CompTIA Cloud Essentials
ノートPCだけでなく、スマートフォンやタブレットの普及により、オンラインストレージを中心としたクラウドコンピューティングが急速に広まっています。企業などでもクラウドの導入が検討されつつありますが、ビジネスおよび技術的側面からクラウドの導入判断や運用が主導できる人材はまだ少ない状況です。CompTIAの「Cloud Essentials」は、クラウドに関する専門スキルを認定する民間資格。今後、確実に需要が高まる資格でしょう。
資格詳細
CompTIA Cloud Essentials+は、技術的な資格ではありません。ビジネス部門とIT部門において、クラウド導入に関する意思決定を行う際に考慮すべき要件を理解し、クラウド導入を推進するためのスキルを持つ人材を認定する資格です。この資格の勉強を通して、現代のクラウドテクノロジーを有効に活用し、組織の効率と生産性を向上させ、コストを効果的に管理し、セキュリティリスクを軽減する方法を理解することができます。そのため、ITスペシャリストだけでなく、クラウドに関わるすべての人材が必要なスキルを習得できるよう設計されており、ビジネスの観点から総合的にクラウド導入を判断できる知識とスキルを評価します。以前の「Cloud Essentials」よりもビジネス寄りに改定されており、クラウドの基礎やビジネス導入に必要な要素を学ぶことができ、CompTIAが提供する資格の中では難易度が低い方の資格です。
活躍場所
クラウドエンジニアとして、クラウド環境においてシステムの設計、構築、運用、および保守などの業務に従事することができます。。
収入と将来性
クラウドエンジニアは、厚生労働省の職業分類ではITシステム設計技術者に位置づけられ、システムエンジニアの一環とされています。令和4年の賃金構造基本統計調査によれば、システムエンジニアの年収は高めです。クラウドエンジニアの求人情報も確認すると、収入に幅はありますが、全体的には高い年収の傾向が見られます。近年、多くの企業や組織は業務をIT基盤上で遂行し、その中でクラウドサービス上でシステムを運用することが一般的になりつつあります。IT基盤の構築において、サーバをクラウドサービス上で動かすことが主要な選択肢となっており、現在では、ITインフラの構築において「クラウドファースト」のアプローチが一般的です。クラウド環境の普及に伴い、クラウドの知識やスキルを持つエンジニアの需要は着実に拡大しており、将来的に見ても、クラウドエンジニアは将来性の高い職種と言えるでしょう。クラウドに関する資格を取得することは、転職時において能力を実証できる手段となり、クラウドエンジニアへのスムーズなキャリア移行を支援します。
向いている人
CompTIA Cloud Essentials+は、クラウド環境に対する理解と、仕事で導入・運用に関する知識が求められる方に最適です。具体的には、将来的にクラウドに関連する業務に従事する予定のIT技術者や、ビジネス企画に従事する方、データに基づくクラウドの利用に関するアドバイスを提供する方に向けて、知識や理解を深めるための資格と言えます。
取得方法
CompTIA Cloud Essentials+は、クラウドに関する基本的な概念やビジネスの原則、管理およびオペレーションに焦点をあてた内容で構成されており、技術的な知識はそれほど問われません。実際に、対策問題集を使用して数時間の勉強で合格したとの報告もあり、これから学び始める初学者にとっても比較的合格を目指しやすい資格と言えます。
CompTIA Cloud Essentials資格の難易度偏差値
普通 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 CompTIA Cloud Essentials認定資格試験 合格
所轄・主催:
CompTIA 日本支局
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
CompTIA Cloud Essentials資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | 特になし | 特になし | 関脇クラス | 独学 通信 |
CompTIA Cloud Essentials試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | ・ビジネスの観点から見たクラウドサービスの特徴 ・クラウドコンピューティングとビジネス上の意義 ・技術的な観点から見たクラウドのタイプ ・クラウドコンピューティング導入を成功させるステップ ・クラウドコンピューティング導入によるITサービスマネジメントへの影響と変化 ・クラウドコンピューティングのリスクと影響 |
合格率 | 非公開 |
願書受付期間 | 随時 |
試験日程 | 毎日 |
受験地 | 全国100ヵ所以上の試験センター(CBT方式) |
受験料 | 9900円 |
合格発表日 | 試験後即時 | 受験申込・問合せ | CompTIA 日本支局 〒101-0061 東京都千代田区三崎町3-4-9 水道橋MSビル7F TEL:03-5226-5345 FAX:03-5226-0970 |
ホームページ | CompTIA Cloud Essentials+ | ADDITIONAL PROFESSIONAL|CompTIA JAPAN (コンプティア 日本支局) https://www.comptia.jp/certif/additional_professional/comptia_cloud_essentials/ |