数学検定(実用数学技能検定)
実用数学技能検定は、数学・算数の実力を幅広く測定できる検定試験です。中学生~社会人レベルの数学検定と、未就学児童~小学生レベルの算数検定で構成されています。2006年以降、年間30万人を超える人が受検する人気検定となっており、現在では進学や就職で活かせるスタンダードな資格となりました。文系の人でもぜひ受検しておきたい検定です。
資格詳細
実用数学技能検定は、日本数学検定協会が実施する、算数・数学の技能を測る検定です。計算、作図、測定、統計などの数学・算数の実用的な能力を認定する記述式の検定として、全国レベルの評価システムです。日本での年間志願者数は30万人を超え、国外でも実施されている人気の資格です。幼児を対象とした「かず・かたち検定」から大学程度・一般レベルの難易度の高い1級までの15階級があり、自分のレベルに合った級から受けて、一歩一歩ステップアップできます。1級?5級は数学領域として「数学検定」、6級?11級とかず・かたち検定は算数領域として「算数検定」と呼ばれています。また「数検」と略して呼ばれることもあります。論理的な構成力をみる記述式の試験なので、正解に達していなくても、途中までの道筋が正しければ部分点がもらえることが特徴的です。逆に、答えが正しくても途中の考え方に間違いがあると減点されます。本検定の勉強を通して、計算だけではなく、総合的な力を習得できるでしょう。また、合格の場合も不合格の場合も、個人成績表が受け取れるため、苦手領域などを把握できます。本検定は、多数の中学、高校、大学などで高く評価されており、入試や単位認定において活用されています。
活躍場所
実用数学技能検定の学習をすることで、論理性、分析力を磨くことができるため、幅広い分野で役に立ちます。求人サイトを見ると、IT・通信の業界、学習教材、電子書籍関連企業、学習塾などで、歓迎要件に数学検定を上げているところが多く見られます。
収入と将来性
さまざまな職種で活かせる資格ですので、収入については一概に言及できません。ただし、1級や準1級のような高いレベルの級の資格者であれば、事務処理能力の高さが評価され、資格手当がつく可能性はあります。数学は世界の共通言語ですので、日本国内のみならず、フィリピン、インドネシア、タイ、カンボジアなどでも実施されており、海外でも評価を得ている検定です。進学や就職に有利な、数学・算数に関するスタンダードの検定として、今後も高いニーズが続くでしょう。
向いている人
数学検定・算数検定は、学び直しやリカレント教育として活用されているため、幼児から90歳代までの幅広い年齢層の方が受検しています。実際に、全国でおよそ700の高校、中学校、高等専門学校、さらに400程の大学、短大、専門学校の入試制度で利用されています。就職活動でも有効とされており、SPI試験対策や、数字に強いことをアピールできるため受検する学生も多数見られます。もちろん、入試や就職のため以外にも、数学・算数が好きで力試しに受けてみるのも良いのではないでしょうか。
取得方法
日本数学検定協会の公式サイトで、関連書籍や検定の過去問題などを紹介しています。また、実際の過去の問題をサンプル問題として公開しています。その他、公式オンライン学習サービスやデジタル教材、数検のLINE公式アカウントも紹介していますので、まずは勉強を始める前に協会サイトの「学習サポート」を見ておきましょう。LINE公式アカウントは、算数・数学の学習コンテンツ、過去問など、数検に関するさまざまな情報がスマホで手軽に入手できるので、利用されるとよいでしょう。なお、協会では書籍の販売はしていないため、最寄りの書店またはネットで購入してください。
数学検定(実用数学技能検定)資格の難易度偏差値
1級 | 準1級 | 2級 | 準2級 | 3級 |
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難関 |
普通 |
簡単 |
超簡単 |
超簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 実用数学技能検定3級 合格
所轄・主催:
公益財団法人日本数学検定協会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
願書受付
2020年8月24日~2020年9月15日
試験日
2020年10月25日
合格発表
2020年11月12日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
数学検定(実用数学技能検定)資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
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民間資格 | キャリアアップ(良) | 特になし | 大関クラス | 独学 通学 通信 公式テキスト |
数学検定(実用数学技能検定)試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | 数学検定 1次試験(計算技能検定)と2次試験(数理技能検定)に区分される 1級: 大学程度・一般準1級: 高校3年程度(数学III・数学C程度)2級: 高校2年程度(数学II・数学B程度)準2級: 高校1年程度(数学I・数学A程度)3級: 中学校3年程度4級: 中学校2年程度5級: 中学校1年程度算数検定 1次と2次の区分はない 6級: 小学校6年程度7級: 小学校5年程度8級: 小学校4年程度9級: 小学校3年程度10級: 小学校2年程度11級: 小学校1年程度かず・かたち検定: 就学前児童 |
合格率 | 59.9%(3級) |
願書受付期間 | 2月上旬~3月中旬・5月上旬~6月中旬・9月上旬~10月上旬 |
試験日程 | 4月・6~7月・10~11月 |
受験地 | 全国の検定会場 ※12級(かず・かたち検定)は自宅受検のみ |
受験料 | 数学検定 1級: 7800円準1級: 6700円2級: 6000円準2級: 5200円3級: 4500円4~5級: 4000円算数検定 6~8級: 3000円かず・かたち: 2500円 |
合格発表日 | 検定日の約3週間後にネット上で確認可能 | 受験申込・問合せ | 公益財団法人 日本数学検定協会 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階 TEL 03-5812-8341 |
ホームページ | 数学検定の概要| 数学・算数の検定は公益財団法人日本数学検定協会 http://www.su-gaku.net/about/index.php |
数学検定(実用数学技能検定)のレビュー
(1件)
ゆう
将来的に意味があるかわからない
2020年07月11日
私は数学技能検定3級を高校1年生のときに取得しました。
3級に合格すること自体は数検の公式テキストを使って1ヶ月程度やれば取得をすることができます。
試験に合格をしたのは確かに嬉しいですが、数検3級が有利に働いたことはないように感じます。
確かに基礎的な計算方法などを学べるのは良いと思いますが、高い受験料を払ってまでいらないと思います。
推薦で数検の資格があった方が良いとかの明確な理由があればもちろん受験をするべきですが、目的もなく学校の先生から言われている程度でしたら資格の欄に書いといてもしょうがないような資格だと私は思います。
数検をもし受験するなら準1級以上の取得を目指すべきです。
準1級以上を取得すれば少しは評価につながると思いますし、別の資格を取得する際に役に立ちます。
数検を受験するメリットとしては試験慣れをするということだと私は考えます。
普段解ける問題でも、試験形式で制限時間があり、緊張した環境下で問題を解くのは普段のコンディションとは違うので良い練習になります。
そういった面では受験を控えている中学生や高校生は受験をしても良いのかもしれません。
3級に合格すること自体は数検の公式テキストを使って1ヶ月程度やれば取得をすることができます。
試験に合格をしたのは確かに嬉しいですが、数検3級が有利に働いたことはないように感じます。
確かに基礎的な計算方法などを学べるのは良いと思いますが、高い受験料を払ってまでいらないと思います。
推薦で数検の資格があった方が良いとかの明確な理由があればもちろん受験をするべきですが、目的もなく学校の先生から言われている程度でしたら資格の欄に書いといてもしょうがないような資格だと私は思います。
数検をもし受験するなら準1級以上の取得を目指すべきです。
準1級以上を取得すれば少しは評価につながると思いますし、別の資格を取得する際に役に立ちます。
数検を受験するメリットとしては試験慣れをするということだと私は考えます。
普段解ける問題でも、試験形式で制限時間があり、緊張した環境下で問題を解くのは普段のコンディションとは違うので良い練習になります。
そういった面では受験を控えている中学生や高校生は受験をしても良いのかもしれません。
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