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空調給排水管理監督者

大勢の人間が集団で活動するビルでは、衛生管理が重要になります。特に給排水設備や空調設備は、その建物にいる全員が共有するものであるため、適切な空気環境の調整や水質管理によって集団的な健康異常などの発生を防がねばなりません。「空調給排水管理監督者」は、ビルの空調や給排水設備の管理・監督をおこなうための国家資格です。資格は講習で取得することができますが、「ビル設備管理技能士」などの前提資格が必要です。

資格詳細
ビルやホテルなどたくさんの人が集まる建築物には空調や給排水の設備が備わっており、定期的な点検や修理をしないと当然劣化します。空調や給排水が劣化すると建物を利用する人の健康を害する心配があるため、ビル管理会社や清掃会社が空調や給排水設備の点検を行う必要があります。その際に作業を監督するのが空調給排水管理監督者です。空調給排水管理監督者は、空調給排水関連の設備に関する専門家です。具体的には、建築物の環境衛生の観点から、建物の空気環境の調整、飲料水の水質検査、給水及び排水の管理といった業務を監督し、作業員たちへ適切な作業方法を指示します。この資格は、講習と修了考査を受ければ取得できます。そのため、国家資格の中では比較的やさしい資格といえますが、講習を受講するためには他の資格が必要なため、すでに専門知識がある人が対象の資格といえます。具体的には、ビル設備管理技能士、または建築物環境衛生管理技術者のどちらかの資格が必要です。まだそれらの資格を取得していな方は、まずどちらかの資格を取得した後に空調給排水管理監督者の講習の受講を計画しましょう。なお、空調給排水管理監督者の資格有効期限は6年となっており、それ以降は再講習を受講する必要があります。

活躍場所
ビル管理会社、建物環境衛生管理、害虫駆除業者などで活躍できます。

収入と将来性
空調給排水管理監督者の年収は一般の年収より低めですが、資格手当が期待できます。求人サイトを見ると、空調給排水関連の仕事で多数募集がありますので、ビル管理会社への転職の際には資格を持っていると優遇される可能性があります。また、正社員以外ですが、高齢者の募集も見られるため、企業から需要が高い仕事といえます。資格を取得しておけば安定した収入に繋がり、また空調給排水管理監督者がいなければ、建築物環境衛生総合管理業登録ができないため、今後もニーズが変わらずにある仕事といえるでしょう。

向いている人
受講資格は、ビル設備管理技能士または建築物環境衛生管理技術者の有資格者に限られているため、どちらかの資格を取得している人でビル管理会社に現在働いている方は取得しておくと良いでしょう。参加者はほとんど男性で、中でも中高年男性が多いようです。

取得方法
資格は受講資格のある方が所定の講習を受けることで、ほぼ100%取得できるといわれています。講習会の日程については、「日本建築衛生管理教育センター」のホームページで確認しておきましょう。受講者の話によると、講習の最後に行われる修了試験はマークシート方式で持ち込みは不可とのこと。試験問題は「不適切なものはどれか」とか「正しいものはどれか」など問題文の語尾に統一性がないので、気をつけて読むことが必要なようです。しかし簡単な試験のため、不合格になる人はほとんどいないそうです。試験対策としては、講義中に重要ポイントを聞き漏らさないように、アンダーラインを引いたり、該当箇所に付箋を付けたりすると良いでしょう。あとは、講習に遅刻することがないように気をつけてください。



空調給排水管理監督者資格の難易度偏差値

偏差値0
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 空調給排水管理監督者 取得
所轄・主催:
厚生労働省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

記載内容は東京の情報。
願書受付
2020年12月8日~2020年12月21日
試験日
2021年2月1日~2021年2月2日
合格発表
試験開催地によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

空調給排水管理監督者資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
国家資格 専門的資格(可) 業務独占・必置資格 横綱クラス 特になし

空調給排水管理監督者試験概要

受験資格 ・職業能力開発促進法で規定する技能検定でビル設備管理の職種に係るもの(ビル設備管理技能士)に合格した者
・建築物における衛生的環境の確保に関する法律で規定する建築物環境衛生管理技術者免状の有する者
試験内容 講習内容:計15.5時間(2日間)
・建築物環境衛生制度
・建築物の衛生的管理
・作業監督の実際
・試験
合格率 ほぼ100%
願書受付期間 地域により異なる
試験日程 地域により異なる
受験地 東京・大阪・福岡
受験料 31000円
合格発表日 講習修了後
受験申込・問合せ 公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター
〒100ー0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル7階743区
TEL:03-3214-4624 FAX:03-3214-8688
ホームページ 公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター
https://www.jahmec.or.jp/

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