砂利採取業務主任者
砂利採取業務主任者は、砂利を採取する職場において、その計画と実施、監督をおこないます。都道府県知事が実施する試験に合格することで得られる資格です。砂利採取業務には砂利採取業務主任者の配置が義務づけられています。
資格詳細
砂利を扱う建築、土木現場では大きな災害を招くことが考えられるため、作業は適切かつ安全に行わなければなりません。砂利採取業務主任者は、砂利採取作業の知識や技能を認める国家資格です。採取が安全に行われるための計画を立て、その計画に基づいて作業が行われるように監督をして、災害防止に努めます。砂利を扱う現場では、砂利採取法の規定により、採取場の事務所ごとに砂利採取業務主任者を設置することが義務付けられており、一定の需要がある資格です。砂利採取業務主任者は砂利採取に関する技術と知識を習得した砂利採取の専門家なので、土木関係の仕事では歓迎されます。砂利採取業務主任者の試験は、都道府県ごとに年1回実施されています。年齢や学歴、実務経験などの受験資格は特にないため、最近は高校生や大学生などの受験者も見られるようです。試験科目は「法令」と「技術」とあり、どちらも4択のマークシート形式となっています。ちなみに、砂利採取法では砂利とは直径30cm以下のものを指しているそうです。30cmを超える石塊の場合は採石法という法律の適用を受け、採石業務管理者の資格の取得が必要となります。
活躍場所
有資格者は砂利を扱う建築や土木の現場で、砂利採取業務の監督者として、現場での砂利の採取が採取計画に従って行われるように監督をするなど、作業に伴う災害防止のために幅広く活躍します。
収入と将来性
危険なことが多い作業なので、その分高収入が期待できるようです。また、砂利採取場での必置資格であるため、特別手当を支給する企業もあります。ただし、資格を取得しても実務経験がない新人は、就職先を探すのにも苦労することがあります。比較的高い収入が得られるようになるには、実務経験が10年以上で、大規模の砂利採掘現場を仕切れるくらいの経験が必要です。専門性が高い資格なので、ある程度長期間勤めないと安定した収入が得られませんが、土木関係において欠かせない国家資格の一つとして、今後の需要も期待できるでしょう。
向いている人
土木関係の仕事への就職や転職を考えている方に向いている資格といえます。試験の難易度はそれほど高くないようですので、現在、土木・建築業界の仕事に就いている方もキャリアアップのために取っておくとよいでしょう。
取得方法
砂利採取業務主任者試験は都道府県ごとに実施されており、難易度が異なることがあるようですが、一定数の受験者が合格していることから、きちんと勉強をすることで多数の人が合格しているようです。試験は学科試験のみで、出題問題数は25問と少なく、全て択一問題です。対策としては、テキスト・問題集をこなすことが重要です。テキストで学習した基礎を試験に向けて、どうポイントを絞っていけるかが大切です。各都道府県の関連ホームページに過去の試験問題と解答が公表されていますので、問題の傾向をつかんでおきましょう。問題集やテキスト、関係法令集などは、日本砕石協会のホームページ上で販売しています。「問題と解説」では、過去の問題の中から特に出題頻度の高い問題を選んで解説しており、的を絞って効率的に勉強することができます。「受験テキスト」では、Q&A方式で丁寧な解説がありますので、どちらも試験対策におすすめです。
砂利採取業務主任者資格の難易度偏差値
簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 砂利採取業務主任者試験 合格
所轄・主催:
経済産業省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
各都道府県により日程が異なる
願書受付
試験開催地によって願書受付日等が異なります。
試験日
試験開催地によって試験日等が異なります。
合格発表
試験開催地によって合格発表の日等が異なります。
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
砂利採取業務主任者資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
国家資格 | 専門的資格(優) | 必置資格 | 横綱クラス | 独学 講習 通学 |
砂利採取業務主任者試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | ・砂利の採取に関する法令 ・砂利の採取に関する技術的な事項 |
合格率 | 37.80% |
願書受付期間 | 都道府県による |
試験日程 | 11月上旬~中旬 |
受験地 | 都道府県による |
受験料 | 8000円 |
合格発表日 | 11月下旬 | 受験申込・問合せ | 最寄りの都道府県の砂利担当課 | ホームページ | 砂利採取業務主任者-資格・試験(METI/経済産業省) http://www.meti.go.jp/information/license/c_text19.html |