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ひきこもり支援相談士

社会問題となって久しいにも関わらず、いまだ抜本的な対策がなされていない「ひきこもり」の問題。ひきこもり支援相談士は、第三者の立場からアウトリーチ(訪問支援)をおこなうことで、ひきこもりの児童らに向き合い、復帰をうながす専門家です。当事者はもちろん家族への支援も同時におこないます。資格を得るには、半年程度の通信講座を受けてのち、課題を提出、合格する必要があります。

資格詳細
全国でおよそ160万人いるといわれる「ひきこもり」。ひきこもり問題は、子どもから中高年まで幅広い年代が関わる社会問題となっていますが、当事者はもとより家族にも世間体があるため、問題が表面化されず、いまだに明確な対策がなされていないのが現状です。ひきこもり状態の本人や家族は、毎日悩みながらも、どうするのがよいのかわからない状態でしょう。ひきこもりの長期化や高年齢化が進むにつれ、健康、経済困窮など、さまざまな問題が生じてきて、日常生活が追い詰められ、社会的に孤立してきます。相談できる場所がなく、相談できる人がいないと、より深刻な状況になってきます。ひきこもり支援相談士は、このようなひきこもりの当事者や家族に寄り添い、悩みを聞いて一緒に考え、問題を解決に導いていく存在です。ひきこもりを回復させるため、子どもと親のサポートセンターや福祉サービス事業所などの中間施設への橋渡しをする役目を担っています。ひきこもり支援相談士になるためには、通信講座を受講し、課題に合格することが必要です。在宅で学習できるため、仕事に通いながら勉強できます。課題が不合格になった場合も、再提出により合格が可能です。受講の申し込みは一年を通して受け付けており、都合にあわせて随時受講ができます。資格は1年ごとの更新が必要ですので、資格を維持したい方は注意してください。

活躍場所
相談員として活躍できる場は、ひきこもり地域支援センターなどのひきこもり支援関連施設があります。その他にも、「子ども・若者支援地域協議会」を中心とした地域支援ネットワークで活躍できる場合もあるようです。ただし、本資格を取得してもすぐに就職先が見つかるとは限りません。まずはボランティアとして経験を積んでいくことをおすすめします。

収入と将来性
ひきこもり支援の相談員として就職できた場合、一定の収入が得られますが、高収入は期待できないようです。ひきこもり支援相談士は、社会的に意義のある資格ですが、収入のために目指す資格ではないことを認識しておきましょう。しかし、平成25年4月に厚生労働省が、「ひきこもりサポーター」の養成と派遣を全国の地方自治体で行っていくことを発表していますので、現在では活躍の場や待遇が改善されている可能性はあります。世代を問わず増加しているひきこもりが大きな社会問題となっている状況下で、ひきこもり本人と社会との架け橋的存在の支援相談士は、今後も社会的にニーズのある存在といえるでしょう。

向いている人
ご家族など身近にひきこもり状態の人がいて悩んでいる方、ひきこもりという社会問題に真剣に向き合いたい方、困っている人を助ける仕事に就きたい方に向いている資格です。また、教育、介護福祉など、仕事上相談を受けることが多い業種の方も勉強しておくと役に立つことがあるでしょう。

取得方法
ひきこもり支援相談士は、通信講座を受講することで取得が可能な資格です。心理学、教育学、児童教育学などがベースになっていますので、ひきこもり支援について実情に沿った知識が身につきます。試験はなく、講座のカリキュラムを修了し、課題をきちんと提出することでクリアできますので、幅広い年代や学歴の方が取得できる資格といえるでしょう。もし不合格になっても、課題を再提出できますので、やる気があれば合格できる資格です。



ひきこもり支援相談士資格の難易度偏差値

偏差値38
超簡単
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。

履歴書に記載する場合の資格の正式名称

平成○年○月○日 ひきこもり支援相談士 合格
所轄・主催:
一般社団法人ひきこもり支援相談士認定協議会
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。

ひきこもり支援相談士資格ガイド

資格種類 資格価値 資格タイプ おすすめ度 取得方法
資格種類の画像 資格価値の画像 資格タイプの画像 おすすめ度の画像 取得方法の画像
民間資格 特になし 特になし 前頭クラス 通学

ひきこもり支援相談士試験概要

受験資格 不問
試験内容 通信講座を受講後、課題を提出して合格することで資格が認定される。

通信講座
・ひきこもり支援相談士に必要な基礎知識
・ひきこもり状態への対応
・事例研究
合格率 75%
願書受付期間 随時
試験日程 随時(通信講座6カ月程度)
受験地 自宅(通信講座)
受験料
受講料:
35000円
会費:
5000円
合格発表日 随時
受験申込・問合せ 一般社団法人 ひきこもり支援相談士認定協議会
〒066-0009 北海道千歳市柏台南1-3-1 千歳アルカディア・プラザ4F
TEL/0123-42-0500 FAX/0123-42-0557
ホームページ ひきこもり支援相談士とは? | ひきこもり支援相談士認定協議会
http://www.khj-hsc.org/about.html

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