資格の取り方 » 民間資格 » 趣味 » 話しことば検定

話しことば検定

日本人のほとんどが日本語を不自由なく使うことができますが、美しい言葉や正しい言葉で話せているかどうかというと、あまり自信がないという人も少なくないでしょう。話しことば検定は、「話す」「聞く」ために必要な知識と運用能力を審査、証明する民間の検定試験で、就職にも有利になる3級および2級のほか、司会者やアナウンサーなどさまざまな分野で活躍できる言葉のスペシャリストを認定する1級が用意されています。

資格詳細
話しことばとは、つまり会話のこと。多くの人は、日々の生活の中で聞くことや話すことをごく当たり前のように行っています。しかし、同じ出来事を話しても、その伝え方は十人十色。わかりやすい人や、やたら話が長くなる人もいる中、この話しことば検定の資格保持者はいわば、話すことのプロです。要点をまとめてわかりやすく話すことはもちろん、相手によって、より伝わりやすい言葉や言い方を選ぶことも可能。また、試験では話す能力だけでなく、聞く能力も問われますので、話しことば検定資格保持者はまさにコミュニケーションの達人だといえるでしょう。

活躍場所
話しことば検定は、コミュニケーション能力の証です。そのため、会話を生業とする職業、たとえば福祉やカウンセラー、コールセンターなどさまざまなところで活躍できるでしょう。また、会話はどんな職種であっても必要なものです。そのため、他部署の人や取引先、クライアントやお客様などと接するとき、わかりやすい説明やていねいな言葉遣いで好印象を与えられるのも話しことば検定資格保持者の特徴です。

収入と将来性
以前は会社や部署が一丸となって仕事に取り組むことも多かったのですが、最近では、少人数のグループ制を取ることも少なくありません。それに伴い、必要に応じて外部スタッフを招くこともあるでしょう。世の中のIT化もあり、一度~数度のみ個人の外注にお世話になるという場合もあるはずです。そういったときに橋渡し役として期待されるのが、この話しことば検定の資格保持者です。こちらの要望を伝え、相手の意見を聞き、じょうずにすりあわせながら円滑に作業を進めていくのです。その際、相手に「こことは仕事がやりやすい」と好印象を与えることができれば、次の受注や案件につながる可能性は十分あるでしょう。大きな仕事に発展すれば、昇給ももちろん可能です。

向いている人
話しことば検定の資格保持者を一言でいえば、コミュニケーションのプロフェッショナルです。そのため、人と接するのが好き、初対面の人とでも仲良くなれる人なら適性があるといえるでしょう。また、相手が無理なく、気持ちよく話してくれるためには、本題に入る前に相手の気持ちをほぐしたり、信頼を得たりする必要がある場合もあるはず。そのため、自分が話すだけでなく相手の話を聞くのも好きな人や、人の気持ちに敏感な人もこの資格保持に向いています。それに加えて、わかりやすく話すためには、頭の中で言葉を組み立てたり、組み替えたりする必要があります。ですから、すぐに感情的にならず、論理的な思考ができる人も、話しことば検定に向いていると言えるでしょう。

取得方法
話しことば検定は企業や学校などの団体のほか、個人での受験も可能です。個人で受験するための条件はとくにありません。日本話しことば協会より、検定に対応したテキストがCD付きで発行されていますので、独学でも十分合格可能です。試験日は年に一度12月上旬、試験場所は公式ホームページで全国各地となっていますが必要に応じて変更され、たとえば2016年の試験では仙台、東京、名古屋、大阪ほかと案内されました。なお、1級の試験は2017年で一時休止となり、2018年からは2級、3級の試験のみ実施されます。



話しことば検定資格の難易度偏差値

1級 2級 3級
偏差値39 偏差値0 偏差値0
超簡単
判定不能
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 話しことば検定○級 合格
所轄・主催:
NPO法人日本話しことば協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

記載内容は4級の情報。
願書受付
~2020年11月2日
試験日
2020年12月13日
合格発表
2021年1月28日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

話しことば検定資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 前頭クラス 通学

話しことば検定試験概要

受験資格 不問
試験内容
1級:
筆記・スピーキングテスト
・話しことばの知識と実践
・敬語・音声・プレゼンテーションなど
・共通語音声の知識と技術
・政治、経済、社会など一般常識
・文章の要約・論文など

2級:
筆記・リスニングテスト・スピーキングテスト
・話す・聞くの基本と実践
・語彙・敬語・その他
・音声言語の知識と表現技術
・挨拶・受け答え・ビジネスシーンでの運用など
・スピーキング

3級:
筆記・リスニングテスト
・話す・聞くの基本と実践
・語彙・敬語・その他
・音声言語の知識と表現技術
・挨拶・受け答え・ビジネスシーンでの運用など
合格率 87.9%(3級)
願書受付期間
1級:
2月中旬~4月上旬
2級・3級:
7月上旬~11月上旬
試験日程
1級:
5月中旬
2級・3級:
12月上旬
受験地
1級

東京・大阪

2級・3級

東京・大阪ほか
受験料
1級:
12960円
2級:
8640円
3級:
6480円
合格発表日
1級:
6月下旬
2級・3級:
1月下旬
受験申込・問合せ NPO法人 日本話しことば協会
〒530-0041 大阪市北区天神橋2丁目3-10-605
TEL:0120-131-874 FAX:06-6357-0780
(土日祝日を除く10:00~17:00)
ホームページ NPO法人 日本話しことば協会 公式ホームページ
http://www.hana-ken.com/docs/hanashikotoba01.html

話しことば検定のレビュー

まだレビューがありません