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製本技能士

永年にわたり人類の知的遺産を保存・継承してきた「本」は、デジタル時代の現在もその役割を終えてはいません。電子書籍が普及する一方で、紙の本もまだまだ人々に親しまれています。製本技能士は、製本作業の技術を認定する国家資格。書籍製本作業、雑誌製本作業、事務用品類製本作業に区分けされています。

資格詳細
製本は、字や画像を印刷した用紙を折って、取りまとめて綴じ、一冊の本に仕上げる仕事です。現在は機械による製本が多いですが、美術的に価値がある書籍や希少価値のある書籍などは、手作業で行われることもあります。製本技術者になるために特に必要な資格はありませんが、製本を手作業で行うには熟練の技術が求められます。独学で製本の技術を習得する人もいれば、カルチャー教室などで習得する人もいるようです。いずれの場合も、仕事として活かすためには、製本会社に入社してから技能を磨いていくのが一般的です。製本技能士は、製本に関する技能を認証する国家資格で、書籍製本・雑誌製本・商業印刷物製本の3つの区分に分かれ、それぞれ1級・2級があります。資格取得は会社からの評価につながるため、製本会社や印刷会社で働いている方は、ステップアップのためにも取得しておくとよいでしょう。近年では電子書籍が普及していますが、まだまだ紙の本は子どもから高齢者まで多くの人から親しまれています。

活躍場所
製本会社の工場や印刷会社で活躍できます。製本の仕事は出版会社から依頼されるため、製本会社や印刷会社はおもに首都圏にあります。製本会社には糸綴りを専門とする「かがり業者」や、表紙加工が専門の「表紙貼り業者」などもあります。印刷工場は24時間稼働で、都心に近い場所にあることが多いようです。

収入と将来性
製本作業員の年収は、ほぼ一般的な平均年収といえます。印刷業界をけん引する大手の印刷会社でも、製本作業員の年収はそれほど高くはありません。ただし、離職率が低いといわれる印刷業界で製本作業員として勤めていると、勤務年数に応じてそれなりに給与が上がってくるといわれています。出版・印刷会社での製本作業の仕事は、比較的安定しているといえるでしょう。近年は、製本作業をプリンターで同時に行える技術が開発されるなど、製本作業の進化は目覚ましいものがあり、製本作業員への需要も高まってきています。今後も、新しい技術の導入が予想されますので、製本作業の仕事にやりがいを感じることが増えていくことでしょう。

向いている人
製本の仕事は、まず本が好きな人に最適な仕事といえます。雑誌や図鑑などさまざまな種類の本を作っていく仕事ですので、興味のある分野の製本に携われるとやりがいを感じられるでしょう。製本作業は正確性が求められる仕事ですので、まず丁寧に作業ができる人、また同じ作業が続くなかで集中力をもって工夫をしながら仕事ができる柔軟性も必要です。立ちっぱなしで行う作業もあるので、ある程度の体力は必要です。

取得方法
実技試験では、実際に製本作業を行います。日ごろ仕事場で機械による製本を行っている人が多いと思いますが、試験は手作業がほとんどですので、試験に備えて製本の基礎から確認し、全工程の作業を練習しておくことが必要です。学科試験は、製本法一般・印刷一般・材料・電気・安全衛生について、真偽法と四肢択一法の問題が50問出題されます。出題範囲が広いので、予定を立ててしっかり勉強することが必要です。試験対策に役立つような参考書がないですが、中央職業能力開発協会が平成30年度後期に行われた製本技能士試験の内容をサイトで公開しています。実技試験の内容を確認して練習し、学科試験問題は正解表がついていますので、繰り返し復習して覚えるようにするとよいでしょう。



製本技能士資格の難易度偏差値

1級 2級
偏差値52 偏差値44
普通
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 ○級製本技能検定試験 合格
所轄・主催:
厚生労働省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2021年資格日程

願書受付
2020年10月5日~2020年10月16日
試験日
2021年1月31日
合格発表
2021年3月12日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

製本技能士資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
国家資格 キャリアアップ(良) 名称独占資格 横綱クラス 独学 講習

製本技能士試験概要

受験資格
1級

・7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上の実務経験
※学歴により必要な実務経験年数が異なる

2級

・実務経験2年以上
※学歴により実務経験が不要になる
試験内容
1級・2級

学科試験

・製本法一般
・材料
・印刷一般
・電気
・安全衛生
実技試験

・製本作業
合格率
願書受付期間 4月上旬~中旬・10月上旬~中旬
試験日程
実技試験:
6月上旬~9月上旬・12月上旬~2月中旬
学科試験:
7月中旬~9月上旬・1月下旬~2月上旬
受験地 指定の試験場
受験料
学科試験:
3100円
実技試験:
16500円
※都道府県によって異なる場合がある
合格発表日 10月上旬・3月中旬
受験申込・問合せ 都道府県職業能力開発協会
※都道府県よって問い合わせの電話番号は異なりますのでホームページを参照
ホームページ 技能検定のご案内 : 中央職業能力開発協会(JAVADA)
https://www.javada.or.jp/kyoukai/itiran.html

製本技能士のレビュー

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