POP広告クリエイター
街を歩けば商店の内外で目を引かれるPOP広告。手書きのおしゃれなPOPは、商品の質や価格を魅力的に見せる力を持っています。公開経営指導協会が主催するPOP広告クリエイター検定試験は、そのPOPを作成する能力を認定する民間の検定で、レタリングやレイアウトなどの技術が問われるだけでなく、キャッチコピーなど総合的な広告作成能力が要求されます。小売業やサービス業に従事する人のキャリアアップにおすすめの検定です。
資格詳細
お店の棚に値札とともに並ぶ手書き広告、いわゆる「ポップ(POP)」は、目におもしろく、ときに衝動買いを誘われることさえあります。「POP」とは「Point of Purchase」の略で、POP広告は「購入時点の広告」を意味します。新聞やテレビといったメディアの広告と異なり、買い物に来たお客さんに店先でアピールし、購買意欲を高めることを目的としています。そして、このPOP広告の制作技能を認定する民間資格がPOP広告クリエイターです。
活躍場所
POP広告クリエイターは、主に百貨店やスーパーマーケットなどの小売業の販売促進部門や、デザイン事務所、広告代理店、広告制作会社、各種メーカーの営業部などで活躍します。これらに勤務し、商品の販売をより促進するためのPOP広告を制作しています。個人経営の小さなお店でも、オーナーや店員がPOP広告クリエイターの勉強をして資格を取り、商売に役立てているケースがあります。経験と実績を積んで独立し、フリーランスとして活躍しているクリエイターもいます。
収入と将来性
デジタル全盛の現在においても、店先のPOP広告は、アナログ感あふれる手書きが主流です(制作にはデジタルツールを使用することも多いですが)。POPは店員が声をかけてセールスするのと同様の効果を狙っているため、手書きのほうが親しみやすく、信頼感が出るためです。今後もこの流れは変わることがないでしょう。また、最近は小売業のみならず、飲食店や病院、官公庁、イベント会場などでもPOP広告の需要が伸びています。POPポスター1枚あたり5000円程度が相場となっており、平均的な収入は高くありませんが、経験を積んで売れっ子クリエイターとなれば、年収500万円を超える人もいます。
向いている人
POP広告は、基本的に文字で情報を伝えるものですので、レタリングの技術が重要ですが、それ以上に大切なのは、お客の心をとらえる言葉のセンスです。一種のキャッチコピーのセンスが求められると同時に、商品の特徴などを上手にまとめる能力も問われます。文章が得意で、言語感覚に自信のある人が向いています。また、POP広告では、レタリングのほか、イラストを添えることも多々あります。上手な絵が描ける人、または、おもしろい絵が描ける人に向いています。なお、POP広告クリエイターには20代の女性が多いという特徴があります。若い女性のセンスが活きる仕事です。
取得方法
POP広告クリエイターは、社団法人の公開経営指導協会が実施するPOP広告クリエイター技能審査試験に合格することで取得できる民間資格(厚生労働大臣認定)です。試験は8月と2月の年2回おこなわれ、学科試験と実技試験で構成されています。学科30分間に対し、実技は160分間にわたり、実際にPOP広告を作成します。通信講座や専門学校などでPOPの基礎を学んだ上で挑戦する人も多いですが、参考書などを利用しての独学でも試験に必要なスキルを身につけることができます。
POP広告クリエイター資格の難易度偏差値
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簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 POP広告クリエイター技能審査試験 合格
所轄・主催:
一般社団法人公開経営指導協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2023年資格日程
願書受付
2020年11月24日~2021年1月8日
試験日
2021年2月13日
合格発表
2021年3月22日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
POP広告クリエイター資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
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民間資格 | キャリアアップ(良) | 特になし | 大関クラス | 独学 通学 通信 |
POP広告クリエイター試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | 学科試験 ・販売促進一般とPOP広告 ・POP広告の種類と役割 ・POP広告作品の知識一般 ・用具、用紙 ・POP広告作成の知識一般 実技試験 ・POP広告構成能力 ・POP広告作成技術 ・レタリング ・レイアウト ・キャッチコピー ・配色 ・訴求力 ほか |
合格率 | 85.9% |
願書受付期間 | 5月中旬~6月下旬・11月下旬~1月上旬 |
試験日程 | 8月上旬・2月中旬 |
受験地 | 札幌・東京・名古屋・大阪・福岡 |
受験料 | 5500円 |
合格発表日 | 9月上旬・3月下旬 | 受験申込・問合せ | 一般社団法人 公開経営指導協会 〒104-8114 東京都中央区銀座2-10-18 東京都中小企業会館内 Tel.(03)3542-0306 Fax.(03)3541-9044 |
ホームページ | 公開経営指導協会 | POP検定 http://www.jcinet.or.jp/exam/pop/ |