相続診断士
年間およそ50兆円もの遺産が受け継がれている現在の日本。しかし相続に関する専門家は不足しており、遺産をめぐるトラブルが絶えません。相続診断士は、相続に関わるさまざまな問題を理解し、トラブルを未然に防止しつつ、法律の専門家への橋渡し役をつとめるための民間資格です。相続診断協会が実施する資格試験では、民法や相続税法の知識、正しい遺言書の書き方などのノウハウが求められます。
資格詳細
遺産相続はどの家庭でも避けて通れないものです。遺産を円満に相続できれば問題ありませんが、遺産分割の際に親族間で争いになることも少なくありません。また、相続はお金持ちだけに関係する問題という認識から相続準備を怠る一般家庭もあり、問題が複雑化しています。実際、紛争件数の大半は5000万円以下の遺産分割で揉めていることが多く、遺産が多いからトラブルになるのではなく、どこの家庭も相続の準備が必要です。そこで、頼りになるのがお客様の相続と家族の問題に向き合い、相続診断が出来る相続診断士です。相続診断士は、相続の円満解決のため、助言や相続の準備を行います。相続についてトラブルが起きそうな場合には、事前に税理士などの専門家とともに問題の芽を早めに摘み取ることで、相続を円滑に進めていきます。相続診断士の試験は、どなたでも受験が可能です。当試験はコンピュータで行う全国会場型随時試験となっています。試験結果は、試験終了後即時に判定されます。合格後は協会主催のセミナー(無料)を受講してから活動を始めましょう。資格の有効期限は2年ですので、更新が必要です。
活躍場所
相続診断士は、主に生命保険業界、不動産業界、金融業界で活躍できます。相続診断士の資格取得者の半数以上の方が金融・保険業界で仕事をしています。相続は生命保険と切り離せない関係があるため、保険の知識に加えて相続診断士としての知識があれば、お客様に幅広い提案ができ活躍の場が広がるでしょう。
収入と将来性
相続診断士として独立して仕事をしているケースは少ないため、給与や年収などの具体的なデータは公表されていません。本資格取得者の多い業態の年収を参考にすると、保険業界の1部上場企業の平均年収は高めで、不動産業界の平均年収は保険業界よりは低めです。ただし、企業に勤めているか独立しているかにより収入の金額は大きく変わります。高齢化社会に突入している日本では、相続の問題が生じる可能性が非常に高くなっています。家庭裁判所への相続に関する相談件数は18万件ほどで、10年前の2倍の件数になっているといわれており、今後相続診断士のニーズはより高まってくるでしょう。
向いている人
相続診断士の資格は、保険外交員、不動産業の営業マン、証券会社のセールスマン、金融マンなど、相続に関わる業務に就いている方が取得すると役立つでしょう。本資格を取得することで顧客からの信頼も得られます。
取得方法
勉強方法は、自主学習となります。相続診断協会(JiDA)のテキストやDVDが必須です。協会に受験申込をして受験料を支払うと、教材一式が送られてきます。内容は、受験用のテキストと講義DVD(約5時間)です。これらの教材を使って学習しますが、DVDを見ながらテキストを進めるようにできているため、効率よく学習できます。協会のホームページから練習問題がダウンロードできますので、受験申込の前に参照しておきましょう。試験問題は、相続税法に関する問題が半分以上で基本的な問題が中心ですので、難易度はそれほど高くないようです。テキストには専門用語も多く出てきますが、法律関係で特に重要な項目は、民法と相続税法です。その他では遺言書やエンディングノートについての知識を習得していきます。行政書士や宅地建物取引士などの国家資格を取得している人であれば、ほぼ合格できるレベルといわれています。
相続診断士資格の難易度偏差値
超簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 相続診断士認定試験 合格
所轄・主催:
一般社団法人相続診断協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2024年資格日程
願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
相続診断士資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | 特になし | 特になし | 前頭クラス | 通学 |
相続診断士試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | 資格試験(コンピュータによる○×、三肢択一、穴埋め方式) ・コンプライアンス ・民法相続編 ・相続税 ・相続税穴埋め ・法定相続分 ・基礎控除 ・小規模宅地 |
合格率 | 90%以上 |
願書受付期間 | 随時 |
試験日程 | 随時(CBT方式) |
受験地 | 全国130カ所以上(CBT方式) |
受験料 | 38500円 再受験: 16500円 |
合格発表日 | 試験後、即時 | 受験申込・問合せ | 一般社団法人 相続診断協会 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-13-9 ダヴィンチ人形町7階 TEL:03-6661-9593 FAX:03-6661-1196 |
ホームページ | 相続診断協会 / 相続診断協会 HOME http://souzokushindan.com/ |