パソコンインストラクター資格認定試験
パソコンがオフィスのみならず一般家庭へも普及したことで、年配の方を中心に、基礎からパソコンの操作を学びたいと考えている人が増えています。パソコンインストラクター資格認定試験は、そうした人々に操作をおしえるための知識や技能を認定する公的試験です。需要の高い職種ですので、パソコンスクールなどのほか、企業や学校など、パソコンインストラクターが活躍できる場は多くあります。
資格詳細
パソコンの操作(アプリケーションソフトやインターネットなど)を教えるための知識や受講者との接し方、教材の作成スキルなどを身に付けている指導者であることを認定する試験です。パソコンインストラクターになるためには、基本的には資格は必須ではないですが、取得しておけばスキルを証明することができるので、就職では有利でしょう。実際、パソコンインストラクターとして働いている方の多くは、MOSやP検などのパソコンの資格を複数持っている方が多いです。全情協のパソコンインストラクター資格認定試験の受験資格は、満20歳以上であることのほかに、全情協の“パソコン技能検定Ⅱ種試験”2級以上、MOSなどのいずれかの特定の資格を有することが必要ですので、しっかりと確認しておきましょう。
活躍場所
パソコンスクールのほか、企業や学校内でのパソコンの講座の講師として活躍できる場や、市や区など自治体で開催するパソコン教室などでも活動できます。さらに上級の資格を目指していけば、大学や専門学校などで、非常勤講師の仕事も見つかるでしょう。また、パソコン家庭教師として登録すると、派遣先を紹介してもらえるシステムも利用できます。パソコンのソフト面だけでなくハード面の知識も十分に持ち合わせていれば、自宅でパソコン教室を開業することも可能です。
収入と将来性
パソコンができることが当たりまえの時代であり、高齢者もインターネットなどでパソコンを楽しむ方が増えてきています。一般家庭でもパソコンが普及し、基礎からしっかりと操作を覚えたいという中高年の方が増えていますので、今後、ますます需要が見込める職種といえるでしょう。中高年の方だけでなく、若い世代でも就職や転職のために、仕事に役立つより専門的なパソコンの資格を取得するために、スクールに通う人も多いです。そうした人たちに、知識だけでなく、上手くコミュニケーションをとりながら、指導できる人材が必要とされています。収入面では、正社員の場合、経験や能力により変わります。また、勤務先によっては、手当が支給される場合もあります。アルバイトやパートの場合は、基本的に時給制です。
向いている人
パソコンインストラクターの仕事は、指導することと同時に、接客業の側面があります。そのため、どんな年代の受講者とも上手く会話ができるコミュニケーション能力の高い人に向いています。受講者の多くは、パソコンが少しできるか、全くの初心者も多いので、上から目線ではなく、受講者と同じ目線で、わかりやすく繰り返し説明できることが必要です。受講者は一度で覚えられるとは限らないので、忍耐と笑顔で接することができる人、習いに来られる方たちを指導することにやりがいを感じられる人に向いている資格とも言えるでしょう。
取得方法
1級と2級がありますが、難易度としては、それほど高いわけではありません。むしろ、受験資格で必要な全情協の特定の講座やMOSなどの資格を取得することが最初の難関です。受験資格のある人は、全情協のホームページに掲載されている参考問題で、試験のレベルがどの程度であるか確認しておくとよいでしょう。過去問のCD-ROMがホームページから購入できますので、過去問を中心に勉強することをおすすめします。
パソコンインストラクター資格認定試験資格の難易度偏差値
1級 | 2級 |
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簡単 |
判定不能 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 パソコンインストラクター資格認定試験○級 合格
所轄・主催:
財団法人全日本情報学習振興協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2023年資格日程
願書受付
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
試験日
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
合格発表
常時行われています。(年に4回以上試験がある)
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
パソコンインストラクター資格認定試験資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
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民間資格 | キャリアアップ(優) | 特になし | 関脇クラス | 独学 講習 通学 |
パソコンインストラクター資格認定試験試験概要
受験資格 | ・申込時に満20歳以上 ・全日本情報学習振興協会が実施する以下いずれかに合格している者 ・パソコン技能検定II種試験2級以上 ・パソコン技能検定ビジネス実務試験実践以上 ・パソコン検定文書・表計算試験2級以上 ・MCAS・MOSスペシャリスト(一般)以上 特例:以下に該当する者も受験が可能 1級: パソコン指導実務経験3年以上で指導実務時間が年間100時間以上、合計300時間以上の者2級: パソコン指導実務経験1年以上で指導実務時間が年間100時間以上の者 |
試験内容 | 1級 筆記試験:マークシート方式 ・基本ソフト、アプリケーションソフト、インターネットに関する高度な知識 ・ハードウェアに関する高度な知識 ・パソコンに関する高度な知識 ・情報セキュリティーに関する一般知識 ・個人情報保護に関する一般知識 2級 筆記試験:マークシート方式 ・基本ソフト、アプリケーションソフト、インターネットに関する応用知識 ・ハードウェアに関する応用知識 ・パソコンに関する一般知識 |
合格率 | 47.3% |
願書受付期間 | 4月・8月・1月 |
試験日程 | 偶数月 |
受験地 | 全国各地のパソコンスクール |
受験料 | 15000円 |
合格発表日 | 試験日から約1カ月後 | 受験申込・問合せ | 一般財団法人 全日本情報学習振興協会 〒101-0061 東京都千代田区三崎町3-7-12 清話会ビル5階 TEL:03-5276-0030 FAX:03-5276-0551 |
ホームページ | パソコンインストラクター資格認定試験 http://www.joho-gakushu.or.jp/approval/inst/inst.html |