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ティーインストラクター

ティーインストラクターは、正しい紅茶の知識と、おいしい紅茶のいれ方をおしえる講師を認定する民間資格です。日本紅茶協会が主催する養成研修に参加して、33単位を取得してのち、認定試験に合格することで「ジュニア」の資格を得ることができます。さらに上位の資格に「シニア」と「マスター」がありますが、いずれも実務経験が必要になります。

資格詳細
紅茶はコーヒーとともにポピュラーな飲み物です。ティーインストラクターは、美味しい紅茶の淹れ方や紅茶の美味しさなどを紹介する紅茶のスペシャリストです。本資格は、ジュニア、シニア、マスターの3レベルがあります。日本紅茶協会が開催する養成研修に参加して年間30単位を習得し、認定試験に合格すると、ジュニアとして認定されます。カリキュラムは前期と後期に分けられており、各期末に資格認定試験が行われます。試験は、1.学科試験、2.産地別紅茶判定試験、3.正しい紅茶の淹れ方などの指導実務試験の3分野です。ジュニアの資格取得後は、その上のシニアやマスターの上級資格に挑戦することができます。ただしシニアを受験するには5年以上の実務経験、マスターを受験するには10年以上の実務経験が必要です。

活躍場所
ティーインストラクターは、紅茶の知識を活かして、カルチャースクールやセミナーの講師、または紅茶専門店やティールームなどでの接客や販売の仕事で活躍できるでしょう。ジュニアの資格を取得し、日本紅茶協会に登録すると、各自で紅茶教室やセミナーなどを開催できるため、有資格者の中には自身で紅茶教室を開いている人もいます。

収入と将来性
就業先や雇用形態など、幅広い職種や働き方が考えられるため、収入はさまざまです。例えば、紅茶専門店などの販売職は一般の平均的な収入と同じか低めのようです。また、セミナーなどの講師の場合は、時給が良くても受講者が少なければ講師の仕事も減少するため、不安定な面があるでしょう。紅茶を扱う商社に勤務するのであれば、他の職種よりも収入は比較的安定するといえます。日本紅茶協会では、協会設立当初から、紅茶をよりおいしく飲むためには、紅茶の知識を深めることと、正しい紅茶の淹れ方を実践する必要があると考え、紅茶セミナーの開催を積極的に行ってきました。しかしセミナーを全国的に幅広く展開するにあたり、ティーインストラクターの数が絶対的に足りないことが課題となっていました。そこで本資格認定制度を設けたことが背景にあります。現状でもティーインストラクターの人数は十分ではないため、需要は今後もあるでしょう。また、本資格だけでなく、食品に関する他の資格も持っていると、専門性がより高まり、活躍できる機会が増えてくると思われます。

向いている人
ジュニアの資格は実務経験が問われないため、社会人、主婦、学生など幅広い年齢層の方が受験しています。紅茶が好きで、紅茶関連の仕事に就きたい方、現在紅茶関連の仕事に従事していてスキルアップしたい方などに向いています。ティーインストラクターは、他の紅茶関連の資格と比較すると、まとまった受講料が必要で、研修期間も長いため、本気で紅茶の勉強をしたい方に向けた資格といえます。また、毎週研修に参加できることが条件とされているため、学生の方が参加する場合は学業に支障が出ないかを確認しておきましょう。

取得方法
試験は学科の他に、産地別紅茶判定試験と指導実務試験があります。ジュニアの学科試験は比較的やさしく、テキストをしっかり読みこめば合格に近づけるでしょう。実務試験対策としては、自分で紅茶を何度も淹れてみて、コツをつかんでおくと自信がついてきます。産地別紅茶判定については、紅茶の産地や種類は非常に多く、そう簡単には見分けられないものです。実際にお店に足を運んで茶葉の香りをかいだり、紅茶を購入して自分で淹れたりしながら違いを確かめることで、理解を深めることができます。



ティーインストラクター資格の難易度偏差値

マスター シニア ジュニア
偏差値45 偏差値40 偏差値35
簡単
超簡単
超簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 ティーインストラクター○○ 認定
所轄・主催:
日本紅茶協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

ティーインストラクター資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 前頭クラス 通学

ティーインストラクター試験概要

受験資格 養成研修期間中、毎週必ず参加できる者
試験内容 ティーインストラクター養成研修を修了して認定試験に合格することで「ジュニア」の資格を取得できる。

ジュニア

日本紅茶協会が定める規定の単位(年間33単位)を習得し、資格認定試験に合格した者

シニア

ジュニアの資格を取得した後、5ヶ年以上の実務経験と日本紅茶協会が定める受験資格(海外研修を含む)を有する者

マスター

シニアの資格を取得し、10年以上の実務経験を有し、その他基準をクリアし且つ日本紅茶協会の資格認定委員会で、その人格、識見、並びに実績が公正に認められた者

養成研修

・紅茶学
・講習会の手順
・ティーテイスティング
・紅茶製造

資格認定試験

・学科試験
・産地別紅茶判定試験
・正しい紅茶のいれ方・扱い方およびバリエーションの指導実務試験
合格率 88%(ジュニア)
願書受付期間 随時
試験日程 6月~3月
受験地 東京
受験料 297000円
合格発表日 養成研修を修了して認定試験に合格後
受験申込・問合せ 日本紅茶協会・ティーインストラクター養成研修web係
〒105-0021 東京都港区東新橋2-8-5 東京茶業会館6階
TEL:03-3431-6509 FAX:03-3431-6711
ホームページ 日本紅茶協会
http://www.tea-a.gr.jp/

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