清掃作業監督者
清掃作業監督者は、建築物の清掃作業を監督する人にあたえられる国家資格です。建築物清掃業の登録に欠かせない必置資格となっています。資格を取得するためには、2日間の講習を受け、修了考査に合格する必要があります。ビルの衛生管理に精通していなければならないので、受験資格として、「ビルクリーニング技能士」または「建築物環境衛生管理技術者」の国家資格が求められます。ビル清掃にたずさわる人には目標となる資格です。オンライン講習もやっています。
資格詳細
ビルを利用する人が快適に過ごせるように、建物内は常に清潔に保つことが大切です。家の掃除とは異なり、ビルの清掃ならではのポイントなどがあるため、専門知識が必要となります。そこで建築物清掃業の登録には、清掃作業を監督する有資格者を必ず1名選任することが法律により義務付けられています。ビル清掃の仕事は、基本的に床などのクリーニングの仕事のみですが、清掃作業監督者が必要な環境では、ライトの点検、交換などのメンテナンスも仕事に含まれます。この資格取得のための国家試験はなく、全国主要都市で定期的に実施している2日間の講習を受けることで取得が可能です。講習の全課程を修め、修了考査に合格した人には修了証書が交付されます。ビルクリーニング技能士1級の有資格者や、建築物環境衛生管理技術者の免状を交付されている人であれば、講習を修了して、都道府県知事に登録すると、独立して事業することも可能です。資格自体の有効期限はありませんが、知事登録の有効期限は6年です。有効期限を延長するには、再講習を受ける必要があります。
活躍場所
清掃作業監督者はビルメンテナンス会社に就職し、オフィスビルなどの建物内で仕事をすることになります。清掃が正しく行われるように、作業員に指示をするなど、ビル清掃員のトップランクとして活躍できます。
収入と将来性
ビル清掃員の平均年収が決して高くないように、清掃作業監督者の年収も高くはないようです。退職した人が再就職することが多い職種のため、平均的な収入が期待できないと考えられるかもしれません。しかし、有資格者ですので、特別手当を支給する企業もあります。収入は期待できなくても、高齢になっても働ける安定した職場であるという点はメリットです。また、清掃作業監督者は、建築物の衛生的環境確保に関する法律で事業登録に必要な要件の一つですので、仕事の需要がなくなる心配はありません。ビルの衛生管理に精通する人材として、積極的に清掃作業監督者を採用する清掃業者も増えていますので、今後も一定のニーズがあるでしょう。
向いている人
作業員を教育指導する立場の人間として、管理能力が必要です。ただし、監督者といっても、人手が足りない清掃会社の場合、清掃作業員と同じ業務内容をこなすことも必要なため、状況に応じた柔軟性も求められます。清掃作業の仕事に従事している人は、スキルアップのために取得しておくとよい資格ではないでしょうか。
取得方法
清掃作業監督者の資格は、「清掃作業監督者講習会」を受け、講習の最後に実施される修了考査に合格することで取得が可能な資格です。修了考査は、講習をきちんと受けて理解していれば、ほぼ100パーセント合格できるといわれています。講習自体は難しくありませんが、受講するには「ビルクリーニング技能士」、あるいは「建築物環境衛生管理技術者」の資格が必要ですので、まず受講資格を得るために数年かかるでしょう。これらの資格があり、すでにビル清掃関連の仕事をしている人にとっては取得しやすい資格です。
清掃作業監督者資格の難易度偏差値
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判定不能 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 清掃作業監督者 取得
所轄・主催:
公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2023年資格日程
会場により日程が異なる
願書受付
試験開催地によって願書受付日等が異なります。
試験日
試験開催地によって試験日等が異なります。
合格発表
試験開催地によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
清掃作業監督者資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
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国家資格 | 専門的資格(可) | 必置資格 | 横綱クラス | 特になし |
清掃作業監督者試験概要
受験資格 | ・職業能力開発促進法に規定する技能検定でビルクリーニングの職種に係るものに合格した者 ・建築物における衛生的環境の確保に関する法律に規定する建築物環境衛生管理技術者免状の交付を受けている者 |
試験内容 | 講習内容(2日間) ・建築物環境衛生制度(2時間) ・建築物の衛生的管理(8時間) ・作業監督の実際(3時間) ・試験(1.5時間) |
合格率 | ほぼ100% |
願書受付期間 | 講習会場により異なる |
試験日程 | 講習会場により異なる |
受験地 | 北海道・石川・東京・愛知・大阪・広島・福岡・沖縄 |
受験料 | 35000円 |
合格発表日 | 講習会場により異なる | 受験申込・問合せ | 公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル7階743区 TEL:03-3214-4624 |
ホームページ | 清掃作業監督者講習会(新規)<講習会情報|公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター http://jahmec.or.jp/koushu/seisou.html |