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金融業務能力検定(個人情報保護オフィサー)

企業などが保有する顧客の個人情報を保護することの重要性はすでに広く認識されていますが、特に個人情報の守秘が求められる業界のひとつが「金融」です。一般社団法人の金融財政事情研究会が実施する金融業務能力検定には、「個人情報保護オフィサー」の種目が用意されており、「銀行」「生命保険」「消費者金融」の3つのコースから、各業種に合わせた個人情報保護の知識をためすことができます。

資格詳細
個人情報保護オフィサーは、金融財政事情研究会が主催する金融業務能力検定の中の種目であり、金融機関向けの個人情報取扱いについての知識を証明する資格です。この資格は、個人情報保護法と番号法の遵守に必要な知識だけでなく、金融業務における実践的な知識や理解度を測定するものです。金融業界は個人情報保護とコンプライアンスに厳格な要件があるため、金融機関で働く人々に向けた資格であり、銀行、証券、保険などの業界において注目を集めています。本種目は、「銀行」と「生命保険」の2コースから選択が可能です。銀行コースには預金業務、為替業務、融資業務など、銀行業務における実践的な個人情報保護に関する内容が含まれます。通常、銀行で働いている人々にとっては、支店での業務経験や研修で学んだ基本的な内容が中心です。生命保険コースでは、生命保険業務において要配慮個人情報の取り扱いが頻繁にあるため、主に要配慮個人情報についてより詳細に学ぶことができます。

活躍場所
銀行、保険会社、証券会社などの金融業界で活かすことができます。また、一般的な企業の管理部門や顧客情報を取り扱う部門でも、個人情報保護の知識が必要とされることがあるため、この資格は広範な分野で活かせるでしょう。

収入と将来性
金融業界は、他の業種と比較すると、年収が高い傾向にあります。人気の金融業界ですが、最近ではIT技術の進歩により大きな変化が起きています。技術の進化に遅れると、この先経営が傾くリスクがあるかもしれません。このような状況下で、銀行員を志望するのであれば、金融知識を十分に身につけるための資格を取得しておくことがおすすめです。業界で必要な知識が身につくだけでなく、取得することでキャリアアップや転職が有利になる資格もあります。金融業務能力検定は、個人情報保護オフィサーのほかにも多数の試験種目があり、若手から中堅までを対象に広範な業務知識と実務への対応力を評価します。2021年度からは、試験種目のすべてがCBT方式で実施されており、今後さらに需要が高まるでしょう。

向いている人
金融業や個人情報を扱う職種に従事している方におすすめの資格です。銀行コースと生命保険コースでは、資格の有益性や難易度に大きな違いはありません。しかし、自身の職務内容や目標に合わせて選択することが重要です。もしどちらかに迷っているのであれば、汎用性が高い銀行コースがおすすめされています。

取得方法
個人情報保護オフィサーの資格は、比較的低い難易度であり、金融業の個人情報管理に関する基本的な知識を持っている方であれば合格しやすいとされています。ただし、金融業務の経験がないか、個人情報管理について学習したことがない方は、相応の学習が必要です。学習には金融財政事情研究会が発行している公式の試験問題集が必須です。この問題集は銀行コースと生命保険コースの両方に対応しており、試験範囲が広く網羅されており、試験に近い形式の問題が多く掲載されています。ただし、個人情報保護法は法改正などが行われる可能性があるため、最新の問題集を入手しましょう。試験対策としては、とにかく公式問題集の内容を徹底的に覚えることが非常に重要です。問題を完全に理解し、全問正解できるようにすることで、合格への道が開けるでしょう。



金融業務能力検定(個人情報保護オフィサー)資格の難易度偏差値

銀行 生命保険 消費者金融
偏差値45 偏差値45 偏差値45
簡単
簡単
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 個人情報保護オフィサー 認定
所轄・主催:
一般社団法人金融財政事情研究会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

金融業務能力検定(個人情報保護オフィサー)資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 キャリアアップ(可) 特になし 横綱クラス 独学 通信

金融業務能力検定(個人情報保護オフィサー)試験概要

受験資格 不問
試験内容
銀行コース:
マークシート方式
・個人情報保護の意義、取扱いルール
・個人情報保護対策
・預金・為替業務と個人情報保護
・融資業務と個人情報保護
・その他業務と個人情報保護
・個人情報保護法とマイナンバー法(番号法)

生命保険コース:
マークシート方式
・個人情報保護の意義、取扱いルール
・個人情報保護対策
・保険募集・保険引受・保険金等支払業務と個人情報保護
・代理店と個人情報保護
・その他業務と個人情報保護
・個人情報保護法とマイナンバー法(番号法)

消費者金融コース:
マークシート方式
・個人情報保護の意義・取扱いルール
・個人情報保護対策
・貸付業務と個人情報保護
・債権管理・回収と個人情報保護
・開示等と個人情報保護
・その他業務と個人情報保護
・個人情報保護法とマイナンバー法(番号法)
合格率 非公開
願書受付期間
銀行コース:
3月中旬~4月上旬・11月中旬~12月上旬
生命保険コース:
3月中旬~4月上旬
消費者金融コース:
3月中旬~4月上旬
試験日程
銀行コース:
5月下旬・1月下旬
生命保険コース:
5月下旬
消費者金融コース:
5月下旬
受験地 全国各地
受験料 3300~11000円
※科目により異なる
合格発表日
銀行コース:
7月上旬・3月上旬
生命保険コース:
7月上旬
消費者金融コース:
7月上旬
受験申込・問合せ 一般社団法人 金融財政事情研究会 検定センター
〒160-8529 東京都新宿区荒木町2-3
TEL:03-3358-0771
ホームページ 種目別ガイド: 個人情報保護オフィサー | 一般社団法人 金融財政事情研究会
http://www.kinzai.or.jp/kentei/guide/kojin/index.html

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