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建築設備検査員

建築基準法には、定期的に建築設備(換気、排煙、非常用照明、給水、排水設備)の検査結果を行政庁に報告する制度がさだめられています。建築物の安全を見守るために欠かせないこの検査をおこなうには、「建築設備検査資格者」の公的資格が必要です。日本建築設備・昇降機センターが実施する4日間の講習を受けて、建築設備や関係法令の知識を得たあと、最終日の修了考査に合格することで資格を取得することができます。

資格詳細
ホテル、デパート、劇場、病院など不特定多数の人が利用する公共性の高い建築物では、構造物の老朽化、建築設備の不良などがあると、大きな事故や災害が起きるリスクがあり、莫大な損害が発生する場合があります。そのため建築物の安全性を確保し建築物を利用する人々の安全を守るために、建築基準法により専門技術者による建築物の定期的な検査および特定行政庁への報告が義務づけられています。建築設備検査員は、特定行政庁が指定する換気や排煙の設備、非常用の照明設備、給水・排水設備などの建築設備の点検を定期的に実施し、検査後はその結果について建築物を管轄している特定行政庁へ報告するという重要な業務を担う検査の専門家です。点検調査する箇所や方法はそれぞれ法律で定められており、それに基づいて業務を進めていきます。不具合等が見つかった場合は、速やかにお客様に報告し、修繕を促すことが必要です。建築設備の検査は、建築物の安全のために必要不可欠な業務であり、建築設備検査員は建設がある場所に必ず必要とされる資格者で、縁の下の力持ち的な立場にあります。本資格の取得には、建築設備検査員講習を受講し、講習受講後に行われる修了考査に合格し、合格後に検査員資格者証の申請を行うことが必要です。講習は通常4日間にわたって行われますが、講習期間、講習会場は年度によって異なるため、居住する地域によっては宿泊地などを前もって確保する必要があるでしょう。名前が似ている資格に建築設備士がありますが、建築設備士は建築物の設計に際し、設備に関してアドバイスする専門家です。

活躍場所
建設設備会社などに就職し、学校、病院、ホテル、百貨店などの特定建築物に設置されている換気や防災設備などの調査・点検を行います。

収入と将来性
建築設備検査員を求めているどこの企業の給与幅も広いので、経験や能力により大きく異なるのではないでしょうか。しかし、未経験での入社でも一般の平均的な給与額と同じくらいです。また、建築設備検査員の有資格者には高給を提示している企業もあります。建物の安全管理は非常に重要な問題ですので、建築設備検査員は建設設備会社で重宝される存在です。認知度は低い職種かもしれませんが、建築物の点検・調査は1~2年に1回以上義務付けられているため、今後も需要が安定しているでしょう。

向いている人
建築業界で安定的な仕事に就きたい方、これまでとは違う立場で建物に関わる仕事に携わりたい方、建物の構造に興味があり、検査などの仕事にやりがいを持てる方に向いているでしょう。また、各企業の担当者に支えられている仕事ですので、コミュニケーション能力はもちろん、報告書をきちんと作成できる几帳面さも必要です。年間に900名程の方が合格していますが、男性が多いようです。

取得方法
4日間にわたって行われる建築設備検査員講習を受講し、最終日に行われる修了考査に合格すると資格を取得できます。試験問題は講習内容から出題されますので、まじめに受講していれば合格できます。ただし、全講習科目をきちんと受講していなかったり、1科目でも30分以上の遅刻・早退をしたりすると、修了考査は受験できないそうですので注意してください。過去の修了考査問題は日本建築設備・昇降機センターのHPに掲載されていますので、問題傾向をつかんでおくとよいでしょう。



建築設備検査員資格の難易度偏差値

偏差値0
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 建築設備検査員 合格
所轄・主催:
一般財団法人日本建築設備・昇降機センター
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2021年資格日程

開催地により日程が異なる。記載内容は東京1次の情報。
願書受付
2019年5月24日~2019年8月5日
試験日
2019年10月29日~2019年11月1日
合格発表
2019年12月18日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

建築設備検査員資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
公的資格 専門的資格(良) 特になし 横綱クラス 講習 通学

建築設備検査員試験概要

受験資格 ・大学において正規の建築学、機械工学もしくは電気工学またはこれらに相当する課程を修めて卒業した後、建築設備に関して2年以上の実務経験を有する者
・短期大学において正規の建築学、機械工学もしくは電気工学またはこれらに相当する修業年限3年の課程(夜間制を除く)を修めて卒業した後、建築設備に関して3年以上の実務経験を有する者
・短期大学または高等専門学校において正規の建築学、機械工学もしくは電気工学またはこれらに相当する課程を修めて卒業した後、建築設備に関して4年以上の実務経験を有する者
・高等学校または中等教育学校において正規の建築学、機械工学もしくは電気工学またはこれらに相当する課程を修めて卒業した後、建築設備に関して7年以上の実務経験を有する者
・建築設備に関して11年以上の実務経験を有する者
・建築行政(建築設備に関するもの)に関して2年以上の実務経験を有する者
・建築士法施行規則に規定される建築設備士の資格を有する者
・一級建築士、二級建築士または建築基準適合判定資格者の資格を有する者
試験内容 4日間の講習を受け、最終日の修了考査に合格することで取得できる。

講習内容

・建築設備定期検査制度総論
・建築設備に関する建築基準法令
・建築学概論
・換気・空気調和設備
・排煙設備
・電気設備
・給排水衛生設備
・建築設備の耐震規制・設計指針
・建築設備定期検査業務基準
・建築設備に関する維持保全
・修了考査
合格率 非公開
願書受付期間 5月下旬~7月下旬
試験日程 10月中旬~11月下旬
受験地 東京・大阪・福岡
受験料
受講料:
52800円
合格発表日 12月下旬~1月上旬
受験申込・問合せ 一般財団法人 日本建築設備・昇降機センター 講習事業部
〒105-0003 東京都港区西新橋1-15-5 内幸町ケイズビル4階
TEL:03-3591-2423 FAX:03-3591-2431
ホームページ 建築設備検査資格者について | 一般財団法人 日本建築設備・昇降機センター
http://www.beec.or.jp/course/mlit_course/mlit_course1.html

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