計装士

「計装」とは、測定装置や制御装置などを装備することです。計装士はその計装の専門家で、計測制御機器の取付工事や、付随する配管および配線工事の設計・監督をおこないます。日本計装工事協会が実施する学科試験および実地試験に合格することで取得できます。ただし受験には実務経験が必要で、1級では5年(2級取得者は4年半)以上、2級でも2年以上が条件となっています。

資格詳細
計装とは、プラントや工場、ビルなどで使用される測定装置や調節用計器などを管理する仕事です。計装士はそのような計装制御機器などを扱う技術職です。具体的には計測制御機器の設計から取り付け、配線・配管工事の設計及び監督まで行います。電線や液体、タンクなどを制御する計測器は、安全に生活するために欠かせないものです。巨大プラント、機械化された生産設備のある工場、ホテルや病院などで使われています。計装士は、生産設備の機器や計器の構成をもとにシステム構成や配線系統図などを作成することもあり、電気設備や機械設備などの知識やIT関連の知識など、幅広い知識が必要です。資格には1級と2級があり、1級の試験範囲から積算部分を除いたものが2級の試験範囲となります。どちらの資格試験も学科試験と実地試験があり、いずれも実務経験がなければ受験できません。日常的に現場で仕事に従事している方にとって難易度は高くないでしょう。計装士1級を取得し、電気工事や管工事に関する実務経験を1年以上積むと主任技術者になることができます。また計装士には5年ごとに技術維持講習を受講することが必要です。講習を拒否した際は資格が失効しますので注意しましょう。

活躍場所
電気工事会社や建設会社が主に活躍できる場ですが、小規模な施設から高層ビルまで、計装装置はさまざまな施設に導入されているため、幅広い分野に活躍の場があります。近年は、石油化学などの巨大プラントや海外拠点で活躍する計装士もいます。1級の資格を取得すると、図面作成や工事監理に加えて、積算も行うため、工事現場や社内で管理する立場としての仕事が多いでしょう。

収入と将来性
計装士の年収は比較的高めとされていますが、勤務する地域や仕事内容により変動します。仕事内容は現場により異なるため、勤務先によっては高収入を得られるでしょう。資格手当を支給する企業もあります。より高い収入を目指すには、1級計装士を取得し主任技術者になることがベストです。また、電気工事関連の資格も取得すると活躍の幅も広がり、さらなる収入アップを見込めるでしょう。技術職は安定した需要がありますが、中でも計測器の設置や整備を行う計装士は、建物を建設する上では必要不可欠な存在の一つです。工場の機械化が今後より加速していく中で、計装士が人手不足になることも予想されますが、現状では本資格を所持している人はまだ少ない状態であることからも、今後も需要が増えるでしょう。

向いている人
計装士の試験を受けるには、十分な実地経験も必要ですので、すでに計装業界の仕事に従事している人向けの資格といえます。本資格は業界内でのキャリアアップにつながり、転職でも有利となるため、計装に関わる仕事に就いている人には取得が推奨されます。具体的には、機械設備や配線などに興味があり、細かい作業が得意でものづくりに携わりたい人に向いている資格です。

取得方法
計装士の試験を受けるには実務的な知識がかなり必要なため、実際の業務が勉強の一つといえます。受験資格にも実務経験が必要ですので、試験勉強としては実務を補強するような形になるでしょう。対策としては、日本計装工業会の参考書を利用して勉強するのが一般的です。ただし独学だけで不安という方は、同機関が開催する計装技術講習会に参加するとよいでしょう。講習会では、試験に備え、出題傾向を踏まえ過去の問題の解説もしてくれます。講習会は毎年全国4地区で開催され、期間は2日間です。日程など詳細については日本計装工業会のHPで確認しておきましょう。



計装士資格の難易度偏差値

1級 2級
偏差値44 偏差値42
簡単
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 ○級計装士 登録
所轄・主催:
一般社団法人日本計装工業会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2024年資格日程

記載内容は2級の情報。
願書受付
2020年5月1日~2020年5月22日
試験日
2020年8月30日
合格発表
2020年9月24日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

計装士資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 前頭クラス 通学 公式テキスト

計装士試験概要

受験資格
1級

・計装工事の設計・施工の実務経験年数5年以上(指導監督的実務経験年数1年以上を含む)
・2級合格者で、計装工事の設計・施工の実務経験年数4年6カ月以上(指導監督的実務経験年数1年以上を含む)

2級

・計装工事の設計・施工の実務経験年数2年以上
試験内容
学科試験:

・計装一般知識について
・計装設備(プラント、ビル)について
・施工管理(プラント設備、ビル設備)について
・計装関係法令について

実地試験:

・計装設備計画、計装設備設計図などについて
合格率 非公開
願書受付期間 5月上旬~下旬
試験日程
学科試験:
8月下旬
実地試験:
12月中旬
受験地 東北・関東・中部・関西・九州
受験料
学科試験:
7530円
実地試験:
17820円
合格発表日 2月中旬
受験申込・問合せ 一般社団法人 日本計装工業会 計装士試験係
〒101-0031 東京都千代田区東神田2-4-5 東神田堀商ビル4F
TEL:03(5846)9165
ホームページ AJII 一般社団法人日本計装工業会
http://www.keiso.or.jp/

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