資格の取り方 » 民間資格 » 環境 » 環境管理士

環境管理士

国や自治体で環境に関する法律が次々に施行されるなか、地域や企業の環境意識が向上しています。環境管理士は、環境保全活動に指導的役割を果たすための知識と技能を証明する資格であり、企業経営の安定や環境を保全する「経営環境管理」と地域住民の生命や財産を守る「生活環境管理」を使命としています。試験は小学生から社会人一般までの幅広い層を対象にしており、初歩的な知識から専門科レベルの知識までをフォローしています。

資格詳細
経済社会の進展や科学技術の進歩がより豊かな生活をもたらす一方で、環境の汚染や破壊が進み、日常生活を脅かしています。環境管理士は、このような環境課題についての実務的な知識とスキルを有し、環境改善と保全の指導を行う専門職の資格です。この資格は、環境汚染を排除し生活環境や企業の経営環境の質を向上させ、地域住民の生命と財産を保護し、企業による公害を未然に防ぐことを目指しています。資格のレベルは、環境知識の基礎(6級)から専門的な高度な知識(1級)まで、段階的に与えられます。通信講座を受講すると4?2級を取得でき、検定試験に合格すると6?1級の資格取得が可能です。すなわち、1級を取得するには、検定試験を受けることが必須になります。なお、6級と5級は、小学校の高学年から中学生までが主な受験対象となっており、前提として各学校での団体受験が開催されています。そのため、6級または5級を受験をしたい場合は、日本環境管理協会に事前に問い合わせておきましょう。

活躍場所
あらゆる産業分野において、環境管理は重要なテーマです。環境管理士の資格を取得することで、企業の環境管理の部署などで環境管理の専門家として活躍できる機会が広がります。その他にも、地方自治体や国の環境保護機関、建設業、環境コンサルティング会社、大学や研究機関、NGOや非営利団体などで活躍の場があるでしょう。環境管理士は、環境保護や持続可能な開発に関する幅広い分野で求められており、その専門知識とスキルを活かして社会に貢献することができます。

収入と将来性
就職先は多岐にわたり、仕事内容や活動内容も幅広いため、収入はさまざまですが、例えば、環境関連のコンサルタント会社に勤務した場合の年収は、日本の平均年収よりやや低めの傾向があります。しかし、環境への関心と持続可能性の重要性が高まる中で、環境管理に取り組む企業が近年増加しており、環境管理士の専門知識とスキルはますます需要が増していくと考えられます。企業や組織が環境への影響を最小限に抑えるためには、環境管理士のアドバイスとサポートが不可欠です。

向いている人
環境保護や環境教育などの分野での就職を希望する方、また環境保護のボランティア活動に興味がある方には、環境管理士の資格が特におすすめです。環境管理士は理系の人が取りやすいイメージがありますが、理科系の専門知識は必要ありません。文科系や事務系の人も多数受講しています。また、本資格は1級から6級までの段階的なレベルが設けられているため、環境保護に関心を持つ幅広いレベルの人々に受け入れられやすい資格と言えます。

取得方法
環境管理士の資格取得方法は2つあります。一つは通信講座を受講し、修了する方法です。通信講座では4?2級の資格が取得できます。もう一つは検定試験を受験して合格する方法で、6?1級までの資格が取得できます。通信講座は8ヵ月で2級を取得するプログラムがあり、無理なく学習できるでしょう。通信講座では科目ごとに演習問題を解いていきます。解答は事務局に送付し、添削指導を受け、最終演習問題に合格することで修了証書が授与され、資格取得が可能です。独学の場合、日本環境管理協会が提供する検定試験問題集や用語解説を利用し、繰り返し学習することが重要です。また、市販の環境白書を使用した学習も推奨されています。



環境管理士資格の難易度偏差値

1級 2級 3級 4級 5級 6級
偏差値38 偏差値0 偏差値0 偏差値0 偏差値0 偏差値0
超簡単
判定不能
判定不能
判定不能
判定不能
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 環境管理士検定試験○級 合格
平成○年○月○日 環境管理士 登録
所轄・主催:
特定非営利活動法人日本環境管理協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

下期(11月)の詳細は不明
願書受付
~2020年6月5日
試験日
2020年6月14日
合格発表
不明
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

環境管理士資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 大関クラス 独学

環境管理士試験概要

受験資格 不問
試験内容
1級:
記述式&小論文
・3級出題分野
・騒音振動環境
・土壌地盤環境
・悪臭環境
・環境政策
・環境アセスメント
・環境マネジメント

2級:
記述式
・3級出題分野
・騒音振動環境
・土壌地盤環境
・悪臭環境
・環境政策
・環境アセスメント
・環境マネジメント

3級:
選択式&記述式
・4級出題分野
・大気環境
・水質環境

4級:
選択式
・環境の歴史
・関連法規
・環境と化学物質
・地球環境
・自然環境
・生活環境
・資源環境
合格率 76.3%(4級)
願書受付期間 ~5月下旬・~10月下旬
試験日程 6月中旬・11月中旬
受験地 東京・名古屋・大阪・福岡
受験料
1級:
15000円
2級:
9000円
3級:
6000円
4級:
4000円
※2~4級の場合、学生は半額
合格発表日 試験日から1カ月以内
受験申込・問合せ 特定非営利活動法人 日本環境管理協会 阪神事務局
〒530-0043 大阪市北区天満2-1-8
TEL:06-6412-6545 FAX:06-6412-8455
ホームページ 特定非営利活動法人 日本環境管理協会(JEMA)ウェブサイト
http://www.nikkankyo.com/

環境管理士のレビュー

まだレビューがありません