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AED管理士

自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)略して「AED」は、電気ショックによって心臓の運動の回復をこころみる救命器具で、現在、全国およそ63万カ所に設置されていると言われています。しかしその保守管理が一部に不充分であるため、いざというときに役に立たない恐れも指摘されています。AED管理士は、AEDの管理および使用に精通していることを証明する資格で、初級から上級まで用意されています。

資格詳細
AED(自動体外式除細動器)は、心臓が痙攣(けいれん)しポンプ機能を失った人に使用される医療機器です。電気ショックを与えて、心臓を正常なリズムに戻し、一命を救うことが期待できます。AEDは2004年7月から、医療従事者に限らず、一般の人も使用できることになったため、病院や診療所、駅、空港、学校など、至るところに設置されています。しかし、設置されているAEDの中には、保守管理が不十分なものもあり、いざ使用するときにきちんと動かなかったケースがあることが問題視されています。また、AEDを設置している企業、医療機関、自治体などで、AEDを管理する責任者が定められていない実状も分かってきました。そこで、創設された資格が緊急時に適切にAEDを使用でき、保守管理もできるAED管理士です。AEDを設置している場所では、可能な限り、AED管理士を常駐させることが推奨されています。AED管理士の試験は初級・中級・上級の3レベルがあり、初級はどなたでも受けられます。中級は初級を取得してから1年後に、普通救命講習を受講することで受験が可能です。上級は中級を取得してから2年後に、応急手当普及認定取得者以上が受験できます。初級・中級はWEB上で行う筆記試験ですので、自宅での受験が可能です。上級は、筆記試験に加えて、AED日本振興協会指定の会場で実技試験が行われます。

活躍場所
AEDは、緊急時に使用できるように、医療機関、介護施設、電車やバス、フェリー、駅構内、教育施設、公共施設、商業施設など、さまざまな場所に設置されています。そのため、全国のあらゆる場所で活躍の機会があるといえるでしょう。

収入と将来性
AED管理士の資格を持っているから就職に有利とか、収入に影響があるという資格ではありません。さまざまな業界で働く方がAEDの扱い方を熟知していれば、いざというときに役立つ資格です。AED装置は起動させると、音声ガイダンスが流れるので案内に従って使用することができますが、初めて使用するときは、緊迫した状況でもあり、間違って操作することも考えられます。そのため、正しく使うためには訓練が欠かせません。AEDを使った救命講習会は、消防署や日本赤十字社の都道府県支部など、多くの機関で開催されており、受講が推奨されています。

向いている人
試験はAED日本振興協会が実施しています。協会の公式サイトに試験についての詳しい情報が記載されていませんが、基本的に講習を受講することが推奨されています。在宅受験のため、調べながら回答できることもあり、特にAEDの基本的な機能が問われる初級は簡単でほぼ合格できるようです。中級になると難易度が急に高くなり、使用電圧やバッテリー容量など、メーカーの社員でも答えられないような問題が出題されていたという受験者のコメントが複数見られました。

取得方法
独学の場合は、不動産流通推進センターで提示している参考図書を活用すると良いでしょう。過去問から出題傾向を掴んで勉強していくことは、他の資格の勉強と変わりありません。独学では不安な方には、通信講座の受講がおすすめです。不動産流通推進センターの通信講座で、基礎から合格基準までの知識を学べます。この講座を修了すると、「ステップアップ・スクーリング」の受講申込が可能です。不動産コンサルティング技能試験は学科のみの試験のため、記述で正確かつ緻密に表現できることがポイントになります。不動産流通推進センターが提供するさまざまな情報をうまく活用していくことで、試験当日までスムーズに準備することができるでしょう。



AED管理士資格の難易度偏差値

上級 中級 初級
偏差値0 偏差値0 偏差値0
判定不能
判定不能
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 ○級AED管理士 認定
所轄・主催:
AED日本振興協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

AED管理士資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 横綱クラス 独学 講習 通学

AED管理士試験概要

受験資格
上級:
中級取得2年後、応急手当普及認定取得者以上
中級:
初級取得1年後、普通救命講習受講者以上
初級:
不問
試験内容
上級

筆記試験
(ネットにて実施)
・保管
・点検
実技試験

・AEDの使用法など

中級

筆記試験
(ネットにて実施)
・保管
・点検

初級

・AEDの一般常識
合格率 約100%
願書受付期間 随時
試験日程
上級・中級:
11月
初級:
随時
受験地
筆記試験:
自宅(ネットにて実施)
実技試験:
AED日本振興協会が指定する会場
受験料
上級:
AED日本振興協会に確認のこと
中級:
6000円
初級:
3000円
合格発表日 随時
受験申込・問合せ 一般社団法人 AED日本振興協会 AED管理士委員会
〒462-0801 愛知県名古屋市北区新堀町3番地5
TEL:052-982-6757 FAX:052-982-6758
ホームページ AED日本振興協会
http://www.aed-jp.com/

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