ビジネス能力検定ジョブパス
「B検」の愛称で知られるビジネス能力検定ジョブパスは、職業教育・キャリア教育財団(旧・専修学校教育振興会)が主催する民間資格で、就職をひかえた学生やデビュー間もない社会人に有益な検定試験です(文部科学省後援)。3級はビジネスマンに必要なマナーや基礎能力を、2級は知識やスキルを、1級は実践的な問題解決法までを試験します。ビジネスの世界をプロフェッショナルとして生きてゆくために有効な資格です。
資格詳細
「B検」という名称で知られているビジネス能力検定ジョブパスは、文部科学省後援の民間資格で、職業教育・キャリア教育財団が実施しています。ビジネススキルやマナーなど、社会人として仕事をする上で必要な能力を評価する試験であり、就職間近の学生や新入社員、さらに入社して数年の中堅社員などが取り組める内容です。以前は、単に「ビジネス能力検定」という名称で呼ばれていましたが、2013年に「ビジネス能力検定ジョブパス」という名称に変更されました。ビジネス知識や社会人としてのマナーから問題発見力や提案力などまで、さまざまな職種や業種に共通する基礎・基本が身につく検定試験として、就職対策にも有効です。新入社員教育の一環としてB検を活用している企業もあります。検定級は1級・2級・3級とあり、1級はコンピュータを使用するCBT方式のみです。2級と3級は、CBT方式か会場で実施されるペーパー試験のどちらかを選べます。1級は、論理的な思考や基礎的なマネジメント能力を、2級は中堅社員としての仕事の実践力を、3級は就職を控えている人や新入社員に必要な基本的な能力を評価します。受験資格はなく、どなたでも受験でき、1級からの飛び級受験も可能です。
活躍場所
ビジネス能力検定ジョブパスは、業界・業種に関わらず、どの企業でも役立ちます。特に社外の人と関わる業務に携わる人、マネジメント能力が必要な仕事で役立つでしょう。本資格で身につけた知識がすぐに役立てられなかったとしても、社会人として仕事をしているのなら、どこかで知識を活かして活躍するケースがあるでしょう。
収入と将来性
ビジネス能力検定ジョブパスの資格を持っていることで、昇給したり資格手当が付いたりすることはありませんが、ビジネスの基礎や社会人としてのマナーを早い時期に身につけておけば、同期の新入社員よりも、評価が高くなるかもしれません。文部科学省後援の資格であり、入社面接の際にアピールできるメリットがあります。2019年2月時点で114万人程の方が受験していることからも、人気の高い検定試験であるといえるでしょう。
向いている人
就職を控えた学生から新入社員、中堅社員クラスまでにおすすめの資格です。ビジネス能力検定ジョブパスで学ぶ内容はどんな部門でも役立ちますが、特に営業・営業企画など、外部の人と関わる仕事に従事している人は、取っておくとよいでしょう。1級の試験内容は、取引先との折衝や交渉、高度なマネジメントの知識が求められるため、関わりのある部署に所属する人におすすめです。
取得方法
ビジネス能力検定ジョブパスは、それほど難易度の高い検定試験ではありません。2級・3級は、事前にしっかり学習していれば、合格に近づけます。ただし、基礎能力レベルが評価される3級は難易度が低いといっても、選択肢に迷うような問題も出題されていますので、解ける問題から解いていき、時間配分を意識して取り組むことがこの種の試験でのコツといえるようです。B検の公式サイトなどで購入できる公式テキストや問題集などを活用して、効率よく学習していくことが大切です。なお、1級は2級までのテキストの内容で対応できるため、問題集は発売されていますが、1級の公式テキストはありません。
ビジネス能力検定ジョブパス資格の難易度偏差値
1級 | 2級 | 3級 |
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普通 |
簡単 |
超簡単 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 ビジネス能力検定ジョブパス○級 合格
所轄・主催:
文部科学省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2023年資格日程
記載内容は3級(ペーパー方式)の情報。
願書受付
2020年9月1日~2020年10月23日
試験日
2020年12月6日
合格発表
2021年1月下旬
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
ビジネス能力検定ジョブパス資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
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民間資格 | 就職や転職にやや有利 | 特になし | 大関クラス | 独学 講習 通学 通信 公式テキスト |
ビジネス能力検定ジョブパス試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | 1級 問題解決を円滑に推進するために必要となる論理的な思考、情報発信と表現技法、および基礎的なマネジメント技法を実践的に評価する。 CBT方式: ネットに接続されたパソコンによる記述入力方式・アチーブ問題:体系的知識問題 ・統計分析問題:体系的知識問題、実践応用問題 ・ケース動画問題:実践応用問題 2級 企業の役割や責任と権限などを理解するとともに、効率的な業務の進め方、問題解決のための基本的なコミュニケーション、情報活用の技法を評価する。 ペーパー試験: 多肢選択マークシート方式・アチーブ問題:用語知識、行動理解 ・新聞問題 ・ケース問題:実践事例 ・統計分析問題 3級 自らの職業観や勤労観といった概念の形成を前提にビジネス常識および、基礎的なコミュニケーション、情報の利活用など、将来、職業人として適応するために身につけておくべき知識を評価する。 ペーパー試験: 多肢選択マークシート方式・アチーブ問題:用語知識、行動理解 ・新聞問題 ・ケース問題:実践事例 ・統計分析問題 |
合格率 | 75.0%(2級) |
願書受付期間 | 1級: 7月・12月2級・3級: 4月~5月・9月~10月 |
試験日程 | 1級: 9月中旬~下旬・2月上旬~中旬2級・3級: 7月上旬・12月上旬 |
受験地 | 全国各地の専門学校など |
受験料 | 1級: 8500円2級: 4200円3級: 3000円 |
合格発表日 | 1級: 10月末・3月下旬2級・3級: 8月下旬・1月下旬 |
受験申込・問合せ | 一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団 検定試験センター B検係 〒102-0073 東京都千代田区九段北4-2-25 私学会館別館 電話:03-5275-6336 FAX:03-5275-6969 |
ホームページ | ビジネス能力検定 B検 ジョブパス http://bken.sgec.or.jp/ |