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レストランサービス技能検定

レストランサービス技能検定は、レストランやホテルなどの職場で、料理や飲み物を給仕するウェイターおよびウェイトレス、そしてマネージャーの接客能力を見るために実施されている検定試験です。職業能力開発促進法施行令の改正により、平成14年から国家検定資格になりました。受検者は企業や学校から参加する場合が多く、合格率は高くなっています。

資格詳細
レストランサービス技能検定は、職業能力開発促進法にもとづいて日本ホテル・レストランサービス技能協会が実施、厚生労働省が認定する検定試験です。合格者には「レストランサービス技能士」の国家資格があたえられます(2002年度までの旧称「料飲技能サービス士」)。レストランなどのウェイターやウェイトレスなど、料理や飲み物を提供するサービスに関する知識や技能をためす検定で、実務経験を重視した実践的な試験となっています。

活躍場所
レストランサービス技能検定の合格者は、レストランをはじめとする外食業界やホテルなどで活躍しています。料理をするのではなく、食事や飲み物を届ける接客なので、特に資格が必要ではない仕事ですが、レストランサービス技能士であることは接客に関する知識や技術がしっかり身についていることの証左であり、1級または2級なら豊富な実務経験を有していることも証明できるので、この資格の上級取得者にはベテランが多いようです。

収入と将来性
日本に来た外国人の多くが驚くのが、レストランなどでの接客のすばらしさです。まさに日本の「おもてなし文化」の最前線で活躍しているのが外食産業の接客担当者だと言ってよいでしょう。業界内においても接客能力の高いウェイターやウェイトレスは非常に重宝されており、指導的な立場になれば収入アップも期待できます。転職が盛んな職場でもあり、技能の高さと経験の豊かさを証明できるレストランサービス技能検定は大きな武器となるでしょう。

向いている人
外食産業やホテルで接客サービスにたずさわる人のスキルアップおよびキャリアアップにおすすめの検定です。受験資格として実務経験が問われるので、基本的に現役の人に向けた資格ですが、これから業界を目指す人にとっても将来の目標とすべき検定だと言えます。接客サービスは第一に「気配り」が才能となりますので、人を見る観察力や洞察力、細かい点にもよく気がつく注意力などが主な素養となるでしょう。意外と体力のいる職場でもありますので、心身ともに健康であることも重要です。

取得方法
レストランサービス技能検定には1級~3級の級位が用意されていますが、それぞれに受験資格として実務経験年数が規定されています。3級は1年以上、2級は3年以上(または3級合格後2年以上)、1級は11年以上(または2級合格後4年以上)の実務経験が必要です。ただし3級は、日本ホテル・レストランサービス技能協会が承認する学校で料飲接遇サービスに関する学科を卒業していれば、実務経験なしでも受験が可能です。試験では学科のほか、テーブルサービスやワゴンサービスをおこなう実技が実施されます。



レストランサービス技能検定資格の難易度偏差値

1級 2級 3級
偏差値55 偏差値52 偏差値48
普通
普通
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 レストランサービス技能検定○級 合格
所轄・主催:
厚生労働省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2020年資格日程

願書受付
2020年4月13日~2020年6月5日
試験日
2020年8月19日
合格発表
2020年9月4日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

レストランサービス技能検定資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
国家資格 キャリアアップ(良) 特になし 横綱クラス 独学 講習 通学 公式テキスト

レストランサービス技能検定試験概要

受験資格
1級

・大学においてレストラン等における規定の料飲サービスに関する学科を修めて卒業した者でその後当該サービス業務に関し8年以上の実務の経験を有する者。
・短期大学または専門学校においてレストラン等における規定の料飲サービスに関する学科を修めて卒業した者で、その後当該サービス業務に関し9年以上の実務の経験を有する者。
・高等学校においてレストラン等における料飲サービスに関する学科を修めて卒業した者で、その後当該サービス業務に関し10年以上の実務の経験を有する者。
・レストラン等における料飲サービス業務に関し11年以上の実務の経験を有する者。
・レストランサービスに係る2級の技能検定に合格した者で、その後4年以上の実務の経験を有する者。
ほか

2級

・大学においてレストラン等における規定の料飲サービスに関する学科を修めて卒業した者でその後当該サービス業務に関し8年以上の実務の経験を有する者。
・短期大学または専門学校においてレストラン等における規定の料飲サービスに関する学科を修めて卒業した者で、その後当該サービス業務に関し1年以上の実務の経験を有する者。
・高等学校においてレストラン等における料飲サービスに関する学科を修めて卒業した者で、その後当該サービス業務に関し2年以上の実務の経験を有する者。
・レストラン等における料飲サービス業務に関し3年以上の実務の経験を有する者。
・レストランサービスに係る3級の技能検定に合格した者で、その後2年以上の実務の経験を有する者。
ほか

3級

・大学においてレストラン等における規定の料飲サービスに関する学科を修めて卒業した者でその後当該サービス業務に関し8年以上の実務の経験を有する者。
・短期大学または専門学校においてレストラン等における規定の料飲サービスに関する学科を修めて卒業した者。
・高等学校においてレストラン等における料飲サービスに関する学科を修めて卒業した者。
・レストラン等における料飲サービス業務に関し1年以上の実務の経験を有する者。
ほか

※受験資格は多岐にわたるので事前に要確認
試験内容
学科試験

・食品衛生
・公衆衛生
・料飲一般
・レストランサービス
・食文化
・施設の管理
・苦情への対応
・関係法規
・安全衛生

実技試験

・レストランサービス作業
・1級のみ:ワゴンサービス
合格率 43.6%(3級)
願書受付期間 4月中旬~5月下旬
試験日程
学科試験:
8月中旬
実技試験:
10月下旬~11月下旬
受験地
学科試験

北海道・宮城・新潟・千葉・愛知・大阪・広島・福岡・沖縄

実技試験

1級:
北海道・東京・愛知・大阪・福岡・沖縄
2級:
北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・福岡・沖縄
3級:
北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・福岡・沖縄
受験料
学科試験

全級:
6500円

実技試験

1級:
23500円
2級:
10500円
3級:
8000円
合格発表日 12月下旬
受験申込・問合せ 社団法人 日本ホテル・レストランサービス技能協会
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-3-11 飯田橋ばんらいビル6階
TEL 03-5226-6811 FAX 03-5226-6812
ホームページ HRS│技能検定
http://www.hrs.or.jp/kentei.html

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