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整体師(JTTA認定)

人体の骨格や関節のゆがみを矯正し、体幹から四肢への脈絡の流れを改善することで、健康をもたらす整体。その施術をおこなう整体師の資格は、日本総合セラピー協会(JTTA)の認定によって取得することができます。講習を受け、規定のカリキュラムを修了する必要があります。年齢や学歴は関係なく、修了後の就職率はほぼ100%に達しています。

資格詳細
「整体」は、手技をもちいた民間療法を広く指す言葉ですが、日本では一般的に中国整体の「推拿(すいな)」を基礎とする療法を指し、アメリカ生まれの「カイロプラクティック」などとは区別されます。いずれにしても、骨盤のゆがみを正したり、筋肉を調整したりすることで、自然治癒力を活性化させ、肩こりや腰痛などの症状を緩和するのを目的としています。整体師は、同じ東洋医術のあん摩や指圧などと異なり、国家資格がありませんが、民間団体が認定する資格が複数あります。ここでは日本総合セラピー協会(JTTA)認定の資格について解説します。

活躍場所
整体師が主に活躍するのは、整体院やリラクゼーションサロンです。来院した患者さんに問診をおこない、体の不調を検査した上で、施術をおこないます。体調の不良は身体のゆがみが原因であるという理論にもとづき、整体独自の手技によって骨盤とそれにつながる背骨のゆがみを矯正してゆきます。また、症状に合わせて不調箇所の筋肉をもみほぐします。これらの施術により、人間本来の自然治癒力を高めさせることができると考えられています。整体師の方針によっては、手技だけでなく電気マッサージなどを導入している場合もあります。

収入と将来性
通常の病院では異常なしと診断されてしまうような肩こりや体の痛みも、整体院なら適切に治療してくれるので、整体に対する一般的な信頼は厚く、今後も一定の需要をたもってゆくでしょう。その上で、社会の高齢化が進み、高齢者の健康志向が高まっているなか、整体のニーズも高まってゆくことでしょう。また、女性をターゲットにした「美容整体」など、整体の世界でも多様化が進んでいます。ニーズの変化に対応できれば、整体師の将来は明るいと言ってよさそうです。整体院やリラクゼーションサロンに所属している整体師は、歩合制の場合が多いので、収入の個人差が大きいという特徴があります。歩合制では、お客さんの指名によって左右されてしまうため、人気のある整体師とそうでない人とで大きな差が生じます。このため整体師の月収は15万から50万円程度まで幅があり、年収も200万から650万円ほどの差が出ています。経験を積んで独立開業すれば、経営者として収入の大幅改善が見込めます。成功すれば年収1000万円以上も夢ではありません。

向いている人
あん摩や指圧と異なり、国家資格が必要ないのに、独立開業して大成功が望めることから、安易に整体師を目指す人は少なくありません。しかし実際の施術は非常にハードです。心身ともに健康でタフな人でないと、長く続けることはできません。また、人の体に触れる仕事ですので、まじめで誠実な人柄であることも望まれます。指名やリピーターを増やすためには、たしかな技術だけでなく、コミュニケーション能力も重要な要素になってくるでしょう。

取得方法
日本総合セラピー協会(JTTA)が認定する整体師の資格を取得するためには、同協会の認定校である東京国際整体医学院にて所定のコースを履修し、学科および実技のカリキュラムを修了する必要があります。東京国際整体医学院は、都内に2校(東京校・五反田校)と沖縄に1校あります。期間はもっとも短い整体科で5カ月、整体師プロ本科で10カ月かかります。



整体師(JTTA認定)資格の難易度偏差値

偏差値37
超簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 整体セラピスト 取得
所轄・主催:
東京国際整体医学院
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

整体師(JTTA認定)資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 就職や転職にやや有利 特になし 大関クラス 講習 通学

整体師(JTTA認定)試験概要

受験資格 JTTAのカリキュラムを修了した者
試験内容 JTTAの「整体師育成コース」を受講(13回×3時間)
・生理学・解剖学
・筋肉のほぐし方(上肢)
・筋肉のほぐし方(下肢)
・筋肉のほぐし方(上肢)
・筋肉のほぐし方(下肢)
・骨格の見方
・頸椎の手技と検査
・胸椎の手技と検査ⅰ
・胸椎の手技と検査ⅱ
・腰椎の手技と検査
・骨盤の手技と検査法
・症状別手技
・知識・技術試験(筆記試験と症状別技術試験)
合格率 90%
願書受付期間 随時
試験日程 随時
受験地 東京
受験料 250000円
合格発表日 カリキュラム修了後
受験申込・問合せ 一般社団法人 日本トラディショナルセラピー協会
東京都台東区台東4-30-6 I LIVE FOREST 907号室
TEL:03-6803-0004
ホームページ JTTA 一般社団法人日本トラデショナルセラピー協会
http://jtta01.com/

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