意されています。電子書籍版と書籍版がありますので、学習しやすい方を選択しましょう。また、受験者向けのレビューコースが提供されています。2日間のコースで、日本語の教材をもとに試験範囲の解説を行っているため、不明点の解消ができ、より理解を深められるでしょう。



公認情報セキュリティマネージャー(CISM)資格の難易度偏差値

偏差値58
普通
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 公認情報セキュリティマネージャー(CISM) 取得
所轄・主催:
ISACA(情報システムコントロール協会)東京支部
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

公認情報セキュリティマネージャー(CISM)資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 就職や転職にやや有利 特になし 大関クラス 特になし

公認情報セキュリティマネージャー(CISM)試験概要

受験資格 不問
※認定には実務経験(5年以上)が必要
試験内容 ・ドメイン1:情報セキュリティガバナンス
・ドメイン2:情報リスクの管理
・ドメイン3:情報セキュリティプログラムの開発と管理
・ドメイン4:情報セキュリティ・プログラム・マネージメント
合格率 非公開
願書受付期間 ~3月末・~9月末
試験日程 6月中旬・12月中旬
受験地 札幌・東京・名古屋・大阪・神戸・福岡・那覇
受験料 760
合格発表日 8月中旬・2月中旬
受験申込・問合せ ISACA(情報システムコントロール協会)東京支部
TEL:03-5782-8358
ホームページ ISACA東京支部/公認情報セキュリティマネージャー (CISM: Certified Information Security Manager)
http://www.isaca.gr.jp/cism/

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