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NACS-J自然観察指導員

日本自然保護協会(NACS-J)が認定するNACS-J自然観察指導員は、身近な自然環境を守るために、自然保護教育をおこなうボランティアです。リーダーとして地域に根差した自然観察会を開催し、参加者に自然保護の大切さを教えます。不定期ながら頻繁に実施される講習会に参加することで資格を取得できます。講習会では1泊2日にわたり野外学習および講義を受け、自然観察会の企画や開催方法を学びます。

資格詳細
戦後の高度経済成長は、日本経済を豊かにした反面、多くの自然を破壊し、公害問題という深刻な事態をも引き起こしました。しかし近年は、そうした環境破壊への反省を踏まえ、エコロジーへの意識が高まり、自然を見る目も大きく転換してきています。この意識改革を経ていよいよ活躍が期待されているのが、NACS-J(日本自然保護協会)が認定する自然観察指導員。自然との触れ合いを通じて、より多くの人びとにその大切さを理解してもらうべく活動しています。

活躍場所
自然観察指導員は基本的にボランティアで活動します。休日などに近隣の友人や知人を集めて、自然観察会を開催し、自然を楽しむための指導をおこなうのが、主な活動です。地道な活動が実績として認められれば、小中学校や自治体が主催する観察会の講師をまかせられたり、講演を依頼されたりと、活躍の場が広がってゆくでしょう。また、自然保護官や環境教育指導者、インタープリター、ネイチャーガイドなど、自然環境に関する他の仕事を兼ねている人もいます。

収入と将来性
自然観察指導員はボランティアであるため、この資格そのものが収益につながることはありません。フィールドワークを通じて、自然保護・環境保全への意識を啓蒙するという社会的に重要な意義が、自然観察指導員になる価値だと言えます。しかしながら、自然観察指導員の知識や経験は、教職やガイド業などの職業にも有効に活かすことができるので、ほかに収益のある自然関連職に就いている人が少なくありません。将来性については、今後もエコロジーや自然教育の必要性は高まってゆくと考えられているので、自然観察指導員の社会的意義もより価値を高めてゆくでしょう。

向いている人
自然が好きで、山や森を歩くのが好き、というアウトドア派に最適な資格です。野外活動が基本ですので、体力が求められますが、なによりも自然を愛する気持ちが重要になります。ボランティアとして地域で活動する場合、まとまった時間が必要になりますから、本業が忙しすぎてはなかなか活動できないかもしれません。また、教職員や博物館学芸員、研究者、ガイド、宿泊施設の経営者など、自然観察の知識や技術を本業の実務に取り入れたいという人にもおすすめの資格です。

取得方法
自然観察指導員の資格は、財団法人の日本自然保護協会(NACS-J)が認定しています。認定試験はなく、同協会が実施する自然観察指導員講習会を受講し、修了することで取得できます。講習会は5月から11月にかけて、1泊2日の日程でおこなわれます(例年10~15回ほど)。受講料は、宿泊費や食費が含まれるので開催地によって差が出ますが、おおむね2万~4万円程度です。講習修了後、協会に登録されると、自然観察指導員の登録証や腕章、ネームプレートが発行されます。



NACS-J自然観察指導員資格の難易度偏差値

偏差値0
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 自然観察指導員 登録
所轄・主催:
公益財団法人日本自然保護協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

NACS-J自然観察指導員資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 前頭クラス 通学

NACS-J自然観察指導員試験概要

受験資格 満18歳以上
試験内容 自然観察指導員講習会(1泊2日)を受講して登録申請することで、、NACS-Jの自然観察指導員として登録される。

講習内容
1日目

・野外実習:自然観察の視点 ~森を通して自然のしくみを見にいこう~
・講義:自然の保護 ~生物多様性の保全と私たちのくらし~
・講義:自然の観察 ~自然観察会と指導員の役割~
2日目

・野外実習:自然観察の素材 ~こんなテーマで自然を観察しよう~
・野外実習:自然観察会の企画 ~自然観察会の下見から展開を考えよう~
・野外実習:自然観察会の開催 ~実際に自然観察会をやってみよう~
合格率 試験なし
願書受付期間 不定期
試験日程 不定期
受験地 全国各地
受験料 20000円~35000円
※費用は開催回により異なる
合格発表日 講習会修了後
受験申込・問合せ 公益財団法人 日本自然保護協会(NACS‐J)
〒104-0033 東京都中央区新川1-16-10 ミトヨビル2F
TEL:03-3553-4105
ホームページ 自然観察指導員になる:参加/支援のしかた|日本自然保護協会~NACS-J
http://www.nacsj.or.jp/sanka/shidoin/index.html

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