自動ドア施工技能士
街の至るところで見かけられる自動ドア。いまや商店などでは、あって当然の設備となりましたが、まれに死亡事故が発生するなど、その施工には重大な責任がともないます。自動ドア施工技能士は、自動ドアの施工に必要な技能を認定する国家資格です。学科試験と実技試験に合格することで取得できます。
資格詳細
自動ドアに関する知識と技術を持っている技術者が自動ドア施工技能士です。この資格は、技術者の技能と地位向上のために行われている技能士検定制度の一つです。自動ドアは機械や電子機器で構成されており、それらを仕様書に合わせて的確に施工するには高い技術が必要です。また、便利な自動ドアですが、機械のトラブルや誤った使用方法により事故が起きることもあるので、施工だけではなく保守・点検も重要です。人命にかかわる業務を行う自動ドア施工技能士は非常に重要な役割を果たしているといえます。資格を取得していなくも自動ドアの施工を行うことは可能ですが、取得者以外の人が自動ドア施工技能士と名乗ることは禁じられています。現在、自動ドアを扱う企業では、技術者の3人のうち1人がこの資格の取得者といわれています。自動ドアの業界では需要が高く、キャリアアップや転職の際にも有利となる資格です。この資格には1級と2級があり、1級の技能士には厚生労働大臣から、2級の技能士には都道府県知事から合格証が交付されます。自動ドアの修理を業者に依頼する際に、信頼できる業者かどうかの指標の一つとなるのが、自動ドア施工技能士の存在です。
活躍場所
自動ドア施工技能士の資格を活かせる就職先は、主に自動ドア関連会社です。求人サイトなどを見ると有資格者を求めている会社が多く見られます。有資格者の数が会社の評価にも?がるため、自動ドア関連会社では常に資格を持っている有能な人材を求めており、活躍の場は見つかりやすいと言えるでしょう。
収入と将来性
年収は会社によって差がかなりあるようですが、キャリアを積み40代になると、サラリーマンの平均的な年収が見込めるでしょう。資格を所持していると資格手当を支給する場合もあり、転職の際にも有利です。会社の方も常に有能な人材を求めており、会社側が費用を負担して資格取得を支援するケースも少なくありません。年々、自動ドアのシステムは複雑になっているため、知識と技術の確かな自動ドア施工技能士の有資格者が欠かせません。自動ドア関連会社では常に重宝される資格のため、自動ドア業界に進むのであれば、まず押さえておくべき資格といえるでしょう。自動ドアの開発が進む中、一方で安全性に対する不安の声も多く聞かれるため、自動ドア施工技能士への期待はますます高まっていくでしょう。
向いている人
人命にかかわる非常に重要な仕事であるため、自らの仕事の重要性をしっかりと認識して仕事に取り組める責任感が強い人が望ましいでしょう。また、自動ドアは高度なシステムで構成されているため、常に勉強を怠ることなく、機械や精密機器のプロを目指そうとする人に向いていると言えます。
取得方法
国家資格の中で難易度は「やや易しい」とされていますが、1級に関しては少し難易度が高くなり、「普通」となります。1級・2級ともに学科と実技の試験があります。自動ドア施工技能士の試験についての情報量が非常に少ないため、勉強法について悩まれるかもしれません。受験体験者の話では、技能検定試験の問題は過去の類似問題が多いため、過去問題を入手し繰り返し解くことが大切とのことです。また、暗記するのではなく、考え方をしっかり理解することがポイントです。独学で不安な場合は、講習会が開催されている場合もあるようですので調べてみるとよいでしょう。実技は実務経験を通してしっかりカバーしておきましょう。
自動ドア施工技能士資格の難易度偏差値
1級 | 2級 |
---|---|
普通 |
簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 ○級自動ドア施工技能検定試験 合格
所轄・主催:
厚生労働省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
願書受付
2020年10月5日~2020年10月16日
試験日
2021年2月7日
合格発表
2021年3月12日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
自動ドア施工技能士資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
国家資格 | キャリアアップ(良) | 名称独占資格 | 横綱クラス | 独学 講習 通学 |
自動ドア施工技能士試験概要
受験資格 | 1級 ・7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上の実務経験 ※学歴により必要な実務経験年数が異なる 2級 ・実務経験2年以上 ※学歴により実務経験が不要になる |
試験内容 | 1級・2級 学科試験 ・自動ドア一般 ・施工法 ・材料 ・保守点検 ・建築構造 ・機械要素 ・関連基礎知識 ・製図 ・関係法規 ・安全衛生 実技試験 ・自動ドア施工作業 |
合格率 | |
願書受付期間 | 4月上旬~中旬・10月上旬~中旬 |
試験日程 | 実技試験: 6月上旬~9月中旬・12月上旬~2月中旬学科試験: 7月中旬~9月上旬・1月下旬~2月上旬 |
受験地 | 指定の試験場 |
受験料 | 学科試験: 3100円実技試験: 18200円※都道府県によって異なる場合がある |
合格発表日 | 10月上旬・3月中旬 | 受験申込・問合せ | 都道府県職業能力開発協会 ※都道府県よって問い合わせの電話番号は異なりますのでホームページを参照 |
ホームページ | 技能検定のご案内 : 中央職業能力開発協会(JAVADA) https://www.javada.or.jp/kyoukai/itiran.html |