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毒物劇物取扱責任者

農薬や塗料、染料には、毒物や劇物に分類される材料が使われていることがあります。毒物劇物取扱責任者は、それらの販売業や輸入業において、事故などの危険を防止する責任を負います。毒物および劇物により試験は3つに分かれています。なお、薬剤師の資格取得者と、厚生労働省がさだめる工業高校などの学校にて応用化学に関わる学科を修了している者は、試験が免除されます。

資格詳細
毒物劇物取扱責任者は、毒物劇物を取り扱う際の安全確保に関して、保健衛生上の危害を防止する責任を持つ技術者です。半導体のシリコンなどに用いられる毒性の強いものが毒物、農薬や塗料などに使われる毒性のやや強いものが劇物です。毒物劇物の製造、販売、管理に携わる仕事では、工場や営業所ごとに、毒物劇物取扱責任者を必置がすることが定められています。仕事としては、毒物劇物の管理方針や作業場の改善計画などの策定、また法令に遵守されているか作業場の設備基準の点検、管理などを行います。この資格には、一般、農業品目、特定品目の3つがありますが、その中でも一般は毒物劇物の製造・輸入・販売に関わるすべての責任者になれるため、一番人気の高い資格となっています。毒物劇物取扱責任者になるには、毒物劇物取扱者試験の合格者、薬剤師、または工業高校などで応用化学を修了した者、のいずれかを満たしている必要があります。試験は都道府県単位で行われていますが、現住所に限らずどこでも受験できます。この資格は会社での部門異動などにより必要となることも多く、就職後に資格を取得するケースが多いようです。また、この資格を必要とする製造業や製薬会社などは理系の業種であるため、基本的には技術者が保持する資格といえます。

活躍場所
毒物劇物を取り扱う会社が活躍の場となります。主に化学関連の工場、農薬、塗料などの輸入や製造、販売を行う会社などです。この他に、メッキ工場や運送事業者などでも資格取得者の設置が必要な場合があります。

収入と将来性
毒物劇物取扱責任者の仕事には様々な種類があるため、それぞれの収入について言及することは難しいですが、この資格取得者は薬剤師に多いことから、薬剤師の平均年収と同じくらいで高めと考えてよいでしょう。ただし、塗料や薬品関係の工場、医療機器などの製造や組み立てをする工場で働く場合の平均年収は、やや低めが相場のようです。また、資格手当を支給する会社もあります。将来性としては、毒物や劇物はさまざまな分野で必須のものであるため、今後も毒物劇物取扱責任者の需要がなくなることはまずないでしょう。また、この資格を取得しておくことで仕事の幅が広がるので、就職先の選択肢が増えるメリットがあります。

向いている人
化学分野で働くことを希望する人、危険な毒物劇物を取り扱う仕事のため、何事にも慎重に対処できる人に向いている仕事といえます。また、同じような点検・管理を毎日行うため、油断することなくきちんと小まめに仕事を行える人に適性があるでしょう。

取得方法
市販の参考書や問題集を利用して独学で勉強できます。ただし、理系の方であれば、比較的容易に進められるかもしれませんが、文系の方は薬品を覚えることから始める必要があり、大変かもしれません。基礎化学については、化学式や化学反応といった高校の化学で習う基礎の勉強が必要です。そのため、化学に自信のない方は、通信講座や職業訓練法人などが実施している講習会を利用する方法が効率的ではないでしょうか。また、各都道府県により試験内容が異なるため、受験する場所によって過去問対策も変わります。そこで、対策としてはネットなどで販売している「毒物劇物取扱者試験」を利用されるとよいでしょう。東日本編と東日本編それぞれあり、各都道府県の試験内容がテキスト・過去問題・解説に分けてまとめられています。ご自身が受験する場所に合った方を購入して、問題の傾向をつかみましょう。



毒物劇物取扱責任者資格の難易度偏差値

偏差値44
簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 毒物劇物取扱者試験 合格
所轄・主催:
各都道府県
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

2022年資格日程

各都道府県により日程が異なる
願書受付
試験開催地によって願書受付日等が異なります。
試験日
試験開催地によって試験日等が異なります。
合格発表
試験開催地によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。

毒物劇物取扱責任者資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
国家資格 キャリアアップ(良) 必置資格 横綱クラス 独学 通学 通信

毒物劇物取扱責任者試験概要

受験資格 受験資格は不問だが、以下いずれかに該当する者は資格を取得できない。
・18歳未満の者
・心身の障害により毒物劇物取扱者の業務を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの
・麻薬、大麻、あへん、または覚せい剤の中毒者
・毒物もしくは劇物または薬事に関する罪を犯し、罰金以上の刑に処せられ、その執行を終り、または執行を受けることがなくなった日から起算して3年を経過していない者

また、以下いずれかに該当する者は受験不要で資格を取得できる。
・薬剤師
・厚生労働省令で定める学校で、応用化学に関する学課を修了した者
試験内容
筆記試験

・法規
・基礎化学
・毒物、劇物の性質
・取扱い、貯蔵知識

実地試験

・取扱い方法
・毒物、劇物の識別

都道府県によっては実地試験を行わない。
合格率 54.3%(一般・東京都)
願書受付期間 都道府県による
試験日程 都道府県による
受験地 都道府県による
受験料 都道府県による
合格発表日 都道府県による
受験申込・問合せ 都道府県の担当課
ホームページ

毒物劇物取扱責任者のレビュー

(1件)
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リオン
都道府県によって難易度が違う

2021年08月24日
毒物劇物取扱者は都道府県によって合格基準が異なるので注意が必要です。
おそらくサイトの難易度は平均値かと思われますが、都会(人口が多い)の自治体は比較的難易度が高く、
地方の自治体の方が難易度が低い傾向が個人的にはしています。
他の自治体での受験ができるので、勉強が苦手な人は難易度が低い自治体で受験するのもありだと思います。

ただ、自治体によって問題の傾向が異なるので、過去問等事前にしっかりと準備しないと難易度が低くても落ちてしまうので注意が必要です。

危険物取扱者乙4より持っている人は少ないので取得するメリットはあると思います。
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