ビルクリーニング技能士
ビルの環境を快適にたもつビル清掃のスペシャリストになるために欠かせない試験がビルクリーニング技能検定です。合格者には厚生労働大臣から合格証があたえられ、国家資格を取得できます。ただし試験は年1回、実務経験が必要です。
資格詳細
ビルクリーニング技能士は、1982年5月から職業能力促進法に基づき、技能検定の職種にビルクリーニングが含まれるようになったことから、国家資格として認定されるようになりました。試験内容は学科試験と実技試験に分かれており、毎年一回実施されます。学科試験では、ビルクリーニングの作業についての知識が主な内容となります。そして実地試験では、ビルクリーニングに使用する専用の機器などの扱いが問われることから、一定の実務経験が必要となります。
活躍場所
ビルクリーニング技能士の資格を取得することで、オフィスビルやショッピングセンター、病院や介護施設や学校、各種イベントスペースや建築現場などでの清掃現場の監督としての仕事をすることができます。ビルの管理者との打ち合わせや相談、費用の見積もりの他、アルバイトやパートタイマーの管理業務が主な仕事内容です。現場作業自体は、アルバイトやパートタイマーの人でも充分可能ですが、ビルクリーニング技能士の資格取得者も実際に現場作業をすることもあります。
収入と将来性
ビルクリーニング技能士の収入は、比較的安定していると言えるでしょう。アルバイトやパートタイマーの場合、時給制や日給制がほとんどですが、資格取得者は社員として雇用されるため、資格手当などの各種手当を含む月給制が大半のようです。社員として勤務後、独立開業する人も少なくありません。ビルクリーニングの需要がある限りは、ビルクリーニング技能士の資格を持っていることで、清掃会社から現場作業員としてでなく、現場作業管理者として雇用される可能性があると言えるでしょう。
向いている人
ビルクリーニング技能士の資格に向いている人は、基本的に清掃のお仕事が苦にならないことが第一条件で、なおかつ業務に必要な一定の技術を習得できる人、習得するための努力ができる人ということになります。作業は日中が主となりますが、現場によっては早朝や深夜勤務の可能性もあるため、対応可能な人の方が良いかもしれません。
取得方法
ビルクリーニング技能士は学科試験と実務試験の2種類に分かれています。学科試験では、ビルクリーニングの作業方法や建築物の構造、安全衛生や関連する法規などの内容が問われます。過去問題をひたすら解くことが一番の勉強方法と言えるでしょう。実技試験では、床やガラスやカーペットなどを実際に清掃することになります。普段の作業の手順ではなく、決められた手順通りに行うことが求められるため、DVDなどの映像を参考にしつつ、その通りの手順になるように練習をすることが必要となります。
ビルクリーニング技能士資格の難易度偏差値
1級 | 2級 | 3級 |
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簡単 |
簡単 |
超簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 ビルクリーニング技能検定 合格
所轄・主催:
厚生労働省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2023年資格日程
記載内容は2級の情報。
願書受付
2019年3月25日~2019年4月16日
試験日
2019年6月24日~2019年7月9日
合格発表
2019年8月30日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
ビルクリーニング技能士資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
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国家資格 | キャリアアップ(良) | 名称独占資格 | 横綱クラス | 独学 通学 通信 |
ビルクリーニング技能士試験概要
受験資格 | 1級 ・実務経験5年以上 ・2級合格者で実務経験1年以上 ・3級合格者で実務経験3年以上 ・建築物衛生管理科の職業訓練指導員免許取得者 ・ビルクリーニングに関わる短期課程の普通職業訓練700時間以上を修了し、実務経験4年以上 2級 ・実務経験2年以上 ・3級合格者 ・ビルクリーニングに関わる短期課程の普通職業訓練700時間以上を修了し、実務経験1年以上 3級 ・不問 |
試験内容 | 1級 ・日常清掃作業 ・中間清掃作業 ・定期清掃作業 ・臨時清掃作業 ・建物用途別清掃作業 実技試験 ・弾性床表面清掃作業 ・繊維系床部分清掃作業 ・壁面洗浄作業 ・実技ペーパーテスト 2級 ・日常清掃作業 ・中間清掃作業 ・定期清掃作業 ・臨時清掃作業 ・建物用途別清掃作業 実技試験 ・弾性床スプレーバフ作業 ・トイレ定期清掃作業 ・繊維系床汚れ取り作業 ・実技ペーパーテスト 3級 ・日常清掃作業 ・定期清掃作業 実技試験 ・弾性床スドライバフ作業 ・ガラス面洗浄作業 ・トイレ日常清掃作業 |
合格率 | 56.70% |
願書受付期間 | 8月中旬~9月中旬 |
試験日程 | 学科試験・実技ペーパーテスト 11月下旬 実技試験 11月下旬~2月上旬 ※日時は実施地区および受験者ごとに異なる |
受験地 | 北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・香川・福岡 |
受験料 | 1級 実技: 20000円学科: 3700円2級 実技: 18000円学科: 3500円3級 実技: 15000円学科: 3000円 |
合格発表日 | 3月末 | 受験申込・問合せ | 公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会 〒116-0013 東京都荒川区西日暮里5-12-5 ビルメンテナンス会館5F TEL 03-3805-7560 FAX 03-3805-7561 |
ホームページ | 全国ビルメンテナンス協会 資格 総合サイト http://study.j-bma.or.jp/study/g/g1-10/ |
ビルクリーニング技能士のレビュー
(1件)
おがた
仕事で取らされた資格だが。。
2021年11月30日
現在清掃会社に勤務しております。きっかけは会社で取らされたということになります。
全従業員が受験でした。受験料は実費。ただ合格すれば受験料と1万円の報奨金。
報奨金欲しさではありませんが落ちれば来年も受験なので、お金の無駄だと思い絶対に合格してやるという思いでした。
ただ会社のバックアップはしっかりしていて、学科試験のテキストは支給してくれ、
実技試験のビデオや社内での結構本格的な試験場も用意をしてくれました。
勤務時間で講習もあり、会社のバックアップがなければ落ちていたと思います。
試験当日の受験者を見るとプリントをファイルにまとめている人も多く、テキストの支給の有難さを感じました。
学科試験の勉強に関しては、ひたすらテキストを読み、協会のHPに載っている過去問(3年分)を繰り返しするというものでした。
本屋に他のテキストも売っているそうでしたが購入までしませんでした。
実技試験の勉強に関して、ビデオを観て手順を覚え、社内の講習に参加をし身体で覚えていくという形です。同僚と勤務時間外で自主練もして試験に臨みました。
学科試験の内容は過去問の内容があまり出題されず焦りました。支給されたテキストだけでは2級1級は難しいと感じました。3級は成否の2択でしたので運が味方してくれました。
実技試験の内容は告知されている内容(ポリッシャー洗浄、ガラス清掃、トイレ清掃)ですが「ポリッシャー洗浄」と「ガラス清掃・トイレ清掃」の2チームに分かれ進みました。
ガラス清掃とトイレ清掃は立て続けにすることになります。試験当日までは知りませんでした。
試験本番はピリピリした空気が漂っているので、練習を重ねておかないと気持ちに余裕が生まれないと思いました。
この資格を持っていないから仕事ができないというわけではないので、世間的にそこまで重要ではないかと思われます。
ただ仕事中、先方や下請け会社と接する場面で話についていけるようになりました。おそらく資格の勉強をしていなければ得れなかったと思い、取得していて良かったと思っています。
経験が少ない分、このような機会で知識を身に着けることの重要性に気づきました。今年は2級を受験します。3級の経験を活かし、2級も合格したいと思っています。
1級まで取れば転職でも有利に働くと思いました。
全従業員が受験でした。受験料は実費。ただ合格すれば受験料と1万円の報奨金。
報奨金欲しさではありませんが落ちれば来年も受験なので、お金の無駄だと思い絶対に合格してやるという思いでした。
ただ会社のバックアップはしっかりしていて、学科試験のテキストは支給してくれ、
実技試験のビデオや社内での結構本格的な試験場も用意をしてくれました。
勤務時間で講習もあり、会社のバックアップがなければ落ちていたと思います。
試験当日の受験者を見るとプリントをファイルにまとめている人も多く、テキストの支給の有難さを感じました。
学科試験の勉強に関しては、ひたすらテキストを読み、協会のHPに載っている過去問(3年分)を繰り返しするというものでした。
本屋に他のテキストも売っているそうでしたが購入までしませんでした。
実技試験の勉強に関して、ビデオを観て手順を覚え、社内の講習に参加をし身体で覚えていくという形です。同僚と勤務時間外で自主練もして試験に臨みました。
学科試験の内容は過去問の内容があまり出題されず焦りました。支給されたテキストだけでは2級1級は難しいと感じました。3級は成否の2択でしたので運が味方してくれました。
実技試験の内容は告知されている内容(ポリッシャー洗浄、ガラス清掃、トイレ清掃)ですが「ポリッシャー洗浄」と「ガラス清掃・トイレ清掃」の2チームに分かれ進みました。
ガラス清掃とトイレ清掃は立て続けにすることになります。試験当日までは知りませんでした。
試験本番はピリピリした空気が漂っているので、練習を重ねておかないと気持ちに余裕が生まれないと思いました。
この資格を持っていないから仕事ができないというわけではないので、世間的にそこまで重要ではないかと思われます。
ただ仕事中、先方や下請け会社と接する場面で話についていけるようになりました。おそらく資格の勉強をしていなければ得れなかったと思い、取得していて良かったと思っています。
経験が少ない分、このような機会で知識を身に着けることの重要性に気づきました。今年は2級を受験します。3級の経験を活かし、2級も合格したいと思っています。
1級まで取れば転職でも有利に働くと思いました。
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