トリマー
トリマーとは、いわばペットの美容師さん。家庭で飼われているペットの犬に、カットやブラッシング、シャンプー、爪切り、耳掃除などをほどこします。日本でもペットを飼う家庭が増えた現在、ニーズも充分にある職業です。資格を取得するためには、専門が学校に入学しなければなりませんが、ペット美容院での勤務には必須の資格となっています。
資格詳細
ペットの美容師「トリマー」は、「グルーマー」とも呼ばれ、犬や猫などの愛玩動物の毛や皮膚、爪の手入れをする専門家です。動物の体を清潔にたもつことで、ペットたちの健康を維持するだけでなく、見た目のかわいらしさや美しさをより引き出すこともトリマーの重要な役割。ブラッシングや爪切り、耳の掃除、シャンプーおよびリンス、カッティングなどが主な作業になります。有資格者の9割が女性という、女性向けのお仕事でもあります。
活躍場所
トリマーは主に、ペット美容室やペットショップ、グルーミングショップに勤務してお客さんのペットをお手入れしています。ほか、動物病院や百貨店のペットサロン、ブリーダー関連施設にて勤務する場合もあります。トリマーの技術は一生ものですので、フリーランスや副業として仕事をしていたり、開業してみずからのペット美容院を持つ人も少なくありません。
収入と将来性
トリマーの収入は、まず就職先によってかなり差異が生じます。人間の髪と同様、犬や猫のカットのスタイルにも定番や流行があり、常に新しい技術やトレンドを学び続けなければ、大成は難しいでしょう。センスと技術をみがき、顧客の信頼を得れば、より大きなペット美容室への転職や、独立開業して成功することも夢ではありません。実力や経験に収入が左右されるという点でも、トリマーは人間向けの美容師と変わりがないと言えるでしょう。
向いている人
第一に、ペットが好きな人に向いています。ペット関連の資格では、獣医師や訓練士にくらべて取得しやすいので、毎日いろいろなペットと触れ合っていたいという人には、まずおすすめしたい資格です。しかし実際の職場では、お客さんのペットに対して細心の気配りが必要になりますし、大人の人間とちがって言うことを聞かないペットたちを相手せねばならず、なかなか神経を使う仕事でもあります。また、飼い主とのコミュニケーションも大切なので、どんな人とでも付き合える対人スキルもおろそかにはできません。
取得方法
トリマーの資格には、いくつかの民間資格があり、統一された公的な資格は存在しません。ペット関連機関がそれぞれに実施している認定試験を受けることになりますが、ここでは社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)が認定するトリマー資格の例を見てみましょう。JKCのトリマー資格は、C級、B級、A級、さらに上位に教士、師範の5ランクが用意されており、まずはC級の取得を目指すことになります。受験資格として、JKC会員歴が2年以上、または全国40カ所のJKC公認トリマー養成機関で所定の課程を修了していることが条件になっています。試験は筆記と実技からなり、実技ではカットの技術がためされます。合格率は90%ほどと高く、養成機関でしっかり勉強していれば、ほぼ不合格になることはないでしょう。
トリマー資格の難易度偏差値
A級 | B級 | C級 |
---|---|---|
簡単 |
超簡単 |
超簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 トリマー○級 合格
所轄・主催:
一般社団法人 ジャパンケネルクラブ
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2024年資格日程
試験開催地により日程が異なる。
願書受付
試験開催地によって願書受付日等が異なります。
試験日
試験開催地によって試験日等が異なります。
合格発表
試験開催地によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
トリマー資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
民間資格 | 独立開業にやや有利 | 特になし | 大関クラス | 独学 通学 公式テキスト |
トリマー試験概要
受験資格 | 独学の場合 C級: 18歳以上で2年間以上のJKC会員歴を持つ者B級: C級取得後、2年以上経過している者A級: B級取得後、3年以上経過している者JKC公認養成機関の場合 C級: 養成機関にて所定の課程を修了した者(卒業試験)B級: C級取得後さらに1年間在学し、所定の課程を修了した者A級: B級取得後さらに2年間在学し、所定の課程を修了した者 |
試験内容 | 筆記試験 (50分)実技試験 (120分)・カット |
合格率 | 91.6%(C級) |
願書受付期間 | ブロックおよび養成機関による |
試験日程 | ブロックおよび養成機関による |
受験地 | 全国14ブロック (北海道・東北・北関東・千葉・埼玉・東京・神奈川・北陸甲信越・中部・近畿・大阪・中国・四国・九州) |
受験料 | 5400円 |
合格発表日 | ブロックおよび養成機関による | 受験申込・問合せ | 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ 事業部技術事業課 〒101-8552 東京都千代田区神田須田町1-5 TEL 03-3251-1656 FAX 03-3251-1659 |
ホームページ | 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ(JKC) - トリマー http://www.jkc.or.jp/modules/licenses/index.php?cat_id=2 |
トリマーのレビュー
(1件)
koma
日本最大の犬の団体"ジャパンケネルクラブ"が発行しているトリマーの資格を取得しました
2020年05月29日
私は高校卒業後にトリマーになるため、ペットトリミング学科がある専門学校へと進学しました。
トリマーは国家資格ではないので特別な資格は必要はなく、一般的なカットスキルと動物の知識があればトリマーとして働くことは可能です。
しかし、私は専門学校で学んだ知識とスキルを形として残したかったのでJKC公認トリマーの受験を決めました。
まずは、JKC公認トリマーC級を専門学校を卒業した2か月後に受験しました。受験内容は実技試験と筆記試験です。
専門学校の先生や先輩から「C級は筆記試験も実技試験も基本をしっかり行えば大丈夫だよ」とアドバイスをもらったので、専門学校の2年間で学んだ
内容を復習することにしました。実技の方は仕事が休みの日に卒業した専門学校へ行き、先生から細かいアドバイスをもらい復習をしました。
仕事もしており受験勉強をする時間を多くとれませんでしたが、基本をしっかり復習することで無事合格することができました。
試験を受験して合格、またはトリミング競技会での入賞でJKC公認トリマーになることができるので、JKC公認トリマーB級は競技会への入賞での資格取得を目指すことにしました。
トリミング競技会の二か月ほど前から競技会対策として卒業した専門学校へ練習へ行き、先生から競技会向けのカットのアドバイスをもらいました。
競技会でのカットは試験のカットとは少し違いどれだけスタンダード(犬種図鑑に記載されているその犬種の標準)に近づけることができているかを競うものなので前回よりも厳しく指導をしてもらいました。
初めての競技会ということもありとても緊張しましたが入賞することができ、JKC公認トリマーB級を取得することができました。JKC公認トリマーA級はかなり難易度が高いため現在も勉強中ですが、このJKC認定資格があることでトリマーとしての就職、転職の幅が広がります。
トリマーを続けていくのであればJKC公認トリマーの資格は保有して損はないです。
トリマーは国家資格ではないので特別な資格は必要はなく、一般的なカットスキルと動物の知識があればトリマーとして働くことは可能です。
しかし、私は専門学校で学んだ知識とスキルを形として残したかったのでJKC公認トリマーの受験を決めました。
まずは、JKC公認トリマーC級を専門学校を卒業した2か月後に受験しました。受験内容は実技試験と筆記試験です。
専門学校の先生や先輩から「C級は筆記試験も実技試験も基本をしっかり行えば大丈夫だよ」とアドバイスをもらったので、専門学校の2年間で学んだ
内容を復習することにしました。実技の方は仕事が休みの日に卒業した専門学校へ行き、先生から細かいアドバイスをもらい復習をしました。
仕事もしており受験勉強をする時間を多くとれませんでしたが、基本をしっかり復習することで無事合格することができました。
試験を受験して合格、またはトリミング競技会での入賞でJKC公認トリマーになることができるので、JKC公認トリマーB級は競技会への入賞での資格取得を目指すことにしました。
トリミング競技会の二か月ほど前から競技会対策として卒業した専門学校へ練習へ行き、先生から競技会向けのカットのアドバイスをもらいました。
競技会でのカットは試験のカットとは少し違いどれだけスタンダード(犬種図鑑に記載されているその犬種の標準)に近づけることができているかを競うものなので前回よりも厳しく指導をしてもらいました。
初めての競技会ということもありとても緊張しましたが入賞することができ、JKC公認トリマーB級を取得することができました。JKC公認トリマーA級はかなり難易度が高いため現在も勉強中ですが、このJKC認定資格があることでトリマーとしての就職、転職の幅が広がります。
トリマーを続けていくのであればJKC公認トリマーの資格は保有して損はないです。
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