照明コンサルタント
住宅や店舗、事務所など、あらゆる建物・施設には、照明器具が欠かせません。照明のよしあしが住民の健康や会社の業績にまで影響することもあるため、照明コンサルタントのような専門家は非常に意義のある存在として重宝されています。その照明コンサルタントの資格は、照明学会による1年間の通信教育を受けることで取得できます。カリキュラムは照明の基礎から計算、設計など、照明全般にわたります。
資格詳細
快適な生活を送るために、建築物の空間に欠かせない照明。照明の演出ひとつで空間のイメージが変わり、私たちの日々の暮らしや気持ちが豊かになります。照明コンサルタントは、個人や企業を対象に、照明に関する提案を行ったり、照明設計をアドバイスしたりする専門家です。照明器具や光などについての知識をもとに、照明に関するコンサルティングを行います。照明コンサルタントの資格は、社団法人照明学会が認定する民間資格で、どなたでも資格取得を目指せます。本資格は、照明学会が主催する通信講座を受講することで認定されます。実務経験がない方でも受講可能です。講座のすべての演習問題とレポートをクリアしていることと、スクーリングを履修していることが資格認定の条件となっています。スクーリングは、テキストによる独習を補うための特別講義です。原則、インターネットによるe-learning講義となっています。ネット環境がない場合は、郵送資料による受講が可能ですので、講義会場に出向く必要はありません。なお、本資格の有効期間は5年間です。所定の要件を満たしていれば、認定を5年ごとに更新できます。
活躍場所
活躍できる場は、ハウスメーカーや工務店などの建築業界、または大手家電メーカーの照明部門、インテリアショップなどです。主な仕事は、販売関連や照明環境プランニングの業務などです。
収入と将来性
照明コンサルタントの年収相場は、同じ照明分野で活躍する照明デザイナーよりもやや低めです。収入アップを望むのであれば、実務経験を積みながら、上位資格の「照明士」を取得するなど、キャリアアップを図ることをおすすめします。近年は省エネ志向になっており、少ない消費電力で使用できる器具も多数開発されているため、消費電力を少しでも抑えられる照明計画を提案することは必須です。インテリアや建築について勉強していく中で、必ず照明についても学びます。照明に関する基本的な知識と技術を身につけた上で、さらに専門性のある知識を修得することで、就職や転職に役立つでしょう。
向いている人
インテリア関係が好きで、照明のデザインや魅力的な空間作りに興味がある方に向いているでしょう。現在、すでに照明関連の仕事に就いている方のスキルアップや、これからインテリア関係の仕事をしてみたい方に最適な資格です。インテリアコーディネーターの資格を持っている方は、本資格も取得してスキルアップを図るのも良いでしょう。照明コンサルタントはお客様に照明計画を提案する仕事であり、また、設計者や施工者に照明計画を的確に説明することが求められる仕事のため、コミュニケーション能力も求められます。
取得方法
照明コンサルタントの資格は、通信教育を受講することで取得できるため、難易度はそれほど高くありません。照明に関心のある方ならば、誰でも受講できます。基本的には講座を申し込むとテキストが送られてきますので、テキストの内容に沿って勉強していきます。具体的には演習問題への解答提出が5回、レポート提出、スクーリングがあり、演習問題とレポートがすべて合格点以上を取れていて、スクーリングを履修している場合、認定されます。演習問題やレポートを期限までにきちんとこなしていけば、比較的スムーズに合格できる資格です。
照明コンサルタント資格の難易度偏差値
超簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 照明コンサルタント 認定
所轄・主催:
一般社団法人照明学会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
照明コンサルタント資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | 特になし | 特になし | 前頭クラス | 通学 |
照明コンサルタント試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | 通信講座の「基礎講座」(約12カ月)を修了後、資格を取得。 基礎講座 ・照明の基礎 ・光源 ・照明器具 ・照明計算の基礎 ・屋内照明計画 ・設計の基礎 ・オフィス照明 ・工場照明 ・店舗照明 ・住宅照明 ・住宅の配線と配線器具 ・屋外照明 ・スポーツ照明 ・非常時用照明 ・視覚弱者のための照明 ・照明の保守と経済 ・照明と省エネルギー |
合格率 | 82.0% |
願書受付期間 | 4月上旬~6月上旬 |
試験日程 | 通信講座: 7月~翌年3月 |
受験地 | 自宅(通信講座) |
受験料 | Web解答: 26840円郵送解答(マークシート): 29920円 |
合格発表日 | 通信講座(約12カ月)修了後 | 受験申込・問合せ | 一般社団法人 照明学会 通信教育担当 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-8-4 吹田屋ビル3階 TEL:03-5294-0105 FAX:03-5294-0102 (平日10:00~17:00) |
ホームページ | 一般社団法人照明学会 通信教育 基礎講座:照明コンサルタント http://www.ieij.or.jp/educate/kiso.html |