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解体工事施工技士

現在の日本では各地で建築物の老朽化が顕著になりつつあります。建替えや再開発の需要が高まるとともに、建築物の解体工事も増加しています。一方で、建物の大型化や多様化により、解体工事の難度も高まり、専門化しつつあります。全国解体工事業団体連合会が実施する解体工事施工技士は、解体工事を安全かつ確実に施工するための技術を認定する国家資格で、解体工事業の登録および施工に必要な技術管理者の資格要件となっています。

資格詳細
解体工事施工技士とは、建造物の解体において、解体工事の工法、廃棄物の処理法、建設リサイクル法など、解体工事に対応した施工管理能力を有することを証明する資格です。具体的には、解体工事の見積もり、解体現場の調査と管理、施工管理などを行います。解体工事は、これまで「とび・土工」の仕事の一部として扱われていました。しかし、近年になって解体物件が増加し、かつ大型で複雑になってきたことや、廃棄物処理の適正化やリサイクル化に対応した厳しい管理を行える技術者が必要となってきました。そこで、活躍するのが解体工事施工技士です。また、この資格が注目されるようになった理由として、高度成長期時代に建てられた建造物の多くが50年以上経ったことで、老朽化してきていることが挙げられます。さらに東京オリンピックに向けて、多くの建物が建て替えられており、解体工事全体を管理する技術者の存在がますます重要となっています。解体工事は500万円未満でも施工するには解体工事業者登録が必要であり、この行政の許認可を受ける際に要件を満たす資格が解体工事施工技士です。資格は年1回行われている試験に合格できれば取得できます。受験するには実務経験が必要ですが、指定の学科を卒業しているかいないかで実務経験年数が変わってきますので、受験資格をきちんと確認しておきましょう。なお、この資格の有効期間は5年間で更新時には登録更新講習を受けることが必要です。

活躍場所
土木工事業や解体工事業などで活躍できます。今後さまざまな解体工事の現場で、より専門的な知識や技術が求められることが予想されるため、今よりも活躍の場が広がっていくでしょう。

収入と将来性
解体工事施工技士の収入は、解体工事の職人と比べると、資格手当がつくため、待遇面では比較的恵まれているようです。求人サイトをみると、企業によってはかなり高額の給与を提示しているところもあります。規模の小さい物件の解体工事では今はまだ必置資格ではありませんが、近い将来すべての解体工事で解体工事施工技士の必置が義務付けられることも考えられるようです。将来性の高い仕事であり、今後は高レベルな内容が要求されてきそうですので、解体工事施工技士の存在はますます重要になってくるでしょう。

向いている人
現在解体工事の仕事に就いている方がキャリアアップとして目指してみると良いのではないでしょうか?解体工事の仕事だけでは物足りなさを感じていてステップアップを検討している方には、現場を総合的に指揮するやりがいのある解体工事施工技士の資格はおすすめです。

取得方法
試験の難易度はそれほど高くないとされていますが、専門知識が多く出題されるため自信のない方は、全国解体工事業団体連合会が開催する技術講習を受講されると良いでしょう。講習では試験出題のポイントを解説してくれますので、試験対策にかなり有効といわれています。講習会では専用のテキストを使用しますが、過去問題集は講習会場で購入できるようです。試験問題は、過去問題から多く出題されるようですので、テキストとあわせて過去問題に集中して取り組むと良いでしょう。また、この2日間の講習修了者は、受験資格に決められている実務経験年数の1年間の短縮措置が受けられるため、受講される方が多いようです。受講場所と日程に都合がつく方は受けられると良いでしょう。詳しくは、全解工連のホームページで確認してください。



解体工事施工技士資格の難易度偏差値

偏差値45
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 解体工事施工技士 登録
所轄・主催:
国土交通省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2021年資格日程

願書受付
不明
試験日
2019年12月1日
合格発表
2020年2月7日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

解体工事施工技士資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
国家資格 専門的資格(可) 特になし 横綱クラス 独学

解体工事施工技士試験概要

受験資格 ・大学の指定学科卒業者で1年6カ月(指定外で2年6カ月)以上の実務経験者
・短大または高等専門学校の指定学科卒業者で2年6カ月(指定外で3年6カ月)以上の実務経験者
・高校の指定学科卒業者で3年6カ月(指定外で5年6カ月)以上の実務経験者
・その他の者で8年以上の実務経験者
試験内容 ・四肢択一式
 ・土木・建築の基礎知識
 ・解体工事施工の計画・管理
 ・解体工事の工法
 ・解体工事用の機器・仮設
 ・振動・騒音・粉じん対策
 ・石綿対策
 ・安全衛生管理
 ・副産物・廃棄物対策
 ・関連法規
・記述式
 ・解体工事の実務経験に関するもの
 ・木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等の解体工事施工計画の実務
 ・その他
合格率 47.70%
願書受付期間 9月上旬~11月上旬
試験日程 12月上旬
受験地 北海道・宮城・東京・新潟・静岡・愛知・大阪・岡山・徳島・福岡・熊本
受験料 19800円
※ネット申込は16500円(クレジットカード)または17000円(コンビニ決済)
合格発表日 2月中旬
受験申込・問合せ 公益社団法人 全国解体工事業団体連合会
〒104-0032 東京都中央区八丁堀4-1-3 安和宝町ビル6F
TEL:03-3555-2196 FAX:03-3555-2133
ホームページ 全解工連
http://www.zenkaikouren.or.jp/

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