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歴史能力検定

社会に通用する教養のひとつとして、特に活用できるのが歴史の知識。老若を問わず通用するので、上司などとのコミュニケーションにも活用できるという強みがあります。歴史能力検定は、一般教養としての歴史の知識をためす民間の検定試験。話題の幅が広がるだけでなく、高等学校卒業程度認定試験や通訳案内士といった他の資格試験で一部受験科目が免除されるなどの特典もあります。

資格詳細
歴女(レキジョ)という言葉が生まれるなど、歴史に関心を持つ人が老若男女限らず増えています。歴史能力検定は略して歴史検定や歴検と呼ばれ、学校で学ぶ歴史を中心に出題されます。試験は日本史と世界史に分かれていて、5級から1級までのレベルがあります。年配の方が生涯学習として挑戦したり、学生が入試対策としたりとさまざまな目的で活用されています。民間の資格でありながら、2級以上を取得すると高等学校卒業程度認定試験の「日本史B」「世界史B」が免除になったり、通訳案内士試験の「日本歴史」が免除されたりという優遇も受けられます。

活躍場所
歴史能力検定は基本的に生涯学習や趣味として学ぶための検定です。歴史の正しい知識を得ることは見聞を深め、教養として日常生活をより豊かにします。就職には直接結びつきませんが、仕事では特に旅行業界で生かせます。この資格と合わせて旅行地理検定を取得する人も多く、歴史と地理の両知識があるとより有益です。通訳案内士の資格免除があるように、外国人等に日本の史跡を説明する通訳ガイドとしても活躍できます。他には観光案内所の業務などでも生かせるでしょう。旅行業界以外でも、歴史知識はさまざまな国際交流の場でのコミュニケーションで役立ちます。

収入と将来性
就職や転職などに生かす目的の資格ではないため収入には直接的に影響しませんが、旅行業界においては、有利に働くこともあるでしょう。テレビや新聞で知る世界の出来事の多くは、歴史が大きく関係しています。テロや戦争からオリンピックまで、その背景にある歴史を知っておくと正しいものの見方ができるようになります。現代に暮らす自分たちが将来的にどのように生きていくか考える上での指針として、歴史の知識を深めておくことは大切です。国際交流では、他国を理解するためにも歴史を学び、政治経済や芸術等の知識を持っていることが重要です。今後ますます、歴史能力検定の認知度とニーズは上がっていくでしょう。

向いている人
歴史に興味がある人、史跡めぐりが趣味の人に向いています。高校生や大学生・社会人も多いですが、幅広い層に人気があり、歴史好きな小学生も受験しています。もっと学生時代に歴史を勉強しておけばよかったと思っている年配の方も、生涯学習として挑戦しています。歴史は大人になってから改めて勉強すると、新しい気づきもあって大変面白いものです。大河ドラマで戦国時代に興味を持ったことをきっかけに、検定にチャレンジする人も多いです。今まで歴史に興味がなかった人も、旅行が好きならおすすめの検定です。歴史の知識があると、旅行がより豊かで有意義なものになるでしょう。

取得方法
学生が使用する歴史の参考書で勉強する他、勉強方法はいろいろあります。歴史漫画を読んだり、史跡や博物館を巡るのもよいでしょう。上級であれば、主催元が発行している歴史能力検定の問題集にも目を通しておきます。出題範囲は5級が小学校終了程度、4級は中学終了程度、準3級は中学生の範囲以上、3級は高校終了程度、2級は高校の範囲以上の高度な知識、1級は範囲にとらわれないより高度な知識となります。2級は記述問題、1級は記述と論述問題もあります。社会人が自分の知識を試すのであれば、まずは3級が最適です。試験は全国各所で年1回行われます。



歴史能力検定資格の難易度偏差値

1級 2級 3級 準3級 4級 5級
偏差値45 偏差値43 偏差値41 偏差値39 偏差値36 偏差値0
簡単
簡単
簡単
超簡単
超簡単
判定不能
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 歴史能力検定○級 合格
所轄・主催:
歴史能力検定協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
2019年4月25日~2019年10月15日
試験日
2019年11月24日
合格発表
2020年1月中旬頃
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

歴史能力検定資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 趣味実用 特になし 大関クラス 独学 通学 公式テキスト

歴史能力検定試験概要

受験資格 不問
試験内容
1級:
日本史・世界史
学校での学習にとらわれない広い範囲から出題。
・4肢択一問題
・記述問題
・論述問題

2級:
日本史・世界史
高校で学ぶ程度の比較的高度な歴史知識。
・4肢択一問題
・記述問題

3級:
日本史
高校で学ぶ基礎的な歴史知識。
・4肢択一問題

準3級:
日本史
中学校で学ぶ程度を基本としながらその他の範囲からも出題。
・4肢択一問題

4級:
歴史基本
中学生程度の知識。
・4肢択一問題

5級:
歴史入門
小学校修了程度の基本的な日本史の問題。
・3肢択一問題
合格率 57.8%
願書受付期間 4月下旬~10月中旬
試験日程 11月下旬
受験地 全国主要都市
受験料
1級

日本史:
7800円
世界史:
7800円

2級

日本史:
6800円
世界史:
6800円

3級

日本史:
4900円
世界史:
4900円

準3級

日本史:
3900円

4級

歴史基本:
3000円

5級

歴史入門:
2800円
合格発表日 1月中旬
受験申込・問合せ 歴史能力検定協会
〒119-6030 東京都千代田区神田駿河台4-3 新お茶の水ビルディング
TEL 03-3518-6030
ホームページ 歴史能力検定協会
http://www.rekiken.gr.jp/

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