ホテルビジネス実務検定
宿泊施設として代表的な存在であるホテル。ホテルビジネス実務検定試験、略して「H検」は、ホテルに関する実務知識の体系的理解度を測定する試験で、1999年に始まった民間の検定試験。「マネジメントレベル」と「ベーシックレベル」に分かれており、ホテル業界への就職を目指す学生から新人の若手スタッフ、上級の管理職に至るまで、幅広く対応しています。ホテル業界や関連業界において昇進・昇格の基準となる資格でもあります。
資格詳細
旅行や出張でたびたびお世話になる宿泊施設といえば、大小さまざまのホテルです。客室と呼ぶには小さすぎるほどのカプセルホテルから、超豪華な一流ホテルまで、じつにいろいろなホテルがありますが、宿泊サービスを提供するという基本は同じです。ホテルの業務に必要となる資格は特にありませんが、ホテルのスタッフとしての実務能力を認定する民間資格として、ホテルビジネス実務検定があります。取得しておくとホテルへの就職に有利となります。
活躍場所
ホテルビジネス実務検定の合格者が活躍する場所は、ホテルをはじめとした宿泊施設です。ホテルのスタッフと言っても、それぞれが担当する業務はさまざまです。ドアマンやベルパーソン、フロント、コンシェルジュ、ハウスキーピングなどが代表的でしょう。また、ホテルは宿泊サービスだけを提供するのではありません。食事や会議、結婚式などのパーティーもホテルの重要なサービスであり、レストランや宴会場のスタッフとしても働きます。これら表舞台とは別に、営業部門や管理部門にもスタッフがいます。
収入と将来性
かつてホテルと言えば高級な宿泊施設というイメージでしたが、いまや安価なビジネスホテルが隆盛をきわめています。ホテル自体の需要は一定でも、内実は主に景気によって大きく影響され、どんなホテルに客が集まるかが大きく変化するものです。ホテル業界全体の将来性にはさほど不安がないものの、勤務先のホテルの将来については占いがたいのが実態です。ホテルビジネス実務検定の資格があれば、キャリアを積んで転職を考える場合にも有利になるので、自分のキャリアの将来性を高めることができます。また日本のホテルはきわめて多様化しており、宿泊費がピンからキリまでなのと同様に、ホテルのスタッフの収入も勤務先によってまちまちです。ホテルの規模の大きさや、都会か田舎か、観光地か否かなど、さまざまな条件で変わってきますが、一般に、大きいホテルほど給料がよいとされます。平均年収は300万から400万円ほどと言われますが、ホテルは、お客さんを泊める以上、必然的に24時間体制であり、勤務時間が不規則になる上、肉体的にも精神的にもハードです。そのわりに給与はあまり高くならない傾向にあります。
向いている人
ホテルは基本的に24時間営業ですので、夜勤の機会も少なくなく、心身ともにハードであり、給与もさほど高くならないため、ホテルのスタッフは、好きでなければつとまらない仕事だとよく言われます。そして、どの部署であれ共通して求められるのは「おもてなし」の心です。自分のサービスでお客さんに満足してもらえれば、どんなにつらくてもがんばれるという、奉仕精神に満ちた人ほど向いている仕事と言えるでしょう。世話好きな性格の人におすすめの職業です。
取得方法
ホテルビジネス実務検定は、一般財団法人の日本ホテル教育センターが実施している民間の検定試験です。学生および新入社員、一般社員に向けた「ベーシックレベル」と、管理職に向けた「マネジメントレベル」に分かれており、それぞれに1級と2級の級位が用意されていますが、マネジメントにおいては正答率によって級位が決まります。なお、試験は筆記(マークシート方式)のみですので、公式の問題集を使って効率的に勉強すれば、さほど難しくはないでしょう。
ホテルビジネス実務検定資格の難易度偏差値
マネジメント | ベーシック1級 | ベーシック2級 |
---|---|---|
超簡単 |
超簡単 |
超簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 ホテルビジネス実務検定試験○○ 認定
所轄・主催:
一般財団法人日本ホテル教育センター
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
記載内容はベーシック2級の情報。
願書受付
2021年1月7日~2021年1月25日
試験日
2021年3月6日
合格発表
級や部門によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
ホテルビジネス実務検定資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | キャリアアップ(可) | 特になし | 小結クラス | 講習 通信 |
ホテルビジネス実務検定試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | マネジメントレベル: 初級~上級管理職管理者としての役割と課題の理解に加えて、部門マネージャーまたは部門管理者として実務上の意思決定ができる。 ・ホテルの基礎 ・宿泊業務 ・料飲業務 ・宴会業務 ・調理業務 ・マーケティング業務 ・総務・人事業務 ・施設管理業務 ・仕入・購買業務 ・経理・会計業務 ベーシックレベル1級: 一般社員・初級管理職ホテルのサービスオペレーションのみならずマネジメント業務も理解し、接客業務はもちろん基礎的な管理業務に従事することができる。 ・ホテルの基礎 ・宿泊業務 ・料飲業務 ・宴会業務 ・調理業務 ・マーケティング業務 ・総務・人事業務 ・施設管理業務 ・仕入・購買業務 ・経理・会計業務 ベーシックレベル2級: 学生・新入社員ホテル業界の基礎知識およびホテルの宿泊・料飲・宴会を中心としたサービスオペレーションを体系的に理解し、即戦力として接客業務に従事することができる。 ・ホテルの基礎 ・宿泊業務 ・料飲業務 ・宴会業務 ・調理業務 ・マーケティング業務 |
合格率 | 50.5%(ベーシック2級) |
願書受付期間 | マネジメントレベル: 9月中旬~10月下旬ベーシックレベル: 10月上旬~下旬・1月上旬~下旬 |
試験日程 | マネジメントレベル: 11月下旬ベーシックレベル: 11月下旬・2月下旬 |
受験地 | 札幌・東京・大阪・福岡 |
受験料 | マネジメントレベル: 8200円ベーシックレベル: 5100円 |
合格発表日 | マネジメントレベル: 12月上旬ベーシックレベル: 12月上旬・3月上旬 |
受験申込・問合せ | 一般財団法人 日本ホテル教育センター 〒164-0003 東京都中野区東中野 3-15-14 TEL:03-3367-5663 FAX:03-3362-5940 |
ホームページ | ホテルビジネス実務検定試験【公式】 http://jec-jp.org/hken/ |