イベント検定
平成9年に創立された民間の検定試験「イベント検定」は、企業や中央官庁、自治体などでイベントの発注業務や管理・調整などをおこなう人材を育成するために始まった検定です。適切かつ効果的なイベントを実施するために、イベントに関する体系的な基礎知識が身についているかどうかが判定されます。受検には、日本イベント産業振興協会が認定する講座を修了している必要があります。
資格詳細
イベントを行うためには、企画の段階から実施までにさまざまな知識とノウハウが求められます。そのため、イベントの主体となる企業、行政、自治体には、イベント業務の基礎礎力を身につけている人材が必要です。このような人材を育成するために、1997年(平成9年)にスタートした検定がイベント検定です。イベント検定の目標はイベントプランナーの育成にあるため、イベント業務に関してのノウハウの習得に適しています。イベントの仕事に携わる際に本資格の取得が義務づけられてはいませんが、採用の際には有利に働くでしょう。公式テキストでの自習や試験対策セミナーを受講することで、イベント業務に関する基礎知識を学べるため、実務経験がない方でも受験が可能です。検定は全国のテストセンターでCBT方式により行われます。試験問題は公式テキストの内容を中心にマークシート方式で50問出題され、受験終了後、試験会場で合否通知書が渡されます。
活躍場所
イベント企画会社、広告代理店などに就職し、イベントプランナーとして、イベントの発注や管理・調整などの仕事を行います。新卒者や未経験者の場合は、まず営業や事務の仕事から始め、業界の知識を学んで、経験を積んでから、プランニングの仕事を担当するのが一般的です。イベントは全国のさまざまな場所で開催されていますが、プロと呼べるイベントプランナーはそれほど多くないため、実力があれば活躍できる場は増えていくでしょう。経験を積んでフリーランスとして活躍したり、起業したりする人もいます。
収入と将来性
イベント会社といっても、フェスなどの大がかりなイベントの運営を行う会社もあれば、地方自治体が主催する小規模なイベントを請け負う会社もあり、さまざまです。そのため、イベントプランナーの収入は、勤務する会社の規模によって大きく変わります。大型イベントを企画・実施する会社の場合は、利益も大きくなるのでそれだけ収入アップが見込めます。独立してイベント会社を立ちあげ軌道にのれば、収入はさらに増えていくでしょう。また、将来のニーズについては、ITやAIが発達しても、人の手が必要なイベントがなくなることはありません。むしろ、現状ではイベントプランナーが不足しており、一部の有能なフリーランスへ仕事が集中しているため、今後も需要が続くと考えられます。
向いている人
イベントの企画だけに留まらず、現場での下準備、広報、運営など、イベントの一連の業務に関わる仕事ですので、仕事をやり遂げようとする熱意のある人に向いています。人を喜ばせることが好きで世話好きな人にも適しているでしょう。現在イベント関連の会社に勤務している方、これからイベント関連の仕事に就きたい方は早めに知識を身につけておくとよいかもしれません。
取得方法
公式テキストを使って独学でも十分取得できますが、不安な方は日本イベント産業振興協会が実施する試験対策オンラインセミナーに参加してみるとよいでしょう。本セミナーでは、試験合格に必要な項目について解説し、学習ポイントを指導してくれます。独学だけでは得られないノウハウを習得できます。2022年度からオンラインセミナーを配信していますので、全国どこからでも受講が可能です。収録したセミナーのアーカイブ配信ですから、自分のペースで進められ、期間中であれば何度も視聴できます。詳しくは協会HPの講座・セミナーのページを確認してください。
イベント検定資格の難易度偏差値
超簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 イベント検定試験 合格
所轄・主催:
一般社団法人日本イベント産業振興協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
願書受付
2020年3月16日~2020年6月14日
試験日
2020年7月4日
合格発表
2020年8月上旬
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
イベント検定資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | キャリアアップ(良) | 特になし | 大関クラス | 通学 通信 |
イベント検定試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | 筆記試験:マークシート方式 ・イベントの概念と全体像 ・イベントの企画と計画 ・イベントの制作推進 ・イベントの運営とマネジメント |
合格率 | 87.00% |
願書受付期間 | ~6月中旬・7月中旬~10月下旬 |
試験日程 | 7月上旬・11月中旬 |
受験地 | 札幌・新潟・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡 |
受験料 | 11000円 |
合格発表日 | 7月中旬・12月上旬 | 受験申込・問合せ | 一般社団法人 日本イベント産業振興協会 人材育成本部 〒102-0082 東京都千代田区一番町13-7 一番町KGビル3F TEL:03-3238-7858 |
ホームページ | イベント検定|一般社団法人 日本イベント産業振興協会 http://www.jace.or.jp/archives/0302/index.html |