空手道

琉球時代の沖縄で誕生・発達した空手は、いまや世界的にメジャーな格闘技となっています。その実力を証明するものとして、多くの流派・会派で段級位制が採用されており、全日本空手道連盟では、十級から一級の級位と初段から十段の段位が用意されています。級位は各地の道場で、段位は連盟および同会派団体の審査会で取得できます。黒帯を締めることができるのは初段以上となっています。

資格詳細
空手道(空手)は、琉球王朝時代の沖縄発祥の拳足による打撃技が特徴の武道です。空手の競技は、大きく分けると、攻撃技と防御技を組み合わせた演武の「形」と、二人で相対して行う「組手」があります。稽古では、まず空手衣の着方、帯の結び方、座る・立つといった所作を覚えてから、基本、型、組み手を練習し、級位や段位の取得、大会出場を目標に稽古に励みます。空手は身体に筋力がついてくることや、礼儀、忍耐力などを養えることが魅力です。空手にはさまざまな流派があるため、それぞれ独自で級位や段位を認定しています。なかでも、全日本空手道連盟の制度が知られており、級位は各所属団体が、段位は日本空手道連盟または同会派・団体の審査会で認定しています。

活躍場所
全国にある日本空手道連盟の道場や空手教室で稽古を行います。全日本空手道連盟による段位と空手歴のレベルが一定になると、空手公認審判員・空手公認指導員の資格を取得して、指導者として活躍することも可能です。

収入と将来性
空手の選手は、柔道の選手と同じように、所属する企業から給与が支給されますので、企業によりさまざまです。また、空手を活かす仕事として、求人サイトに空手道教室の講師や空手指導員の募集が見つかります。講師の時給はやや高めです。空手指導員の給与は、師範クラス、指導員クラスとでは差があるかもしれませんが、指導数により給与も上がる可能性があります。なお、武道の道場経営は、一般的に厳しく、利益があまり見込めないのが現状です。子どもの習い事としても人気が高い空手は、心身が鍛えられると同時に、礼儀が身につくなどのメリットがあります。加えて、他の習い事よりも費用が安いことも、人気の理由のひとつです。近年は、海外でも日本の武道を学ぶ人が増えていますが、その中でも空手を習っている人は多く、世界の空手愛好家はおよそ1億3千人といわれています。いまや、空手は世界的なスポーツですので、今後も人気が続くでしょう。

向いている人
空手の稽古はハードですが、練習を積み重ねるうちに自信をつけていけます。そのため、自信を育てるのに空手はおすすめです。身体面でも精神面でも鍛えられるため、強くなりたい人にも向いているでしょう。一方で、空手は他の武道と同様に礼儀作法を重んじるため、挨拶や礼がきちんとできないとやり直しをさせられる場合があります。特に子どもの場合、慣れるのに時間がかかりますが、周囲にあわせて行動がとれるようになると長く続けられるでしょう。

取得方法
昇級審査の基準は、道場や流派により異なりますが、例えば「8級は平安二段の形ができること」などのように形が指標であることが多いようです。そして、合格のコツは「基本」がしっかり出来ていることです。その他では、元気よく返事すること、礼などの作法ができること、堂々とした態度、しっかりとした目線がポイントになります。また、自由組手の場合は積極的に技を出しましょう。手数があまり少ないと評価されにくいためです。これらのコツは日頃の練習でしっかりと心がけるようにしましょう。なお、練習をさぼらずに、道場に普通に通っていたら、昇級審査で不合格になることはほぼないといわれています。ただし、昇段審査になると落ちる可能性もあり、2?3回受けてやっと合格する人も少なくありません。落ちても悔やまず、練習に励みましょう。



空手道資格の難易度偏差値

偏差値0
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

2020年資格日程

願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

空手道資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 前頭クラス 特になし

空手道試験概要

受験資格 団体による
試験内容
十級~一級

所属する道場にて受験

初段~三段

所属する団体または段位審査会にて受験

四段~五段

段位審査会にて受験

六段以上

全日本空手道連盟主催の審査会にて受験(学科試験あり)
合格率 非公開
願書受付期間 団体による
試験日程 団体による
受験地 団体による
受験料 団体による
合格発表日 団体による
受験申込・問合せ 公益財団法人 全日本空手道連盟
〒135-8538 東京都江東区辰巳1-1-20
TEL:03-5534-1951 FAX:03-5534-1952
ホームページ 公益財団法人 全日本空手道連盟 ? 日本体育協会・JOC加盟 空手競技団体
http://www.jkf.ne.jp/

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